午後3時になっても雲一つ無い空からは、じりじりと焼け焦がすような日照り
こんな町にはいられない、仕事をしていたが少しは落ち着いたので板前に任せて
「海へ」
だがこんな日は海だって暑いだろう、ここよりはましか
コンビニで週刊誌を買って、海岸で読もうという計画
15kmほど行った海水浴場に着いたら、幸いなことに薄曇りで直射日光はなく
帽子も不要に
窓を開けて車の中で週刊誌を読み始めたが、少しも風はなく蒸し風呂
駐車場のアスファルトからは温熱が燃え上がり、とても我慢ができずに、海岸に下りた
海岸に下りると、気持ちの良い風が吹いていて、これは良い!
本など読まず、砂利浜の石をほじくり返したり、海に投げたりして遊んでいたが
「海に入りたくなった」
毎日、海から20m程のところにいながら、海に足を入れたのは10年ぶりくらいか
海水は温かくて、まだまだ泳ぐには良いみたい
16日の夕方ともなれば、泳いでいる人、つりの家族を併せても10数人しかいない
観光客は100人くらいいるようだが、海岸には下りてこない
1時間半、仕事を忘れて「命の洗濯」、童心に返って他愛ない遊びに夢中になっっていた