滋賀県は12月28日、県内在住の18~39歳の若年者を対象にした就業構造の実態調査結果を発表した。非正規労働者は男性で14.2%、女性で40.5%に上り、経済力の低さが結婚に対する意識などにも影響を与えている。非正規の男性の過半数が親の収入で生活していることなど厳しい実情も明らかになった。
雇用政策の基礎資料にするため無作為抽出した男女4千人を対象に初めて実施した。回答率は36.2%。
就業形態の内訳は、正規労働者が男性の79.2%、女性の52.0%で、製造業が30.1%、医療・福祉が14.2%、サービス業が13.0%など。製造業は、男性の正規労働者の47%に上った。
正規、非正規とも賃金水準に対する不満が目立ち、非正規では男性の52.4%、女性の34.1%が「主に親の収入で生活している」とした。
結婚については独身男性の10.3%、同女性の7.8%が「結婚したいができない」と答えた。主な理由として、非正規男性の70.9%が「経済力がない」ことを挙げた。
記者会見で結果を公表した嘉田由紀子知事は「就業の問題は本人だけでなく、少子化など社会にとっても大きな課題であることがあらためて分かった。今後の政策に生かしたい」と述べた。
(12月28日付け京都新聞・電子版)
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20101228000137
雇用政策の基礎資料にするため無作為抽出した男女4千人を対象に初めて実施した。回答率は36.2%。
就業形態の内訳は、正規労働者が男性の79.2%、女性の52.0%で、製造業が30.1%、医療・福祉が14.2%、サービス業が13.0%など。製造業は、男性の正規労働者の47%に上った。
正規、非正規とも賃金水準に対する不満が目立ち、非正規では男性の52.4%、女性の34.1%が「主に親の収入で生活している」とした。
結婚については独身男性の10.3%、同女性の7.8%が「結婚したいができない」と答えた。主な理由として、非正規男性の70.9%が「経済力がない」ことを挙げた。
記者会見で結果を公表した嘉田由紀子知事は「就業の問題は本人だけでなく、少子化など社会にとっても大きな課題であることがあらためて分かった。今後の政策に生かしたい」と述べた。
(12月28日付け京都新聞・電子版)
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20101228000137