数社でボツになった漫画シナリオ

超美少年の愛(性同一性障害)は修一に恋していたが、ある切っ掛けを機に超美少女に変身して修一と・・・。

愛がイク(241)   後ろ盾

2023-02-27 12:18:20 | 漫画のシナリオ
(241) 後ろ盾

四百字詰原稿用紙換算10枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあります。季節は常に真夏である。

登場人物
河原静香(30) 170㎝。髪を夜会巻きにした清楚な美人。写真集の出版社の社長。

出版社の社員三人(各27)準美人。

川上(40)カメラマン

ヤクザの親分(50)悪相

子分三人、便宜上1、2、3と表す(各40)

可合洋子(40)集光社のやり手編集長。170㎝。美人だが気が強く意地が悪そう

N=ナレーション


   よろけて倒れかけた川上を支え、
静香「しっかりして、大丈夫ですか?」

   ひっ迫した顔で社員達に振り見て、
静香「川上さんをソファーに寝かせて手当してしてあげてっ」

A「あ、はいっ」

   三人がかりで川上を支え、
A「なんてひどいことを、大丈夫ですか?」

B「とにかくソファーに寝かせましょ」

   無表情で静香を凝視し、
親分「これがさっきの質問の返事ですわ。それでも断るというなら・・・」

   ヤクザ達に背を向けたまま、ぬっと起ち上がり、
修一「どがいするっちゅんな、おう?」

   こちらに振り向いた修一を見て子分共々驚愕し、
親分「げーっ!い・・・岩城がなぜここに?・・・」

   ヤクザ達を睨み据え、
修一「このビルはおれの縄張りじゃ」

   両手を合わせて感激し、
静香(きゃっ、岩城さんが後ろ盾になってくれたらもう怖いものなしだわ)

   A、Bに両脇を支えられてソファーの方に来た川上が面目なさそうに修一を見て、
川上「い、岩城さん・・・」

   川上を気の毒そうに見て、
修一「事情は聞かんでも察しはつく。きっちり仇を取っちゃるけんね」

   A、B、Cにソファーに寝かされながら、
川上「岩城さん、こいつらを皆殺しにしてくれ!でなきゃ気がすまないんだ」

   嬉々とした顔で、
修一「了解でちゅー」

   親分、ぞわっと怖気たつ。

   顔がつきそうな距離で親分を睨みつけ、
修一「おう、版権をもらいにきたじゃ?」

修一「どあほが。版権は俺がもっちよるんじゃ」

   恐怖に戦き、
親分(こいつを怒らせたら事務所もろとも全員跡形もなく消されるって噂を聞いたぞ・・・)

   呆れたように親分をねめつけ、
修一「今迄クソ共を大量に始末したのに、よおも途絶えもせず次々にわき出て来るもんよのう」

   驚愕し、
親分(や、やっぱり噂は本当なんだ・・・)

修一「おどれらを雇った馬鹿をここへ呼べや。まとめてぶち殺しちゃるけん」

   目に怒りを滲ませ、
静香(一体だれが企んだのか、是非とも顔を見たいわ)

   怯えながら、
親分「そ、それだけは・・・」
  
   ソファーに仰向けになった川上をAが心配そうに片膝をついて濡れタオルで顔を拭いてやっている。

   Aの豊かな胸の匂いを間近に嗅いでうっとりし、
川上(なんていい匂いがする人なんだ・・・)

   屈んだAのスカートの奥に下着が見えてるのに気づき、
川上(ぬおおお、なんてエロい光景・・・)

   更にスカートの奥に見える下着をアップで描いた絵に川上の呟き、
  (ま・・・マ○コを嗅ぎてー・・・)

   川上の股間が猛烈に勃ったのを目にして驚き、
A (まっ!・・・)

   目を潤ませて勃起を見て、
A (いい仕事をしてくれそうな道具・・・)

   赤面してズボンの上から勃起をポンポンと叩いて顔を拭いてやりながら、
A 「今はそれどころじゃないでしょ」

   赤面して恥じ入り、
川上「す、すみません。こんな間近で女性と接したことがないので・・・」

   意外そうに川上を見て、
A (え、川上さんは独身だったの?・・・)

   思いを巡らせ、
A (写真集が当たって大金持ちで道具も立派そうだし、この人となら有りかも・・・)

A (今までつきあったヤリモク男達と違って優しそうだし・・・)と、わざとグイと股を広げて下着を露わにしたので川上が欲情して目をむく。

   川上が目を血走らせて下着に食い入ってる絵のアップにAの呟き、
A (ふふ、もう私がマウントを取ったも同然ね・・・)

   修一、親分の横っ面に猛烈なパンチをガヅッと喰らわせる。

親分「ぐふっ」と呻き、血反吐を吐いて顔から床に叩き付けられて頭をバウンドさせる。

   親分の顔をグリグリ踏みにじりながら、
修一「虚勢を張るのも結構じゃが、次の一撃で死ぬのに意味なかろうが?」

   静香のパンツが「ジュッ」と濡れたのを下から煽って描いた絵。

   うっとり修一に見惚れ、
静香(し、シブいっ!一瞬でズブズブ・・・)

   怯えてる子分達を睨み据え、
修一「なんじゃわれら、親分を助けんのか?」 

   子分達怯み、
1 (こ、こんな化けもんみたいに強いヤツに・・・)

2 (だれが逆らえるってんだ・・・)

   慈悲を乞うような目で、
親分「わ、わたしを殺す気か?!」

修一「当たり前じゃろが」

修一「われ、裏稼業で飯を食いながら俺の噂を聞いたことないんか?」「俺の縄張りに手を出したのが運の尽きよ」

   B、Cがうっとり修一に見惚れ、
B (淡々とした話し方がシブすぎる・・・)

C (こんな凄い人と知り合いになれてよかった・・・)

   怖気を振るい、
親分「ま、まってくれ、仕事を依頼した編集長をここに呼ぶから許してくれないか」

修一「10分じゃ」

   きょとんとし、
親分「えっ・・・?」

修一「俺は待たされるんが嫌いなんじゃ。10分以内にこんかったらお前らをぶち殺すけんの」

   はっとし、
静香(岩城さんは待たされるのが嫌いなんだ。頭に叩き込んどかなきゃ・・・)

   社内天井の絵に電話をする親分の声、
  「うるさいっ!つべこべ言わずいますぐここに来い」

   床に胡坐をかいて座り、
親分「でなきゃ今回の件を洗いざらい週刊誌にバラすぞ」

   話し終えて携帯を子分に渡しながら修一を仰ぎ見て、
親分「十分以内に来るそうです」

   快感に目を潤ませたAのスカートの奥に手を入れて夢中でこねくってる川上を振り見て、
修一「川上さん、どいつに殴られたんかいね?」

   呆気にとられて修一を見上げ、
親分(えっ、俺の話を聞いてないのか・・・?)

   Aの秘所をこねくりながら憎々しげに3を指差し、
川上「そいつです」と指を指されて3がギョッとする。

   突如、腹にものすごい前蹴りを入れられ、
3 「ぐぶっ」と呻いて前のめりになる。

   修一が腹から足を抜くと即死した3の腹に靴が突き刺さっており、それを見て親分と子分が驚愕し、
親分(な、内臓破裂で即死・・・)

   あぜんと靴を見て、
静香(す、すごい、靴って突き刺さるんだ・・・)

   ゆらりと前のめりに倒れかけた3の腹から靴を抜き取り、
修一「おおっと、気に入っちょるスニーカーを潰したら怒るで」

   手で口を押さえて吹き、
静香(フヒッ、怒るも何も、もう死んでるのに、お茶目な人)

   修一が、どさっと倒れた3を意にも介さず靴を履いてると入り口から怒りに目を吊り上げた可合洋子(40)がズカズカ入って来た。

注、洋子の服装は半袖ブラウスに膝丈のフレアースカートである。

   洋子を見て驚き、
親分「お、やけに来るのが早いが下で待機してたようだな」

   静香と並んで立ってた社員達が洋子を見て驚き、
B 「集光社の有名なやり手編集長だわ・・・」

C 「あんな巨大出版社がヤクザを使うはずないし、この女が単独で企んだんだわ・・・」

   即死してる3を憎々しげに睨んで、
洋子「チっ」と舌打ちする。

   驚いて口を押さえ、
B (ひゃっ、チって舌打ちした・・・)

   親分の前に立ってキッと睨み、
洋子「こんな弱小出版社相手になに手間取ってんのよ。この役立たず!」N『可合洋子。集光社の編集長。40歳。170㎝』

   怒りを露わにし、
親分「文句を言う前にてめえのために殺された子分にねぎらいの一言もねえのかよ」

洋子「うるさいっ!やくざが偉そうな口を聞くんじゃない」と怒鳴ってツカツカ静香に歩み寄る。

   ぼう然としてる社員達の横で毅然としてる静香の眼前に立ち、見くだしたように、
洋子「あなたが社長よね?」

静香「あなたは有名な下半身だけでのし上がった編集長ですよね?」

洋子、突然夜叉のような形相で静香の頬を「バシッ」と張る。

     つづく



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