数社でボツになった漫画シナリオ

超美少年の愛(性同一性障害)は修一に恋していたが、ある切っ掛けを機に超美少女に変身して修一と・・・。

愛がイク(205) 殺人じじい

2021-03-15 19:43:30 | 漫画のシナリオ
(205)殺人じじい

四百字詰原稿用紙換算8枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあります。季節の設定は常に真夏である。

登場人物

香山房江(40)170㎝。
グラマーでむせかえるような色気を放つ美女。修一と深い仲になったのを機に離婚し今は独身。37話から登場。

房江の元夫(50)冷たそうな顔。

老人(80)性質(たち)が悪そうな顔。

N=ナレーション


   快晴の空の絵にプルルルルと極小さなエンジン音。

   ノースリーブに膝丈のフレアースカート姿で背筋を伸ばし、きっちり足を揃えて走る房江を大ゴマで描いた絵にN『ああ、快適快適。バイクで走ったら不愉快な気分も吹っ飛んじゃうわ』

注、愛のと全く同じ風防とリアボックスをつけたリード125。風防はナイトビジョンになり『エアーカーテン』といったら風防の縁から後方(リアボックス辺りまで)に向かって「シュー」と強烈なエアーが吹き出し雨風を防ぐ。

   艶かしい足のアップにN『エンジンが静かだから全然疲れないし』

   風防の縁全体からエアーが吹き出してる絵のアップにN『エアーカーテンのおかげで風圧を受けず冷房もギンギンに効いて最高の乗り心地』

   スカートの奥にチラっとパンツが見える絵のアップにN『もっと早くこのバイクが欲しかったな』

   走行中のリードの部分的な絵のアップにN『年齢的に無理は効かないけど、このバイクで修ちゃんと一週間位ツーリングに行けたらいいな・・・』

   尚もリードの部分的な絵のアップにN『腐る程お金はあるから行く先々で超高級旅館に泊まって美味しいものを食べて、いっぱいヤッて。うふ、考えただけでうきうきしちゃうーー』


   コンビニの外観。

   手にアイスコーヒーのカップを持った修一がコンビニから出てくる。

   ストローでコーヒーを飲みながら閑静な住宅街を歩いている。

   何とはなく前方からふらついて走ってくるレクサスに目をやる。

   車が塀にぶつかりそうになって回避したのを見て、
修一(ありゃ絶対年寄りが運転しちょるぞ・・・)

   ドガッと電柱に衝突したのを見て、
修一(やっぱり、やる思うたわ)

   車がキキキと猛スピードでバックし、また後部を塀にぶつける。

   その時、レクサスの後方に走ってきた房江が向こうにいる修一に気づいて歓喜し、
房江(あ、修ちゃん!)

   車がキキキーとタイヤから煙を吐きながら修一の方に突進してくるのを見て焦り、
修一(ひゃっ、馬鹿たれが!)

房江(きゃっ、危ないっ!)

   車がすぐ眼前に迫る。

   轢かれる瞬間に飛び上がってボンネットに尻から落ちて難を逃れたが、車は塀にドゴッとぶつかって大破する。

   修一が憤怒の形相でボンネットから尻を滑らせて降りたとき、側に房江が停まるが修一は気づいてない。

   運転席側の窓から頭を突っ込んで、朦朧としてる性格が悪そうな老人(80)の胸倉を引っ掴み、
修一「こんクソジジイが、どこ見て運転しとんじゃー」

老人「私は悪くない。ブレーキを踏んだのに、これは欠陥車だ。メーカーに文句を言ってくれ」

修一「(呆れ)老い先短いのに往生際の悪い言い訳さらすな」

老人「乱暴はよせ、私は病院の院長だぞ」

   胸倉を掴んだままパシッと老人の頭をはたき、
修一「それがなんじゃ?」

   再度頭をバシッとはたき、
修一「のお?医者がなんじゃあゆうんな?」

   憎々しげに睨み、
老人(こんな粗野な小僧に医者がどれだけ権威のある職業か理解できるはずがないか・・・)

   一転、低姿勢で、
老人「弁護士と相談して慰謝料を払うからもう許してくれないか」

   憤怒して頭をバシッとはたき、、
修一「慰謝料じゃ?そがあなもんいるかっ、こんくされジジイが」

修一「わりゃ、もう運転すなっ!」

老人「(怯え)わ、分かった、もう運転しないから手を離してくれ」

修一「とゆうても運転するんじゃろうが?」

老人「いや、絶対しません」

修一「信用ならんのう」

修一「おのれの言葉の端々に傲慢さが滲み出てて、これで性根が入るとは思えんわいや」

   修一、爺の頭を片手で引っ掴む。

老人「ひっ、何をするんだっ」

修一「おどれら高齢者ドライバーは動き回る殺人兵器よ」

   頭をグギリとねじって絶命させ、
修一「人を轢き殺す前におのれが死ぬのが世のためじゃ」

   房江が不安そうな顔で「修ちゃん・・・」と声をかける。

   声に振り向き、
修一「おっ、房江か、危うく殺されるとこじゃったぞ」

房江「(安堵し)見てた。怪我がなくてほんとによかった」

   房江が乗ってるリードを見て、
修一「おや、ベスパはもうやめたんか?」

房江「愛さんのリードを見たら欲しくなって、即買いして石川君に改造してもらったの」

房江「賢い風防がついてて、最高の乗り心地なのよ」

   屈んでリードの車体を舐めるように見て、
修一「お茶目な石川君の事じゃけん・・・」

修一「風防の他にも秘密兵器を装備しとる気がするがのう」

房江「え?愛さんのと同じで風防とナビの説明しかされなかったわよ」

   メットに触れ、
房江「ただ、必ずこのメットを被って運転するようにとは言われたけど」

   何かが閃いたような顔で、
修一「ほう、そう言ったか・・・」

修一「ま、乗ってる内に追々分かってこようで」

房江「修ちゃんが一緒に乗って何が装備されてるか調べてみて」

修一「よかろう、性根の腐ったジジイに殺されかけて、もやっとしちょったけん、ええ気分転換になるわ」

   シートの前部にチュッとキスし、
修一「房江の尻が触れるシート、愛しいのう」

   虚を突かれて頬を染め、
房江「修ちゃん・・・」

   房江をまじまじと眺め、
修一「いつ見てもまぶしいわ」

房江「え?・・・」

修一「美人でスタイルがよくて全身からむせ返るような色気を発散しちょる」

   スカートの上から股間を見つめ、
修一「ムチムチの太腿のつけ根には何があるんですか?」

   羞恥にはにかんだように頬を染め、
房江「し、修ちゃんの・・・」

房江「オチンコを入れるオマ○コがあります」

修一「その通りです。房江を見ただけで先っぽから我慢汁が滲んでます」

   目を潤ませ、
房江「修ちゃんにこんなに愛されて私は地球で一番幸せよ」

修一「ちょっとだけでええけん、スカートの中の匂いを嗅がせてくれんかね?」

   頬を染めて、
房江「え、ここで?」

修一「たのむ。一嗅ぎだけでええけん」

   逡巡しながらスカートのスソを上げて太腿を露わにして焦り、
房江「早く、人が来るから」

修一「ガッテンだ」と膝をついて股間にむしゃぶりつく。

   離れた所に停めた車内から、修一が房江のスカートに頭を突っ込んだのを見て驚愕し、
元夫(げーっ、なんじゃー?!)

     つづく



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