(147)飯を食う時は髪を束ねるもんじゃ
四百字詰原稿用紙換算11枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。
登場人物
岩城修一(17)2年生。170㎝。超匂いフェチ。情に厚く恐ろしく強いが二枚目ではない。美人ぞろいの事務所「なかよしクラブ」の社長。
陽子(35) 165㎝。男好きのする上品な美人で下着メーカーの平社員だったが修一と関わった事で今は部長に昇進。78話から登場。
イラン人の窃盗団三人組(共に30前後)
N=ナレーション
○陽子宅、玄関内
注、広い玄関の靴脱ぎ場、奥のリビングに続く廊下の右手前にトイレ、その隣に洗濯機を置いた洗面所兼脱衣場と風呂がある。15畳のリビングにはキッチンと二人掛け用のテーブル。壁にかけた大型テレビの対面に二人掛けのソファーがあるのみで余計なものが一切なく、隣に八畳の寝室がありセミダブルのマットレスが置いてある。
先に修一が玄関内に入り、陽子が背を向け「カチャ」っと鍵をかけている。
修一が振り向くと陽子が鍵を掛けたままの姿勢で肩をブルブル震わせている絵にN『家に帰った途端、もしかしたら殺されてたかもしれないと現実に戻った陽子は恐怖のあまり震えだした』
修一、震える陽子の背を無言で見つめる。
そのままの姿勢の陽子の背を後ろからそっと抱きしめ、
修一「大変なショックじゃったろうが二度と誰にも手出しさせんけん安心してくれ」
尚もそのままの姿勢で震え、
陽子「もし修ちゃんが助けてくれなかったら犯されてたかも・・・」
陽子「そのあと金槌で頭を殴られて包丁でメッタ刺しにされて、ノコギリで切断されてたかもしれないんですよね・・・?」
修一「こっち向いてみい」と陽子の顎に手を添え、こちらに向かせる。
修一がそっとキスするが陽子は歯をカチカチ鳴らし身体の震えが止まらない。
乞うように、
陽子「胸がざわめいて、とても眠れないから今日は泊まってってくれませんか?」
陽子「お願いだから一人にしないで」と言われ修一が頷く。
同、リビング
テーブルの椅子にバッグを置いた陽子に続き修一がリビングに入ってくる。
陽子、泣きそうな顔で振り向く。
突然泣きじゃくりながら両の拳で修一の胸を叩きながら、
陽子「俺の女だって言っときながら・・・」
陽子「ほったらかしで一度も会いに来てくれなかったじゃないのー」
陽子「私はずっと修ちゃんの事ばかり考えてたのにー」
陽子を抱きしめ、
修一「すまん、堪忍してくれ」
修一「俺も陽子に会いたかったが、写真集が馬鹿売れしたせいで海千山千のクソ共が一枚噛もうと次々現れやがってのう・・・」
陽子、あ然と修一を見る。
修一「そいつらを始末するのに手間取っとったんじゃ」
陽子「(恐々)始末って、その人達どうなったんですか?」
修一「(平然と)全員、無縁仏になっちょる」
圧倒されたように修一を見て、
陽子(し、シブい・・・私は超絶無敵の修ちゃんに守られてるんだ・・・)
ピッカピカの綺麗なキッチンの絵に陽子の声、
「ごたごたして夕飯が遅くなったわね、お腹ぺこぺこでしょう?」
テーブルの上にナスの煮びたし、スライスした玉ねぎと鰹節をかけた揚げ出し豆腐、肉じゃが、ご飯と味噌汁と漬物が並んだ絵に二人の声、
「質素だけど我慢してね、まさか修ちゃんが来てくれるとは思わなかったから」
「おおー、どこが質素なんじゃ、ナスの煮びたしと揚げ出し豆腐は俺の大好物じゃ」
テーブルに向かい合って座り、ゴムで髪を束ねる陽子の様子を修一がじっと見ている絵に修一のN『どこにゴムを隠しとったんかナゾじゃが、さりげなく髪を束ねる姿に惚れ惚れした』
髪を束ねて両手を合わせ「いただきます」と言った陽子に修一が「好きじゃ」と言う。
陽子「(頬を染め)え・・・」と驚く。
修一「俺はやたら髪を触る女が大嫌いなんじゃ。それもブスに限って触りまくりよる」
修一「そがあに髪が邪魔なら束ねるかショートヘアーにせえちゅんじゃ」
修一「飯を食う時は髪を束ねるもんじゃ。それを陽子は当然のようにした」
修一「そう習慣づけとる陽子の性格を好きじゃとゆうたんじゃ」
ぽっと頬を染め、
陽子(しかと肝に銘じておこう・・・)
楽しげに食事してる絵にN『陽子がデパ地下で買ってきた惣菜と作り置きしてあった肉じゃがでの夕餉であった』
ふと思い出したように箸を止め、
陽子「あっ、肝腎な事を忘れてた。まだお礼を言ってなかったわ」
陽子「(頭を下げ)この度は途方もないお金を頂き、有難うございました」
無心に食べながら、
修一「まだ今後も当分、ざっくざく金が振り込まれるぞ」
陽子「(驚き)えっ、そんなに写真集って売れるものなんですか・・・?」
ナスの煮びたしを食べながら、
修一「写真集もじゃが、それ以外のグッズの著作権料がすごいのよ」
修一「俺も金額を聞いて目をむいたわ」
陽子「(驚き)グッズって?」
メンバーの顔写真入りのクッション、Tシャツ、文房具類やその他の絵に声、
「メンバーの顔写真入りのクッションやTシャツ、文房具類、ポスター等々、全部で何百点になるか俺も把握しきれちょらんのよ」
修一「それらがまた飛ぶように売れとるらしい。今回の振込額なんかの比じゃない金額がまたみんなに振り込まれるぞ」
陽子「(あ然)えーっ、わたし大富豪になっちゃうんですかー!?・・・」
修一「(頷き)そおゆう事じゃのう」
陽子のスカートの奥に見える三角のパンツをテーブルの下からの視点で描いた絵に声、
「もううちの事務所じゃ手に負えんけん外資系のエージェントに著作権の管理を任せる事にしたんじゃが」
修一「さすが外人。あいつらは契約にはものすごいシビアやぞ、日本人と違って一切の妥協を許さんからのー」
修一「とにかく雑事はすべて片づいた」
陽子、えっという顔で修一を見る。
修一「今宵より陽子の全身を存分にむさぼってようおござるか?」
陽子「(焦って赤面し)よ、よいでござる・・・」
修一「俺が陽子のどこに惚れたか言っとこうか」
陽子、頬を染め、恥ずかしそうに頷く。
修一「まず、胸がきゅーとなるほどのむせ返るような色気」
修一「初めて見たときに、足の指の股まで舐めたいと思ったぞ」
頬を染めて羞恥に身悶えし、
陽子「その気持ちを最初に言ってくれてればこんなに苦しまなかったのにー」
部屋をしみじみ見回し、
修一「そして今日、陽子の部屋をみて俺と価値観が同じだとわかって益々惚れた」
陽子「え、どういう価値観?わかんないからもっと具体的に言って」
修一「家を常に清潔に保ち、極力物を増やさぬようにしてるのが分かったから」
修一「俺は物をいっぱい置いたごちゃごちゃした部屋が大嫌いなんじゃ」
修一「そんな部屋に平気で住んどる女なんか、どんな絶世の美女でも女としては見れんわ」
真剣な眼差しで修一を見つめ、
陽子(これもしかと肝に銘じておかなければ・・・)
○陽子宅の駐車場
駐車場から少し離れた所にワゴン車がすっと停まる。
運転席にはイラン人が三人(全員30前後)乗っており、助手席からCが辺りを伺いながら降りる。
高級車ばかりが並ぶ駐車場で、獲物を物色しながら奥(向こうの駐輪場に屋根を閉じたアパッチが見える)へと進んでゆく。
アパッチの天井の上にB1が停まっている絵のアップ。
Cを感知したB1の目がパッと光る。
Cが向こうの方に戻ってゆくその後方でB1がアパッチの天井からフワリと飛び立つ。
車内の2人が10m先からこちらに戻ってくるCを見ると、Cが親指を立てニヤッとほくそ笑む。
次の瞬間、後ろからB1がCの首をチクっと刺す。
Cがドサッと倒れたのを見て、車内の2人が訳が分からず色めく。
慌てて車から降りた2人の背後にB1が接近してゆく。
同、陽子宅リビング
陽子「御馳走様でした」と食器を持って立ち上がりかける彼女に、
修一「まてまて、俺が片づけるけんゆっくり座っちょきんさい」
陽子「あらダメよ、男性に洗い物なんかさせられないわ」
食器を流しに置きながら、
修一「家事に男も女もない」
修一「陽子は仕事で疲れちょるけん、仕事をしとらん俺が動くのは当たり前じゃ」
食器を洗う修一を、流しの対面に立って惚れ惚れ見つめ、
陽子(一言一言がなんと胸に突き刺さる人なんだろう・・・)
陽子の形のいいふくらはぎの絵に呟き、
(気安げに言い寄ってくる男の言葉には真を感じられないけど・・・)
スカートの中を下から煽って描いた絵に、
(言葉だけでなく有言実行するこの人にかかったら、心の目で男を見る女ならひとたまりもないだろう・・・)
陽子「なら私は洗濯物を畳むわね。修ちゃんにだけ働かせて私だけじっとしてられないもの」
修一「それも俺がするけん座っとけ。仕事で神経つこうて疲れちょろうが?」
天井のシーリングライトの絵。
正坐してパンツを畳む修一の横に陽子も恥ずかしそうに頬を染めて正坐している。
つづく
四百字詰原稿用紙換算11枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。
登場人物
岩城修一(17)2年生。170㎝。超匂いフェチ。情に厚く恐ろしく強いが二枚目ではない。美人ぞろいの事務所「なかよしクラブ」の社長。
陽子(35) 165㎝。男好きのする上品な美人で下着メーカーの平社員だったが修一と関わった事で今は部長に昇進。78話から登場。
イラン人の窃盗団三人組(共に30前後)
N=ナレーション
○陽子宅、玄関内
注、広い玄関の靴脱ぎ場、奥のリビングに続く廊下の右手前にトイレ、その隣に洗濯機を置いた洗面所兼脱衣場と風呂がある。15畳のリビングにはキッチンと二人掛け用のテーブル。壁にかけた大型テレビの対面に二人掛けのソファーがあるのみで余計なものが一切なく、隣に八畳の寝室がありセミダブルのマットレスが置いてある。
先に修一が玄関内に入り、陽子が背を向け「カチャ」っと鍵をかけている。
修一が振り向くと陽子が鍵を掛けたままの姿勢で肩をブルブル震わせている絵にN『家に帰った途端、もしかしたら殺されてたかもしれないと現実に戻った陽子は恐怖のあまり震えだした』
修一、震える陽子の背を無言で見つめる。
そのままの姿勢の陽子の背を後ろからそっと抱きしめ、
修一「大変なショックじゃったろうが二度と誰にも手出しさせんけん安心してくれ」
尚もそのままの姿勢で震え、
陽子「もし修ちゃんが助けてくれなかったら犯されてたかも・・・」
陽子「そのあと金槌で頭を殴られて包丁でメッタ刺しにされて、ノコギリで切断されてたかもしれないんですよね・・・?」
修一「こっち向いてみい」と陽子の顎に手を添え、こちらに向かせる。
修一がそっとキスするが陽子は歯をカチカチ鳴らし身体の震えが止まらない。
乞うように、
陽子「胸がざわめいて、とても眠れないから今日は泊まってってくれませんか?」
陽子「お願いだから一人にしないで」と言われ修一が頷く。
同、リビング
テーブルの椅子にバッグを置いた陽子に続き修一がリビングに入ってくる。
陽子、泣きそうな顔で振り向く。
突然泣きじゃくりながら両の拳で修一の胸を叩きながら、
陽子「俺の女だって言っときながら・・・」
陽子「ほったらかしで一度も会いに来てくれなかったじゃないのー」
陽子「私はずっと修ちゃんの事ばかり考えてたのにー」
陽子を抱きしめ、
修一「すまん、堪忍してくれ」
修一「俺も陽子に会いたかったが、写真集が馬鹿売れしたせいで海千山千のクソ共が一枚噛もうと次々現れやがってのう・・・」
陽子、あ然と修一を見る。
修一「そいつらを始末するのに手間取っとったんじゃ」
陽子「(恐々)始末って、その人達どうなったんですか?」
修一「(平然と)全員、無縁仏になっちょる」
圧倒されたように修一を見て、
陽子(し、シブい・・・私は超絶無敵の修ちゃんに守られてるんだ・・・)
ピッカピカの綺麗なキッチンの絵に陽子の声、
「ごたごたして夕飯が遅くなったわね、お腹ぺこぺこでしょう?」
テーブルの上にナスの煮びたし、スライスした玉ねぎと鰹節をかけた揚げ出し豆腐、肉じゃが、ご飯と味噌汁と漬物が並んだ絵に二人の声、
「質素だけど我慢してね、まさか修ちゃんが来てくれるとは思わなかったから」
「おおー、どこが質素なんじゃ、ナスの煮びたしと揚げ出し豆腐は俺の大好物じゃ」
テーブルに向かい合って座り、ゴムで髪を束ねる陽子の様子を修一がじっと見ている絵に修一のN『どこにゴムを隠しとったんかナゾじゃが、さりげなく髪を束ねる姿に惚れ惚れした』
髪を束ねて両手を合わせ「いただきます」と言った陽子に修一が「好きじゃ」と言う。
陽子「(頬を染め)え・・・」と驚く。
修一「俺はやたら髪を触る女が大嫌いなんじゃ。それもブスに限って触りまくりよる」
修一「そがあに髪が邪魔なら束ねるかショートヘアーにせえちゅんじゃ」
修一「飯を食う時は髪を束ねるもんじゃ。それを陽子は当然のようにした」
修一「そう習慣づけとる陽子の性格を好きじゃとゆうたんじゃ」
ぽっと頬を染め、
陽子(しかと肝に銘じておこう・・・)
楽しげに食事してる絵にN『陽子がデパ地下で買ってきた惣菜と作り置きしてあった肉じゃがでの夕餉であった』
ふと思い出したように箸を止め、
陽子「あっ、肝腎な事を忘れてた。まだお礼を言ってなかったわ」
陽子「(頭を下げ)この度は途方もないお金を頂き、有難うございました」
無心に食べながら、
修一「まだ今後も当分、ざっくざく金が振り込まれるぞ」
陽子「(驚き)えっ、そんなに写真集って売れるものなんですか・・・?」
ナスの煮びたしを食べながら、
修一「写真集もじゃが、それ以外のグッズの著作権料がすごいのよ」
修一「俺も金額を聞いて目をむいたわ」
陽子「(驚き)グッズって?」
メンバーの顔写真入りのクッション、Tシャツ、文房具類やその他の絵に声、
「メンバーの顔写真入りのクッションやTシャツ、文房具類、ポスター等々、全部で何百点になるか俺も把握しきれちょらんのよ」
修一「それらがまた飛ぶように売れとるらしい。今回の振込額なんかの比じゃない金額がまたみんなに振り込まれるぞ」
陽子「(あ然)えーっ、わたし大富豪になっちゃうんですかー!?・・・」
修一「(頷き)そおゆう事じゃのう」
陽子のスカートの奥に見える三角のパンツをテーブルの下からの視点で描いた絵に声、
「もううちの事務所じゃ手に負えんけん外資系のエージェントに著作権の管理を任せる事にしたんじゃが」
修一「さすが外人。あいつらは契約にはものすごいシビアやぞ、日本人と違って一切の妥協を許さんからのー」
修一「とにかく雑事はすべて片づいた」
陽子、えっという顔で修一を見る。
修一「今宵より陽子の全身を存分にむさぼってようおござるか?」
陽子「(焦って赤面し)よ、よいでござる・・・」
修一「俺が陽子のどこに惚れたか言っとこうか」
陽子、頬を染め、恥ずかしそうに頷く。
修一「まず、胸がきゅーとなるほどのむせ返るような色気」
修一「初めて見たときに、足の指の股まで舐めたいと思ったぞ」
頬を染めて羞恥に身悶えし、
陽子「その気持ちを最初に言ってくれてればこんなに苦しまなかったのにー」
部屋をしみじみ見回し、
修一「そして今日、陽子の部屋をみて俺と価値観が同じだとわかって益々惚れた」
陽子「え、どういう価値観?わかんないからもっと具体的に言って」
修一「家を常に清潔に保ち、極力物を増やさぬようにしてるのが分かったから」
修一「俺は物をいっぱい置いたごちゃごちゃした部屋が大嫌いなんじゃ」
修一「そんな部屋に平気で住んどる女なんか、どんな絶世の美女でも女としては見れんわ」
真剣な眼差しで修一を見つめ、
陽子(これもしかと肝に銘じておかなければ・・・)
○陽子宅の駐車場
駐車場から少し離れた所にワゴン車がすっと停まる。
運転席にはイラン人が三人(全員30前後)乗っており、助手席からCが辺りを伺いながら降りる。
高級車ばかりが並ぶ駐車場で、獲物を物色しながら奥(向こうの駐輪場に屋根を閉じたアパッチが見える)へと進んでゆく。
アパッチの天井の上にB1が停まっている絵のアップ。
Cを感知したB1の目がパッと光る。
Cが向こうの方に戻ってゆくその後方でB1がアパッチの天井からフワリと飛び立つ。
車内の2人が10m先からこちらに戻ってくるCを見ると、Cが親指を立てニヤッとほくそ笑む。
次の瞬間、後ろからB1がCの首をチクっと刺す。
Cがドサッと倒れたのを見て、車内の2人が訳が分からず色めく。
慌てて車から降りた2人の背後にB1が接近してゆく。
同、陽子宅リビング
陽子「御馳走様でした」と食器を持って立ち上がりかける彼女に、
修一「まてまて、俺が片づけるけんゆっくり座っちょきんさい」
陽子「あらダメよ、男性に洗い物なんかさせられないわ」
食器を流しに置きながら、
修一「家事に男も女もない」
修一「陽子は仕事で疲れちょるけん、仕事をしとらん俺が動くのは当たり前じゃ」
食器を洗う修一を、流しの対面に立って惚れ惚れ見つめ、
陽子(一言一言がなんと胸に突き刺さる人なんだろう・・・)
陽子の形のいいふくらはぎの絵に呟き、
(気安げに言い寄ってくる男の言葉には真を感じられないけど・・・)
スカートの中を下から煽って描いた絵に、
(言葉だけでなく有言実行するこの人にかかったら、心の目で男を見る女ならひとたまりもないだろう・・・)
陽子「なら私は洗濯物を畳むわね。修ちゃんにだけ働かせて私だけじっとしてられないもの」
修一「それも俺がするけん座っとけ。仕事で神経つこうて疲れちょろうが?」
天井のシーリングライトの絵。
正坐してパンツを畳む修一の横に陽子も恥ずかしそうに頬を染めて正坐している。
つづく
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