数社でボツになった漫画シナリオ

超美少年の愛(性同一性障害)は修一に恋していたが、ある切っ掛けを機に超美少女に変身して修一と・・・。

愛がイク(13)   死ぬほど好きや

2016-02-19 17:20:24 | 漫画のシナリオ
(13) 死ぬほど好きや

四百字詰原稿用紙換算12枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあります。季節は常に真夏である。

登場人物

岩城修一(17)170㎝。2年生。
超匂いフェチ。情に厚く恐ろしく喧嘩が強いが二枚目ではない。

北条愛(17)170㎝。2年生。主人公。清楚な美少女。

桜田優子(25) 170㎝。
2年2組の担任教師で超匂いフェチ。上品かつ妖艶で超グラマーな美人。

北倉エミ(17)165㎝。2年生。
ショートヘアーのキリッとした美人でクラスのリーダー的存在。

久美子(16)165㎝。1年生。新体操部。キリッとした美人。

栗栖(18)3年生。2mの巨人で見るからに恐ろしい人相。

副将(17)190㎝。恐ろしい人相。

その他悪相の部員多数

宮田(18)3年生。空手部主将

脇谷(18)3年生。副将

玉木(17)空手部の後輩

植岡(40)空手部の顧問教師

司会者(40)

審判(40)

真菜(18)180㎝。3年生。スタイル抜群のメガネ美人。

香山京子(16)165㎝。1年生。キリッとした美人。

薬丸(16)158㎝。1年生。少し抜けたような顔。
N=ナレーション


   顔面陥没した血まみれの副将から、返り血を浴びて真っ赤に染まった顔をぬっと上げた修一の恐ろしい形相のアップ。

司会者「な、何という事、副将が顔面陥没したようです。命に別状なければいいのですが・・・」
   
   審判、返り血で顔面真っ赤の修一を見て「ひっ」と後ずさりする。

宮田「顔面陥没・・・」

脇屋「お前、ほんとに命拾いしたな・・・」

   宮田、ツバを飲んで頷く。

   修一、あ然とする久美子の方に向かう。

司会者「岩城選手、試合前にあっけなくも退場になってしまいました。ハナから勝敗など眼中に無いかのようです」

   こちらに来る修一を惚れ惚れ見て、
久美子(なんちゅう人なんや・・・うちら運命の出会いやったんやわ・・・)

栗栖(グッ、こんなチンケな展開で、われを逃がしてたまるかあ)

栗栖「おう、審判、待てや」

栗栖「今のは軽いウォーミングアップで反則でも何でもないで。試合を続行させてくれや」

   向こうで久美子にタオルで顔の血を拭ってもらってる修一の背を睨み、
栗栖(おどれはわしの手で血祭りにしたるんじゃ)

   プロデューサーの本田、司会者、審判が慌てて話し合っている。

本田「弱ったな、一時間枠なのに栗栖が出ないまま終わらせる訳にはいかないぞ」

   栗栖、向こうで話し合ってる司会者達を睨んでいる。

   横を副将が担架で運ばれてゆくのを見て、
栗栖「ぼけが。二度とわしの前に面をさらすな」

司会者「えー、協議の結果、岩城選手の退場を取り消し、いきなり栗栖選手と決勝戦を行うことに決定しました」

   ニッとほくそ笑み、
栗栖「そうこなのおー」

愛 「えー、退場になってほっとしていたのに・・・」

観衆「おーー」と大どよめき。

   久美子の前に立ってる修一に、
栗栖「おう、租チン。反則負けでわしから逃げようゆう腹やったんやろが残念やったのう」

   栗栖に、
宮田「お前こそ命拾いしそこなって気の毒にな」

栗栖「(宮田に)吠えとれや。われの顔、憶えたど」

脇屋「(宮田に)おいおい、岩城がいるからってなに強気になってんだ」

   道着を嗅いで、
修一「うっ、くさっ!」

   道着を床に叩き付けて、
修一「棄権っ!」

   宮田、ドタッと倒れる。

   栗栖、蒼白になる。

観衆「えーーっ?」

   去りかける修一の腕を慌てて掴み、
審判「き、君、香水香水」

修一「あ、そうか」と優子達の方に向かう。

久美子「ひっ、またや」と焼き餅を妬く。

   カメラマンに、
本田「彼女達を撮るんだ。さっきは瞬間視聴率40パーセントを超えたらしいぞ!」

   カメラマン、慌てて優子達にカメラを向ける。

   優子に情けない顔で、
修一「せんせー、臭いんだもーん」

優子「まかせて!」と三人が飛んできて香水をスプレーする。

修一「エミ」

エミ「分かってる。パンツ、ググーよね」

本田「(ミキサーに)おい、音楽を大音量で流せ!」

ミキサー「はいっ」と頷く。

   優子達、色っぽい目つきでスカートをハラリと足首に落とす。

観衆「おおーーー」

   優子達、踊りながらパンツをググーッと上げる。

観衆「おおーーー」

   優子達、色っぽい目つきで尻を振る。

修一「(勃起して)よか、よか」

本田「やった!50パーセント確実」



   観衆の後ろの方に、長身でめがね美人の真菜(180㎝)がいる。

   真菜の美しい顔のアップ。

   真菜のスカートの中を下から煽って描いた絵。

   薬丸(158㎝)が真菜の後ろにうんこ座りしてスカートの中を興奮して眺め、
薬丸(試合のどさくさに、憧れの真菜先輩に接近できた)

薬丸(なんて長い脚、むっちり張りつめて、匂い立つような肌・・・)

薬丸(パンツの内側の生地になってオマ○コに密着したい・・・)


   試合場の真ん中。俯いてる修一を栗栖が睨みつけており、双方の間に立った審判が何やら注意事項を与えている。

注、二人の身長差は30㎝

司会者「やはり迫力が違うのか、岩城選手、栗栖選手とまったく目を合わす事ができません。まるでネコに睨まれた鼠のようです」

   心配そうに、
久美子(先輩でもやっぱり栗栖は怖いんやろか・・・)

   宮田と脇屋、不安そう。

愛 (愛が強かったら代わりに出てあげるのに・・・)



○病院の病室内

白井「ばか司会者が。岩城が恐れるというような繊細な神経をもってると思ってんのか。絶対何か企んでるぞ」

裕也「こんな化け物みたいなやつになにを企んでも通じない気がするけど・・・」

白井「ま、見てろって。俺を倒した岩城が、こんなやつ如きに負けるかって」



   同、体育館

栗栖「(憐れむように)この身長差で頭突きはちと無理じゃのう。どないするかのう?」

   俯いて表情が分からない修一が肩を微かに震わせている。

栗栖「(驚き)なんや、震えとるんかい?」

   不気味な顔でほくそえみ、
栗栖「可愛いやっちゃのう」

   修一、尚も、肩を微かに震わせている。

栗栖「クリトリス?スクリ?なんや色々ゆうてくれたのう」

   修一の顔を下から煽ると、不気味に笑って肩を震わせている。

   修一、顔を上げる。

   栗栖に対し片手拝みで、
修一「毎日幸せですか?南無阿弥陀仏ー」「これが今生の別れかと思うと、思わず手も合わせたくなるというものです」

   栗栖、あ然。

   厳しい表情で修一に、
審判「こんど反則したら即刻・・・」

   修一、突然金的をバゴッと蹴り上げるとグヂャと玉が潰れる音がし、
栗栖「ぐぎやーー」と絶叫する。

   栗栖、白目をむいて泡を吹き、両手でおさえた股間から血が滲んでいる。

   感心し、
京子(先手必勝はケンカの極意や。この人にはそれを実践する度胸がある)

   久美子、あぜん。

   司会者、審判、あぜん。

   宮田、脇屋、あぜん。

司会者「いったい何が起こったのか、一瞬の出来事で状況が把握できません」

宮田「(脇屋に)グヂャって気色悪い音がしたけど・・・」

脇屋「(頷き)ありゃ完全につぶれた。一生使い物にならないぞ・・・」

   ひっ迫し、
司会者「一体どういうつもりでしょうか。またもやルールの説明中に攻撃してしまいました。栗栖選手大丈夫でしょうか?・・・」

   苦悶する栗栖に鬼の形相で、
修一「そんなもんで久美子の恨みが晴れると思うなよ」

   はっとし、
久美子(せんぱい・・・)

修一「このどくされがー」と後ろ回し蹴りをバゴッと顎に炸裂させた瞬間、血反吐と歯を5本吹き飛ばす。

司会者「ひっ、また」

   審判、返り血を浴びてあ然。
審判(う、うっかり止めるのやめよ。こいつに一発食らったら・・・)

部員達「主将―」

   宮田、脇屋、あぜん。

エミ「(青くなり)言葉使い、改めよ・・・」

   栗栖、ゆらりと倒れかける。

   修一、静まり返った中、久美子の側に歩む。

   久美子の前にうんこ座りで屈み、
修一「玉がつぶれる音きこえたか?」

   久美子、あ然として頷く。

修一「お前をズボズボにしたチ○ポ、ナマコを潰したみたいな感触で気持ち悪かったぞ」
 
   久美子、あ然として頷く。

修一「お前に無理やりキスした唇な、ずたずたに切れて二度とキスできんようにしちゃったけん」

   久美子、あ然として頷く。

修一「これで気がすんだか?」

   久美子、顔をくしゃくしゃにする。

   栗栖、後頭部からドサッと倒れる。

部員達「主将―」と駆け寄る。

   泣いて修一に抱き付き、
久美子「好きやー、死ぬほど好きやー」

   修一に抱きついてる久美子を見て、
宮田「ほんと、あの子に手を出さなくてよかった、殺されるとこだった・・・」

   久美子を見て不快そうに、
優子「ちょっとあの子だれなの?」

   愛、エミも久美子の方を見る。

   優子達三人、修一の側にゆき、
優子「ちょっと修一くん、この子とどんな関係なの?」

司会者「い、一体なんなんでありましょうか。岩城は試合など一切眼中にないかのように美女たちと戯れています。もう何がなんやら・・・」



   同、病院室内

   テレビにアップになってる久美子を見て、
信二「げ、また女が増えた」

裕也「しかも、また美人・・・」

白井(あと1分あったら・・・)



   同、体育館

   部員に介抱されている栗栖、ゆらっと立ち上がる。

   血反吐と歯を二本ブッと吐きだす。

   歯がないものすごい形相で、
栗栖「おう、租チン、まだ試合は始まっとらんどー」

   修一、うんこ座りしたまま肩越しに栗栖に振り向き、ものすごい形相で不気味に笑んだ絵のアップ。

   栗栖、その不気味さにゾクッと身震いする絵のアップ。

         つづく

     
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