テーブルに載せられたノートパソコンから映像が流れてくる。それは「中井広恵と行く稚内ツアー」での、写真集(スライドショー)だった。
将棋、食べ物、観光。懐かしい景色や名場面が次々流れてきて、稚内の楽しかったひとときが、きのうのことのように思い出された。LPSA1周年のファンクラブイベントのときだったか、それまでのLPSAの活動がスライドショーで流れ、温かい気持ちになったが、それと同じ趣である。
「もう少し経ったらいい写真が出ますよ」
とW氏。W氏と大野八一雄七段、それともちろん植山悦行七段、Minamiちゃんは、事前に見ていたらしい。…あっ、私と中井女流六段のツーショット写真が出た!
ふたりともにこやかで、実にいい絵である。何も知らない他人が見たら、私たちは仲のいい夫婦に見えるだろう。
と、画面から「宗谷岬」の歌が流れてくる。音楽付きとは、これまた凝った編集である。この作業は中井女流六段自ら。ありがたいことで、涙が出そうだ。
約10分間の上映が終わった。これはCDに焼かれ、各自へのメッセージカードとともに、中井女流六段から手渡された。そのメッセージを公開すべきかどうか迷ったが、これはまあ、私と中井女流六段の秘密なので、今回は見送りとする。
なおCDとジャケットの写真は、ノシャップ岬だった。ノシャップ寒流水族館での中井女流六段とのデート、楽しかった! 稚内の4日間は、本当に夢のようだった。中井先生、ありがとうございました。
午後5時半すぎ、「カラオケ館」を出る。このあとは焼肉パーティーに移るが、昨年大野七段を祝った焼肉店には、予約を入れていなかった。
あえて予約をしなくても、その辺の美味しそうな焼肉店でいいでしょ、というわけで、私の一存で、ハス向かいの焼肉店に入った。
2階の奥の部屋に招じ入れられる。Kun氏の姿が見えないが、Kun氏、駅まで奥さんを迎えに行っているのだ。そう、二次会から、Kun氏の奥さんも参加するのだ。
思えば5月の秩父合宿のときも、奥さんは参加予定だった。しかしそのときは、奥さんに急遽仕事が入りご破算になっていた。
しかし…と思う。奥さんがご主人にゾッコンなのはいいとして、奥さんが合宿に参加すれば、私たち将棋バカとも交流することになる。それにはご自身、抵抗はないのだろうか。
先に注がれたビールの泡がなくなってきたころ、Kun氏夫妻が入室した。
き…きれいだ!! 奥さん、綺麗ですよ!! 先日のジョナ研で私が、「Kunさんの奥さんは美人なの?」と愚問を発したら、ノータイムで「美人だよ」と返ってきたが、なるほどその通りだった。例えていうなら、女優の栗原小巻と谷川治惠女流五段、モデルの大河内志保を足して3で割った感じだった。
ではここで、席の配置を記そう。
R W Fuj 奥さん Kun
□ 大野 □
Hon 植山 Minami 中井 一公
11人全員揃ったところで、今度は私の音頭で、中井女流六段・24歳の誕生日に、乾杯!!した。私は酒は飲めないが、一口目のビールは、美味かった。
ここの焼肉店は、ウソかホントか知らぬが、焼肉料金が通常の半額だそうで、私たちはどんどん頼んだ。
いろいろ美味しそうな肉が運ばれてくる。それを網の上で焼くのだが、肉がいいから、ちょっと焼けばすぐに食べられる。またこちらのテーブルのメインの食べ手は、私とFuj氏しかいない。私は遠慮なく、バクバク食べた。
中井女流六段とのおしゃべりも楽しいが、やはりKun氏の奥さんに興味津々だ。奥さんは多趣味で、アクティブなスポーツもやっているらしい。もちろん将棋も指すが、駒の動きがいまひとつ頭に入らないという。
私は「オイオイ、駒の動きぐらいすぐ覚えられるでしょ」と言いたいところをグッとこらえ、「ああ分かります。金と銀の動きとか、むずかしいですよね」と話を合わせておいた。
この焼肉店は人気があるようだ。私の位置からは見えなかったが、順番待ちの客が列を作っているらしい。私たちはピーク前に入室したようだ。
しかし私たちは、とりあえず店を出ることにした。時間にして2時間余りだが、このくらいが味がいい。それにしても、ここの焼肉は美味かった。また利用する価値大である。
三次会。駅前にある、喫茶店に向かう。昼、中井女流六段らが軽食を摂った店であり、私たちが大野教室の帰りに利用する店でもある。
ここでもわいわいおしゃべり。秋のわらび山荘将棋合宿の話になった。Kun氏の奥さんは、今度こそ参加したいという。
わらび山荘は秩父と違って温泉もないし、遊戯施設もない。文字どおり将棋一色で、将棋を指さなければおもしろくもなんともない。それでいいんですかと確認すると、それでもいい、という。
ダンナの将棋趣味に理解を示さぬ奥さんは多いが、Kun氏の奥さんは別だ。これはKun氏、何の憂いもなく将棋に打ち込んでいるはずだ。
もし奥さんが合宿に参加したら、クルマの中で、せいぜい奥さんを笑わせて差し上げよう。
植山七段と薄毛談議。私は毎日の抜け毛に神経の休まる暇がないが、植山七段の危機感はどうなのだろう。植山七段は毛生え薬を使ったことがあるかどうか問うてみると、「効果がある保証がないから、使ったことはない」との返事だった。まあ、そうであろう。それが合理的で、賢明でもある。
時刻はあっと言う間に11時近く。名残り惜しいが、これで散会である。
今回は中井女流六段の誕生日パーティーと題しながら、その実楽しんだのは私たちのほうだった。中井女流六段はどうだったのだろう。
と、そんなことを書くと、「大沢さん、水くさいッ!! 十分楽しかったわよッ!!」と中井女流六段の𠮟咤が飛んでくるに違いない。
人生一寸先は闇だから、来年どうなっているか分からぬが、来年もこうやって中井女流六段をお祝いできれば、これにまさるよろこびはない。
将棋、食べ物、観光。懐かしい景色や名場面が次々流れてきて、稚内の楽しかったひとときが、きのうのことのように思い出された。LPSA1周年のファンクラブイベントのときだったか、それまでのLPSAの活動がスライドショーで流れ、温かい気持ちになったが、それと同じ趣である。
「もう少し経ったらいい写真が出ますよ」
とW氏。W氏と大野八一雄七段、それともちろん植山悦行七段、Minamiちゃんは、事前に見ていたらしい。…あっ、私と中井女流六段のツーショット写真が出た!
ふたりともにこやかで、実にいい絵である。何も知らない他人が見たら、私たちは仲のいい夫婦に見えるだろう。
と、画面から「宗谷岬」の歌が流れてくる。音楽付きとは、これまた凝った編集である。この作業は中井女流六段自ら。ありがたいことで、涙が出そうだ。
約10分間の上映が終わった。これはCDに焼かれ、各自へのメッセージカードとともに、中井女流六段から手渡された。そのメッセージを公開すべきかどうか迷ったが、これはまあ、私と中井女流六段の秘密なので、今回は見送りとする。
なおCDとジャケットの写真は、ノシャップ岬だった。ノシャップ寒流水族館での中井女流六段とのデート、楽しかった! 稚内の4日間は、本当に夢のようだった。中井先生、ありがとうございました。
午後5時半すぎ、「カラオケ館」を出る。このあとは焼肉パーティーに移るが、昨年大野七段を祝った焼肉店には、予約を入れていなかった。
あえて予約をしなくても、その辺の美味しそうな焼肉店でいいでしょ、というわけで、私の一存で、ハス向かいの焼肉店に入った。
2階の奥の部屋に招じ入れられる。Kun氏の姿が見えないが、Kun氏、駅まで奥さんを迎えに行っているのだ。そう、二次会から、Kun氏の奥さんも参加するのだ。
思えば5月の秩父合宿のときも、奥さんは参加予定だった。しかしそのときは、奥さんに急遽仕事が入りご破算になっていた。
しかし…と思う。奥さんがご主人にゾッコンなのはいいとして、奥さんが合宿に参加すれば、私たち将棋バカとも交流することになる。それにはご自身、抵抗はないのだろうか。
先に注がれたビールの泡がなくなってきたころ、Kun氏夫妻が入室した。
き…きれいだ!! 奥さん、綺麗ですよ!! 先日のジョナ研で私が、「Kunさんの奥さんは美人なの?」と愚問を発したら、ノータイムで「美人だよ」と返ってきたが、なるほどその通りだった。例えていうなら、女優の栗原小巻と谷川治惠女流五段、モデルの大河内志保を足して3で割った感じだった。
ではここで、席の配置を記そう。
R W Fuj 奥さん Kun
□ 大野 □
Hon 植山 Minami 中井 一公
11人全員揃ったところで、今度は私の音頭で、中井女流六段・24歳の誕生日に、乾杯!!した。私は酒は飲めないが、一口目のビールは、美味かった。
ここの焼肉店は、ウソかホントか知らぬが、焼肉料金が通常の半額だそうで、私たちはどんどん頼んだ。
いろいろ美味しそうな肉が運ばれてくる。それを網の上で焼くのだが、肉がいいから、ちょっと焼けばすぐに食べられる。またこちらのテーブルのメインの食べ手は、私とFuj氏しかいない。私は遠慮なく、バクバク食べた。
中井女流六段とのおしゃべりも楽しいが、やはりKun氏の奥さんに興味津々だ。奥さんは多趣味で、アクティブなスポーツもやっているらしい。もちろん将棋も指すが、駒の動きがいまひとつ頭に入らないという。
私は「オイオイ、駒の動きぐらいすぐ覚えられるでしょ」と言いたいところをグッとこらえ、「ああ分かります。金と銀の動きとか、むずかしいですよね」と話を合わせておいた。
この焼肉店は人気があるようだ。私の位置からは見えなかったが、順番待ちの客が列を作っているらしい。私たちはピーク前に入室したようだ。
しかし私たちは、とりあえず店を出ることにした。時間にして2時間余りだが、このくらいが味がいい。それにしても、ここの焼肉は美味かった。また利用する価値大である。
三次会。駅前にある、喫茶店に向かう。昼、中井女流六段らが軽食を摂った店であり、私たちが大野教室の帰りに利用する店でもある。
ここでもわいわいおしゃべり。秋のわらび山荘将棋合宿の話になった。Kun氏の奥さんは、今度こそ参加したいという。
わらび山荘は秩父と違って温泉もないし、遊戯施設もない。文字どおり将棋一色で、将棋を指さなければおもしろくもなんともない。それでいいんですかと確認すると、それでもいい、という。
ダンナの将棋趣味に理解を示さぬ奥さんは多いが、Kun氏の奥さんは別だ。これはKun氏、何の憂いもなく将棋に打ち込んでいるはずだ。
もし奥さんが合宿に参加したら、クルマの中で、せいぜい奥さんを笑わせて差し上げよう。
植山七段と薄毛談議。私は毎日の抜け毛に神経の休まる暇がないが、植山七段の危機感はどうなのだろう。植山七段は毛生え薬を使ったことがあるかどうか問うてみると、「効果がある保証がないから、使ったことはない」との返事だった。まあ、そうであろう。それが合理的で、賢明でもある。
時刻はあっと言う間に11時近く。名残り惜しいが、これで散会である。
今回は中井女流六段の誕生日パーティーと題しながら、その実楽しんだのは私たちのほうだった。中井女流六段はどうだったのだろう。
と、そんなことを書くと、「大沢さん、水くさいッ!! 十分楽しかったわよッ!!」と中井女流六段の𠮟咤が飛んでくるに違いない。
人生一寸先は闇だから、来年どうなっているか分からぬが、来年もこうやって中井女流六段をお祝いできれば、これにまさるよろこびはない。
研究会のよもやま話で出ましたが、KAZさんの奥さんはLPSAでいえば石橋女流四段似だそうです。
谷川先生は女流「五」段でしたね。失礼しました。
奥さまはなかなかさばけた方で、話していてとても楽しかったです。ありがとうございました。
KAZさんの奥さんは石橋先生似ですか。KAZさんは石橋先生のファンですから、なるほど~、という感じですね。