きょう30日は、第3期白玲戦第4局が行われた(ヒューリック、日本将棋連盟主催)。ここまで里見香奈白玲の1勝、西山朋佳女流三冠の2勝。七番勝負は、2勝1敗後の第4局が重要対局ではなかろうか。
第4局は里見白玲の先手で、▲5六歩。3手目に中飛車に構えた。ところが、西山女流三冠が6手目に向かい飛車に振ると、里見白玲は11手目に、居飛車に戻してしまった。この展開、第2局をトレースしている。第2局の内容は置いといて、個人的には里見白玲のこの指し方は、好きでない。
これでは里見白玲の純粋な2手損で、それが西山女流三冠の「△2四歩、△2五歩」に換わっている。里見白玲に、それに見合うだけの見返りがあったとは思えない。どうせ西山女流三冠は振り飛車にするのだ。それなら里見白玲も最初から居飛車で臨めばよかったのではないか。
いずれにしれも、これは西山女流三冠が勝つと思った(結果を知っているからそう書いているのだが)。
ところで、白玲戦サイトで記譜を鑑賞しようとしたら、記譜が再生できず、往生した。「△」の部分を押しても、ウンともスンともいわないのである。
指し手の部分をクリックすればその盤面になるのだが、そうまでして見たくない。また、盤駒を出して盤に並べるのもめんどうである。私は短気なので、そっちがその気なら、こっちもそれに呼応するまでだ。つまり、以下の指し手には言及しない。
将棋は西山女流三冠の勝ち。西山女流三冠のほうが、より自分らしい将棋を指せたのではなかろうか。里見白玲は、居飛車に戻した時点で勝ち運が遠のいたと思う。
第5局は10月14日(土)、「鉄道の日」である。
第4局は里見白玲の先手で、▲5六歩。3手目に中飛車に構えた。ところが、西山女流三冠が6手目に向かい飛車に振ると、里見白玲は11手目に、居飛車に戻してしまった。この展開、第2局をトレースしている。第2局の内容は置いといて、個人的には里見白玲のこの指し方は、好きでない。
これでは里見白玲の純粋な2手損で、それが西山女流三冠の「△2四歩、△2五歩」に換わっている。里見白玲に、それに見合うだけの見返りがあったとは思えない。どうせ西山女流三冠は振り飛車にするのだ。それなら里見白玲も最初から居飛車で臨めばよかったのではないか。
いずれにしれも、これは西山女流三冠が勝つと思った(結果を知っているからそう書いているのだが)。
ところで、白玲戦サイトで記譜を鑑賞しようとしたら、記譜が再生できず、往生した。「△」の部分を押しても、ウンともスンともいわないのである。
指し手の部分をクリックすればその盤面になるのだが、そうまでして見たくない。また、盤駒を出して盤に並べるのもめんどうである。私は短気なので、そっちがその気なら、こっちもそれに呼応するまでだ。つまり、以下の指し手には言及しない。
将棋は西山女流三冠の勝ち。西山女流三冠のほうが、より自分らしい将棋を指せたのではなかろうか。里見白玲は、居飛車に戻した時点で勝ち運が遠のいたと思う。
第5局は10月14日(土)、「鉄道の日」である。
中飛車から居飛車に戻すという指し方ですが、里見さんは何度も指しています。おそらく、これまでの実戦や研究で「指せる」という感触があると思われます。
実際にも、互角以上に指し進めているというイメージが強いです。
この一局は、西山女流三冠が決戦を挑んだのですが、やや無理気味で、里見白玲有利で進んでいったと思います。
ポイントを上げるとしたら、美濃崩しの▲6二銀では▲6二角の方が良かったようです。本譜の△5一歩なら▲5三角成で良さそうです(銀を打った場合は、▲5三銀成となり甘いですが)。
気になるのは、▲6二角に△同金ですが、普通に▲7一銀△9二玉▲6二銀成で十分でしょう。本譜の▲6二銀△5一歩▲6一銀成△同銀▲5一龍△6二金の展開は、寄せをぐずっている感じです。
>白玲戦サイトで記譜を鑑賞しようとしたら、記譜が再生できず、往生した。「△」の部分を押しても、ウンともスンともいわない
ええ、確かに不具合が生じています。
ただ、盤面の左半分をクリックすれば指し手が進みますし、右半分をクリックで指し手が戻ります。
里見先生が振り飛車から居飛車に戻す作戦は、互角以上でしたか。とすると、私の持つ常識が根底から崩れます。将棋は奥が深いですね。
美濃崩しの▲6二角、も驚きました。むかし中原先生の棋書では、持駒:角銀で▲6二銀、を教えていました。常識に囚われず、クリアな気持ちで考えることが大切ですね。
記譜再生の件、ありがとうございました。おかげさまで、スラスラと再生できました。