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必ずコメントに参ります by iina

中国特需

2005年09月16日 | 雑感
先週、ひさしぶりに講演会を聴いてきた。講演後、懇親会場に向かうと、都銀にふさわしくない振袖コンパニオンのお出迎え。と思ったら違った。浅草の支店主催のため、会員である振袖学院からお祝いの振る舞いなのでした。さすが演芸の都で粋である。
目出度い演舞を座敷にでるプロたちが舞ってお酌までしてもらい、中国人講師の葉千栄東海大学教授とも名刺交換し、談笑した。
カメラをもっていけばよかったなぁ~。惜しい。


氏は「TVタックル」にもゲスト出演しているが、講演会は「日本企業は中国とどう付き合うべきか  中国特需と反日感情」のお題。
貿易収支は、中国が日本を抜いて2位に躍進。
中国は、外資依存経済で諸外国からプロ・プレイヤーを招き、1/20の安い人件費を使って輸出している。
中国経済のジレンマは、広い国土と安い人件費の工場生産なので、持ち込み経済を終わらせたい。ブランドは中国にはひとつもないから、ひとつでも中国を代表する産業を育てる必要がある。
工場生産をもっと突き進めるために、インフラ整備が発展の前提条件になる。そのため、物凄い勢いで基盤整備が整っている。諸々の項目で、中国が日本を抜き去る分岐点をチャイナ・クロスといい、中国が工場から市場となる日だ。

中国人は日本が再び武装国家になると騒ぎ、日本人は中国五輪後に中国経済は下降線をたどるとはやす。
双方のマスコミが取り上げ方が片寄っているのが悪いので、そんなことはない。
日本には、いままで3度の神風が吹いた。
①元寇襲来のときであり、②戦後の朝鮮戦争のとき、今度の③中国特需だ。
いまや日本の中国への貿易は22兆円の市場であり経済的には密接に切っても切れない間柄になっている。五輪後におかしくなることは考えられない。経済学者は中国13億人の平均値で物事をはかるが、トップクラスで比較すべきだ。
日本は、物づくりのオールド・エコノミーが復活した。誰も復活するとは予想しなかった造船、鉄鋼、船舶輸送だ。中国特需が貢献している。
日本は、高齢少子化だから国内マーケットに頼る企業は下降線で、よくて平行推移。海外に目を向ける必要に迫られている。
日本は、アジア対策が経済対策になる。欧米がもっとも恐れるシナリオであるアジア共同体こそ最強だ。

以上が講演要旨だが、iinaも五輪後は落ちぶれると考えていた口なので参考になった。
コピー商品大国の中国から日本製造業が、商品生産を分業化し総合的な技術を真似ることを出来ないように工夫しはじめた。特殊技術にいたっては知的財産確保をにらんだ引き上げが起こり日本国内の雇用に貢献しはじめてもいる。
TVでは、日本語に多少のたどたどしさを感じたが、とんでもない勘違いで流暢そのものであった。日本在住20年だそうだ。

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1 コメント

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こんにちは。 (otaco)
2005-09-16 22:17:26
私のブログにコメントくださり、ありがとうございました。



創作四字熟語おもしろいですね。私は「夢美容院」に行きたいです。



中国経済は五輪後、衰退すると私も思っていました。日本企業が知的財産権や賃金の問題で、だんだん中国から引き上げているような話もどこかで聞きましたが、このまま、中国との経済関係は続いていくのでしょうか? 



個人的には、中国よりも東南アジアと手を組んで経済交流したほうが、いいような気もするんですが・・・。



すみません、なにせB層なもんで、まともなコメントができませんでした。

また、遊びに来ます。

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