今日午後から、松川町の大石農園さんの協力により、我がエコプロジェクト
チーム作成のバイオマスチップストーブ『暖缶くん』の試験的活用の為に
さくらんぼハウスへの設置を行って来ました。
昨日の10時間連続燃焼試験では、ただの1度のトラブルも無く燃え続けた
のですが、今日はハウス内に設置して燃焼試験をした2時間程の間に
4~5回も燃料を送り込む部位で詰まってしまうトラブルが発生する事態に。
マスコミは来て居るし、信州大学農学部の連携室からも来てくれているしで
どうなる事かと心配しましたがなんとか乗り切れました。
炉の外装温度が120℃、煙突廃煙部が140℃、温風吹き出し温度が90℃位
炉内温度は、測定機が400℃迄だった為、振り切れて測定不能でした。
燃料ストッカーには約25キロ位の燃料がストック出来、これによる
燃焼時間は15時間程度かと思われます。
送風機が設計よりも小さい分、多少の誤差は有るもののまずまず。
次への課題もいくつもはっきり見える様に成って来ただけでも大きな
成果では無いかと思います。
隣のハウスには重油ストーブが設置されており、対抗意識を燃やした
暖缶くんの気合いが入り過ぎ、調子を崩したのではないかと思われます。
大石農園さんに運転方法をおしえ、トラブった時の対処方法を教え、ひと休み。
おばあちゃん手作りのさくらんぼの漬物2種類他、腕自慢の色々な
お茶受けを出してもらい全員で舌鼓。これは旨い、売り物に成る等大盛上り。
真っ赤に色付いたさくらんぼの写メをもらい、生まれて初めてこんな
色のたわわに実った旨そうなさくらんぼを見て感動しました。
大石農園さんのさくらんぼは、観光客向けにやって居るとの事でした。
今年は一度、たわわに実ったハウスにお邪魔したい物だと思います。
燃料チップをフレコンバック1杯、約1トン弱を軽トラックで持って
行ったので、帰りのお土産に剪定材を集めて置いてもらい、山に積んで
持ち帰って来ました。
これは今年のテーマの剪定チップ燃料化試験用の材料として見る予定で
生木の状態でのチップ化と、乾燥状態でのチップ化試験、更にその
チップを燃料とした燃焼試験に使いたいと考えて居ます。
農家の方の為にも年内目標位で市販可能タイプ迄漕ぎ着けられればと
甘い夢を実現化したいなぁ~なんて強く感じました。
今年は色々な農家の方達と交流を持ち、要望に応えられる完成品を目指したいです。