㈱イイダアックス 相談役日記

長野県は南信州の自然豊かな下伊那郡高森町から日々の経験、感じた事、気が付いた事などを日記として発信しています。

裏切らた思い・・・・

2012年03月08日 | 日記
今日は悲しい様な、悔しい様な、あきれ返る思いをしました。



名古屋から資材商社の社長が久しぶりに来社されました。
色んな話をしたのですが、その中にある協力工場の話が出ました。



その会社とは30年位のお付き合いをして来た中で、先代から息子へと
経営のバトンタッチが行われ、途中、息子の師匠役を受けたり、結婚式
では祝辞をお願いされたりしながら、先代の体調不良からお葬式迄の
深いお付き合いをして来た訳です。



先代の無くなった後、資金繰り難におちいり、資金援助と経営改善指導を
以来ずっと行って経営の立て直しに尽力して来たものなんですが・・・・



それから3年程黒字経営が出来たので同じように自分で頑張る様に任せ
やらせると赤字を積み重ねる状態が何年も続き又々経営危機におちいり
再三に渡る経営指導に現場改善、仕事量の優先確保等々面倒を見てやりました。



そんな過程で、彼は家の新築、ダックスフントの購入、高級車の購入、
奥さんの車の買い替え、ゴルフ道具の買い替え、仕事と称した異性との
ゴルフだったり飲み会やら魚釣り迄、経営難に陥った企業とは思えない
豪遊状態がどんなに注意しても無くなりませんでした。



注意すれば少しの間はおとなしくして居るようですが、どうも私には
分からない様に続けてはいた様ですけどね。



そんな状態が数年続き、債務超過が5割り増しに成ったのは当たり前。
仕事が薄くては何とも成らないからと優先して発注をするも社長自身は
全くやる気無しで、業績はどんどん悪くなる一方。



見かねた私が再三に渡り改善指導を行うも成果はその月だけと限定的で
いよいよ当社としても見切らざる終えない状態に成ってしまい終局に。



その後の心配やらをして出来る限りの力に成ってあげたと言うものですが
今日耳に入ったのは、来社してくれた社長の耳に入ったという内容です。



それは、私に良いように食い潰されて倒産に追い込まれたと言うものです。



誉めてくれとは言わないですが、悪く言いふらしているようだと聞いて
何年もの間、気に掛け支援し続けてきた苦労は何の為だったのかと
あきれ返る思いをしたわけです。



悪い噂は尾びれを付けるとは言いますが、悲しい言われ方だと思います。



彼の場合、全て他人のせいで自分は悪くないと言ったスタイルの人間で
社員のせいやお客が悪かったり仕入れ先のせいだったり、自分を持たない
性格の様でした。その事もはっきり指摘、注意しては来たんですが結局
全く治ってはいない様です。



そんなんでは社員が可哀想だし、事業経営する事自体が間違っている
っと迄最後には言ったのですが結局はその程度の人間なんですね。



今日の社長との話しも、つぶれる会社の社長は結局つぶれるだけの
何かが共通して有るものだなぁ~っが共通の認識でした。