三度のメシより…イタグレびっちゃん☆

イタリアングレーハウンド(イタグレ)わさび(♀)の大百科

初めてのデンタルクリーニング(歯石除去)

2010年03月13日 | わさびの歯
本日、歯石除去を受けてまいりました。
前回診察を受けてから2週間。
軽度の歯肉炎が認められていたので、施術までに炎症が悪化しないように、抗生剤を処方されていました。


朝食抜きで病院へ
軽く説明を受けた後、預かり処置で施術していただきました。


お迎え時に、担当してくださった先生が、わさびの歯の状態を写真を使って説明をしてくださいました。

コチラはカルテの一部です

①歯石
このカルテで黒く塗られているところが、歯石のついていたところ。
奥歯にしっかりとついていたことが、このことからもわかります。
これを、スケーリングといわれる研磨処置でキレイにしていただきました。
一部、色素沈着により真っ白にならなかった歯もありますが、『化け物』はキレイに退治できました


②歯周ポケット
奥のほうにやや深いところがあったそうです。(「3」と記載されているところ)
この年齢なら2mmくらいが正常ということなので、炎症が進んでいたことがうかがえます。


③歯茎
歯石もそうですが、もうひとつ先生が気にかけていらっしゃったことが、わさびの歯茎が本来の位置から少し上にあがってしまっていたこと。
写真がないので、わかりやすい表現ができなくて恐縮ですが、歯肉炎により歯茎が溶けてしまい、本来の位置より上に上がってしまったようです。
まだ3歳にもなっていないのに…
歯茎が溶けている、ということは、歯を支える歯茎が小さくなっていることを意味します。
このことからも炎症が進んでいたことがうかがえます。


④炎症
歯茎のせり上がりも炎症が及ぼす症状ですが、前歯の歯茎も炎症を起こしていたことがわかりました。
今回、歯周ポケット部分に、抗生剤を注入し、炎症を抑える(歯周病菌を増殖しにくくする)処置を施してくださったそうです。
前歯はよく目に付くし、触りやすいところだっただけに、奥歯以外の歯にも炎症が見られたことに、ショックを受けてしまいました。。。


④欠損
実は、前々から気になっていたことではありましたが、わさびの犬歯は、本来尖っている部分が平らになっています。
両方同じようなバランスで平らになっているので、元々?なのか、欠けた??ものなのかがわからず、放置していたのです。
今日診ていただいて、「欠けてしまったもの」だということがわかりました
引っ張りっこ遊びや、硬いものを噛むことで、欠けてしまうことがあるそうです。
噛むこと自体は悪いことではないのですが、それを横に引っ張ったり…といった違う方向の力を加えることによって、歯にずいぶん大きな負担がかかっていたようです。
噛む遊びも注意しなければならないことがわかりました。
(個体差があります。あくまでわさびの場合です)



今回処置していただいた病院でのデンタル処置は、症状によって4段階に分けられるそうなんですが、今回のわさびは「グレードⅡ」の「歯肉炎~軽度歯周炎」という状態。
まだ3歳にもなっていない若さなのに、これは悪い状態だったのではないかな、とワタシは思います

全身麻酔を心配していたのですが、鎮静剤の注入のみで処置が終わったらしく、ガス吸引による麻酔はなかったそうなので、体への負担も幾分少なかったのかな、という気がします。



お迎えのご対面時。
看護師さんに抱っこされてやってきたわさびは、私たちがいることに気付くと、
身を乗り出しながらしっぽを振って、全身で喜びを表現してくれました
「いい子でがんばりましたよ」と声をかけてもらって、私も一安心。
来週もう一度、歯の状態を診ていただくことになりました。




帰宅後、半量のゴハンとヤギミルクをペロッと完食したびっちゃん。

定期的な歯の検診が、少しでも軽い体の負担でできるよう、これからはホームケアもがんばらねばなりません。

…しかし、これが一番の強敵デス(笑)