冷たい風のような火

メモ書きですが、それにしても何で公開の場で書くんでしょうね。

Jazz現代の名盤 その39

2011-10-01 21:27:17 | 息抜き
週末息抜きシリーズです。


Form and Fantasy。アメリカの白人ピアニスト、Kenny Wernerのトリオ作品です。
Wernerについては、やや重苦しさのある名作について前にメモしましたが、こちらは楽しいライブ版です。
Jazzの盛んなフランスはパリでのライブ収録。かなり気分が乗っていいたようです。

1曲目のAmonkstは意表を付くようなモンク調。Wernerの器用なところが光りますが、聴き所は2曲目、3曲目のSicilienne。
2曲目は叙情的にピアノソロで入り、3曲目で息の合ったトリオの美しくかつ迫力ある演奏。この即興性と美意識には感嘆させられます。
そして4曲目のNardis。これもトリオで突っ走って迫力十分。Wernerは知的で技巧もかなりあるものの、器用貧乏で面白みがないなどという評価もあるようですが、このライブ版ではのびのびと楽しい演奏を聴かせてくれます。5曲目ではEric ClaptonのTears from Heavenをカバーしたり、自由な感じですね。
そして、ラストのTime Remembered の凄まじい盛り上がり。ドラムズのAri Hoenigが鬼才なことも手伝って、パワー大爆発。
最初から最後まで極めてエンターテイニングなアルバムと言えるでしょう。

Jazzを普段は聴かない人でも十分楽しめる内容だと思います。
私としては、こういう作品にJazzを聴き始めたころに出会うことができたのはラッキーだったと思います。

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冷たい風のような火を燃やすものたち


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