冷たい風のような火

メモ書きですが、それにしても何で公開の場で書くんでしょうね。

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尾瀬も暑かった その2 燧ケ岳下山、尾瀬沼から見晴テント場

2018-10-28 19:18:37 | 旅行
海の日の連休に尾瀬を歩いた時の記録の続きです。1日目は福島県の御池から入山し、燧ケ岳に登頂しました。この日は見晴のテント場でテント泊の予定なので、まだまだ長距離を歩かなくてはなりません。お天気に恵まれて山頂からの絶景を楽しんだら、時間に追われるように下山です。まずは尾瀬沼を目指し、そこからニッコウキスゲが見頃を迎えている大江湿原を訪れる予定です。
さて、燧ケ岳山頂から見える美しい尾瀬沼。まずはこれを目指します。


ちょっと滑りやすい感じの道を下山していきます。体力的に充実している時なら足元も安定しているのですが、この日は2か月ぶりの山行ということでパワー不足。スリップしないようにへっぴり腰で進む有り様でした。
下山中もお花は綺麗。コケモモかな。ツガザクラもありましたけど、写真がいまいちなのでボツ。


ハナニガナでしょうか。タカネニガナかな。見分けづらい。


ウメバチソウかと思うけど、ちょっと時期的に早すぎるように思う。


オオバミゾホオズキかな。


オトギリソウ。


この小さな白いお花は名前がどうにも分からない。一昨年も分からなかったように思う。


シャクナゲがたくさん。美しい。


御池岳というところでしょうか。開けたところに出ました。尾瀬沼が正面に見える絶好の展望台。


奥に日光白根山などの日光山塊が見えます。


振り返ると山頂。俎嵓でしょう。それにしても、早朝のガスが嘘のように晴れました。こうなると暑い暑い。


景色を楽しんだら下山継続。少し行くと、コバイケイソウがたくさん咲いているパラダイスゾーンがありました。これは嬉しい。大きくて華のある高山植物。でも、実際には小さい花が集まって大きな花になっていて、それぞれが可愛い。






その後は樹林帯の急な下りとなり、マイヅルソウやゴゼンタチバナなど樹林帯に多く咲く花を愛でながらほぼコースタイム通りに下山しましたが、長英新道というこのコースは急坂が終わってからが長い。地図にも書いてあるのですが延々とほぼフラットな道が続き、ある意味退屈です。これと言って珍しいお花もないので立ち止まるチャンスもないのですが、長く歩いているとさすがに少しは休みたくなるものです。お天気がよくて気持ちがいいのはよいのですが、下山して標高が下がってくると暑いし。


それでも12:45頃には尾瀬沼の周囲、目印となる三本カラマツの辺りまでやって来ました。




左手の大江湿原方面を見ると、ニッコウキスゲが咲いています。本当の見頃はあと少し先だったかもしれませんが、十分迫力ありました。写真にすると今一つ目立たないですけどね。










ビジターセンター方面に向かう途中から見える燧ケ岳。やはり山歩きは晴れると楽しい。


いったんビジターセンター周辺の山小屋でアイスを買って食べたりして休憩し、その後再び大江湿原に足を延ばしてニッコウキスゲを楽しみました。尾瀬沼を回って見晴方面に出なければならないのですが、どうせなら晴れた空の下で咲き誇るニッコウキスゲを楽しまない手はないですからね。そして、ニッコウキスゲ以外にもお花はあります。代表的なのはノアザミ。


尾瀬のノアザミは赤紫が濃くて綺麗なのですが、本当は固有種のオゼヌマアザミを見つけたいんですよね。これまで3回ほど時期的に悪くないタイミングで来ているのですが、いずれの時もオゼヌマアザミには出会っていません。残念。他に出てきてくれたのは、白花のハナニガナ。


アヤメが残っていてくれました。


この黄色い小さい花はいつも名前が分からない。


周囲を歩いていると、時々樹間から尾瀬沼が見えます。すっかり夏モードの景色。


そして、ここで予想外の嬉しいお花との遭遇。トキソウです。朱鷺色というか、薄いピンクのとても上品な花で、尾瀬で見られる花の中でもその気品から一度は見たいと思っていたものです。個体数が多くないし時期も限られるということで、これまでは見られていなかったのですが、こんかいは群生しているのを見つけました。が、とにかくカメラのピントが合わない。小さい花だし色が薄すぎてデジカメが認識しない。




10枚くらい撮ったけど内容的にはほぼ全滅。残念ですが、肉眼でよく見られたので良しとしましょう。取りあえずテント場に向かわないといけないし。で、尾瀬沼をぐるっと回って沼尻の休憩所のところに来ました。時刻は2時半くらい。昨年は火災のために取り壊されていてブルーシートに覆われた建材があるだけだったけど、今年はきれいな休憩所ができていました。まあ、この時は疲れていなかったのでスルーしてしまいましたが。


沼尻屋や手前から見上げる燧ケ岳。


山頂ギラギラ照らされて暑そう。


その辺りに咲いていたサワラン。サワランも綺麗なんだけど、トキソウを見た後だと感動が鈍る。




沼尻から10分くらいで白砂田代という湿原に出ます。ここの湿原は小さいけど池塘も趣があって好きなところです。でも、その前にまずは沼尻川を横切ります。相変わらずの透明度。




付近にはコバイケイソウやサワランが咲いていて、パラダイスモード。




で、白砂田代です。緑が濃いなあ。今まで来た中で一番緑が濃い。白い木道が映える。


お約束の池塘と、その周囲のキンコウカ。キンコウカは好きな花です。








池塘に雲が映っていて夏らしい。


モウセンゴケもいっぱいあって、とっても小さいけど可愛い紫がかった白い花も咲いていました。でも、相変わらずピントが合わずに写真はボツ。
白砂田代で写真を撮りながら少し休んだら、樹林帯の道を見晴に向けて進みます。尾瀬沼から見晴のテント場のある尾瀬ヶ原へは約250mの下りになるので、全体的には楽なのですが、所々ぬかるんだ道や岩、濡れて滑る木道があるので注意が必要です。
まあ、真夏でとても樹の匂いがよい。






葉の感じなど新緑のようだ。


森深い道は楽しい。尾瀬ヶ原や尾瀬沼だけでなく、樹林帯を楽しんでこその尾瀬だと思う。


広葉樹も針葉樹も巨木がいくつもあります。








4時半少し前に見晴のテント場に到着。燧小屋で受付を済ませますが、あまりに多くのテントが張られているようで、既に番号札はなくなっていました。大混雑で、普通に平坦なところに張る場所はほぼありません。それでも何とか小さいスペースを見つけ、周囲の人に挨拶して自分のテントを張らせてもらいました。いやはや、ある程度予想していたとはいえ、すごい混雑だよ。


日が長いので急ぐ必要はないのですが、テントを張って荷物を整理したら5時半くらいにはご飯にしました。代り映えしないレトルトパスタソースと卵スープですが。


そして、6時半過ぎには夕日を見るために尾瀬ヶ原に出陣。テント泊の利点は夕暮れと夜明けを見ることができることですからね。すると、木道脇にはコバギボウシ。


正面には至仏山が見えます。2年前に登りました。高山植物の宝庫ですね。




この時期は、太陽はかなり北側に沈んでいきます。


振り返ると燧ケ岳。夕日に照らされている。




夕焼けという感じにはならず、少し残念。でも北西方向の山に日が沈み、独特の景色を堪能。


テント場は大混雑だったのですが、皆さん羽目を外したりしないで結構おとなしく就寝されたようです。私も久しぶりの山行で疲れていたし、いつもの耳栓のおかげで雑音に邪魔されることもなく熟睡でした。
さて翌朝、尾瀬ヶ原の夜明けと言えば朝靄の中での幻想的な世界。4:20くらいから尾瀬ヶ原に繰り出して鑑賞します。








燧ケ岳は笠をかぶっている。


なかなか日の出にならないが、朝靄の幻想的な風景は素晴らしい。












ノアザミやアキノキンリソウが露をまとって美しい。




結局、日の出は見ることができませんでした。時期的に、かなり北寄りの北東方面からの日の出となると思うのですが、山の影になってしまって太陽がはっきり見えるのは日の出の時刻よりだいぶ後になるようです。太陽は見えないままに辺りがどんどん明るくなるので、日の出を見ようと早朝から出てきていた人たちも徐々に山小屋やテント場に帰っていきました。








さて、私も甘いパンとコーヒーの朝食を取りにテントに戻り、今日の行動の準備です。テントをたたむ前に尾瀬の名瀑である、三条の滝を見に行く予定。それからいったんテント場に戻ってきて、好きなルートであるアヤメ平を通って鳩待峠に出る予定です。
写真が多くなってきたのでこの日の記録は次回に回します。
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尾瀬も暑かった その1 御池から燧ケ岳

2018-10-24 18:47:03 | 旅行
6月に転職先が決まってCFOとして働き始めたばかりで、今年の夏は仕事に集中せざるを得ませんでした。ブログも放置状態で、まったく酷いもんです。一方、少なくとも7月まではアルプスでは近年まれに見る好天の夏を迎えていたようです。私は5月を最後にお山を歩いていない状態でしたし、急にテント泊装備でアルプス歩くのは体力的に至難です。この年だと。
で、海の日の連休くらい1泊ならなんとかなるということで、これまで何故か登っていなかった燧ケ岳に登ってきました。暑かったです。既に秋になってしまいましたが、一応山行記録を残したいと思って書き始めました。
まずは1日目の山行のまとめ的な写真をいくつか。










今回は東武の尾瀬夜行というサービスを利用しました。いつもの群馬県側の鳩待峠からではなく、福島県側の御池から尾瀬に入ります。公共交通機関で御池にアクセスするには、一番効率のいい方法です。本当は、檜枝岐村という山奥の秘境的な村を観光したいと思うのですが、今回は燧ケ岳を登った後は尾瀬沼に下りて尾瀬ヶ原方面に行く予定なので、檜枝岐村の観光は次の機会になります。
この尾瀬夜行、昨年まではリクライニングシートのない普通車両だったようですが、今年から写真にあるリバティという特別車両になったので夜行とはいってもそれなりに快適でした。まあ、11:55発で3:50くらいには起こされるので大して眠れませんけどね。


で、会津高原尾瀬駅。4時20分にここからバスが出ます。トイレは電車の中にはもちろん、駅にも2か所あるので済ませておくことをお勧めします。


予定より少し遅れて6:10くらいに御池の登山口に到着です。早速、持ってきたおにぎりなどを食べて準備開始。2か月ぶりの山行は緊張する。


登山口。よく整備されています。尾瀬らしく、木道から始まります。




サンカヨウの実。花の時期は早くも終わっていました。白くて、雨に濡れると透明になる上品な花なのですが。


カラマツソウやカニコウモリ、ゴゼンタチバナなどの樹林帯の花が見られます。この時点では天気は曇りで、蒸暑かったです。序盤から汗が滝のよう。






ギンリョウソウも。やはり湿度が高いのか。


そして、登山道は北関東らしい(福島県側から登っているので東北だが)ぬかるみと岩の樹林帯。これ、結構滑るんですよね。地味に体力を削られる道です。


尾瀬は湿原が有名ですが、実は山間部の森は大木が多いです。針葉樹はクロベと呼ばれる種類のものが多いようです。


出発して45分くらいで湿原に出ました。少し息がつけます。広沢田代という湿原でしょう。


ワタスゲは全体的に盛りを過ぎていましたが、やはり尾瀬の湿原風景と言えば木道と一緒にこのワタスゲでしょう。








キンコウカには少し早いタイミング。ワタスゲとキンコウカの両方を見られると喜ぶべきか、両方時期が合っていないと悲しむべきか。






サワランです。今回の山行ではよく見かけました。赤紫が美しいですが、ピントを合わせづらい花です。




モウセンゴケも健在です。たまに、気の早いやつが花を咲かせていました。モウセンゴケの花はほんのりと紫がかった白い小さなお花で、とても可憐です。これまた写真ではピントが合わず、今回はどれもボツ・


チングルマは花が終わって穂になっていました。今年は可愛いチングルマのお花は見られないのか。


なお、周囲は結構ガスが濃くなっています。まあ、この日の天気は晴れ予報で、天気図的にも晴れを確信していたので、徐々に雲は下がっていくと思っていましが。


この広沢田代を過ぎてしばらくしてから、急に足が重くなってペースが落ちました。シャリバテではなかったので、明らかに運動不足で体がなまっていたのでしょう。やはり、2か月ぶりの山行でテント泊装備はキツイ。
オオカメノキはまだ花には早い感じ。


こういう道が延々と。滑るのがキツイ。ホント、久しぶりの山でテントだと、足元が悪いのが一番きつい。


そして、約40分かかって次の熊沢田代へ。この時点ではまだガスが結構濃い。


ネバリノギランがありました。


ポワポワのワタスゲ君も健在。まあ、本当は青空を背景にしたい。


ヒメシャクナゲも所々にあるのですが、小さくてピントが合わせにくいのが難点。


向かう方向には燧ケ岳の山頂に向けての雄姿があると思われるものの、ガスっています。


その手前には池塘がありそうですね。人が休憩している模様。




池塘に着きました。青空がないと、水面も今一つ美しくないですね。ちょっと残念。


お花はいろんな種類があって、サワランやキンコウカだけでなくタテヤマリンドウもたくさん。さすがは尾瀬の湿原ですね。ただ、ピントがなかなか合わなくて群落の写真はどれもピンボケでボツ。








ここから更に木道で比較的厳しい登りが始まります。きつくなるとチングルマやワタスゲの写真を撮って30秒ほど休憩。






コバイケイソウは数が少なく、残っているものも明らかに盛りを過ぎていて残念。


おっと、ここでアカモノが出現。贔屓の花です。初夏のイメージなので、残っていてくれて嬉しい。


オトギリソウも登場。何だかんだ言って花が多い。


木道もなくなり、滑りやすい急な斜面です。いやホント、2か月ぶりの山行でテント泊装備は無理だ。しかし、良いことも。気が付くと雲が徐々に下に降りて行って、周囲が晴れてきました。振り返ると、先ほどの池塘のあった湿原が綺麗。






更に少し登ると景色もよい。


シャクナゲやイワカガミも出てきて、これらの花に元気をもらいながら山頂直下の最後の道を必死で登る。まさか燧ケ岳でこれほどバテるとは。






9:36、やっとの思いで双耳峰の低い方である俎嵓(2,346m)に登頂。御池登山口から850m程度の標高差でアップダウンも少ないですが、この日の体力ではヘロヘロでした。時間こそほぼコースタイム通りとはいえ、GWに雲取・飛龍を縦走したり、昨年の夏に白馬岳や北岳、薬師岳から立山、あるいは表銀座をテント泊装備で縦走したパワーは完全に失われていた。


俎嵓から見た柴安嵓。こっちの方が高いので、本当の山頂です。こっちに行かなくてはならない。もちろんザックは置いていきますけど。


ちなみに、俎嵓からの方が尾瀬沼は綺麗に見えます。先にこっちの景色は楽しでおかないと。


で、20分弱のアップダウンで柴安嵓を目指します。途中、シャクナゲやコバイケイソウ、タテヤマリンドウなどが美しく咲いていました。










で、10時過ぎにやっとのことで柴安嵓に到着。一応自撮り。


柴安嵓からは、尾瀬ヶ原がバーっと見渡せて、それはそれは壮観です。




尾瀬沼方面はちょっと隠れてしまうのですが、背景に日光方面の山々が見えるのがよい。


疲れていたので景色を楽しむ余裕もあまりなかったのですが、休憩を兼ねて10分くらい山頂に滞在です。この日は、非常に混みあっている見晴のテント場まで歩かなければならないので、時間的にはあまり遅くなるのは避けたかったという事情があります。そうでなければもう少しゆっくりしてもよかったんですけどね。
長くなってきたので、燧ケ岳からの下山と尾瀬沼から見晴までの道程は次回に譲り、今回はここでいったん切ります。
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