中途半端に映画好きだと、お薦めを選ぶのは難しいと思う。
無茶苦茶詳しい人なら、その知識に立脚してベスト5とかベスト10を選ぶこともできそう。
あまり詳しくない人は、それ程多くの映画を見ていないだろうから選ぶ時に迷うこともあまりなさそう。
私は中途半端セグメントなので、難しい。
今月の東北地方ボランティアツアーでは、夕食を取りながら参加者の間で映画の話で盛り上がった。
その時にミステリー的なジャンルの作品として話題に上ったもののうち、私が好きだったのは以下の2つ。
これはお薦めできるのではないかと思う。
クリスマスや正月に相応しいかどうかは別だが。
「エンゼル・ハート
」。子供の頃見た。ラストシーンがここまで衝撃的な映画はこれが初めてだったかもしれない。
監督は鬼才と呼ぶに相応しいアラン・パーカー。Pink Floyd のThe Wall の監督でもある。
ミッキー・ロークとロバート・デ・ニーロの競演。デ・ニーロのピカレスクぶりが素晴らしい。
レニー・クラヴィッツの奥さんだったリサ・ボネットも役にはまっていたと思う。
ミステリーと言うよりはホラーに属するのかもしれないが、欧米の映画はつまらないスプラッターを越えていろんな刺激的なものを作り出してきたと思う。
古くはヒッチコック、90年代以降も「羊たちの沈黙
」、「シックス・センス
」、「アザーズ
」などなど。
よく練られており、映像という表現手法を上手く活用しており、作品から醸し出される独特の雰囲気が個性的で引き込まれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/24/69b81467a60461a202f54144e546c1fe.jpg)
「マルホランド・ドライブ」
。これも鬼才、デイヴィッド・リンチ。「エレファント・マン
」、「ブルーベルベット」
、「ツイン・ピークス
」などに加え、心温まるロードムービーである「ストレイト・ストーリー
」でも知られる、まさに狂人的才能。
話は逸れるが、北野武とデイヴィッド・リンチはある意味似ていると思う。
暴力的作品あるいは精神的に張り詰めた感じのあるミステリーが多い中で、心温まる質の高いロードムービーを1本残している(北野は「菊次郎の夏
」)。
閑話休題、「マルホランド・ドライブ」は私の好きな映画トップ5に入ると思う。
時間を切り取って散りばめたり(代表的なのは「パルプ・フィクション」とか「メメント」)、現実と想像や夢の間を不確実にしてみたり(「ユージュラル・サスペクト」とか)、いろんな手法で見るものを惑わしながら映像とストーリーで楽しませる映画には佳作が多い。
中でも「マルホランド・ドライブ」は白眉だと思う。深い。ストーリーもトリックも。小説ではできないと思う。
そして、リンチならではの世界観というか、ちょっと不気味な雰囲気が美しい。
一方で、実際には描かれていることはピュアだと思う、と言うか、現実世界の暗さと対峙する人間を美しく描いたと思う。
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冷たい風のような火を燃やすものたち
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無茶苦茶詳しい人なら、その知識に立脚してベスト5とかベスト10を選ぶこともできそう。
あまり詳しくない人は、それ程多くの映画を見ていないだろうから選ぶ時に迷うこともあまりなさそう。
私は中途半端セグメントなので、難しい。
今月の東北地方ボランティアツアーでは、夕食を取りながら参加者の間で映画の話で盛り上がった。
その時にミステリー的なジャンルの作品として話題に上ったもののうち、私が好きだったのは以下の2つ。
これはお薦めできるのではないかと思う。
クリスマスや正月に相応しいかどうかは別だが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/9c/1ee192ada33f87147a2f43b2520b76a4.jpg)
「エンゼル・ハート
監督は鬼才と呼ぶに相応しいアラン・パーカー。Pink Floyd のThe Wall の監督でもある。
ミッキー・ロークとロバート・デ・ニーロの競演。デ・ニーロのピカレスクぶりが素晴らしい。
レニー・クラヴィッツの奥さんだったリサ・ボネットも役にはまっていたと思う。
ミステリーと言うよりはホラーに属するのかもしれないが、欧米の映画はつまらないスプラッターを越えていろんな刺激的なものを作り出してきたと思う。
古くはヒッチコック、90年代以降も「羊たちの沈黙
よく練られており、映像という表現手法を上手く活用しており、作品から醸し出される独特の雰囲気が個性的で引き込まれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/24/69b81467a60461a202f54144e546c1fe.jpg)
「マルホランド・ドライブ」
話は逸れるが、北野武とデイヴィッド・リンチはある意味似ていると思う。
暴力的作品あるいは精神的に張り詰めた感じのあるミステリーが多い中で、心温まる質の高いロードムービーを1本残している(北野は「菊次郎の夏
閑話休題、「マルホランド・ドライブ」は私の好きな映画トップ5に入ると思う。
時間を切り取って散りばめたり(代表的なのは「パルプ・フィクション」とか「メメント」)、現実と想像や夢の間を不確実にしてみたり(「ユージュラル・サスペクト」とか)、いろんな手法で見るものを惑わしながら映像とストーリーで楽しませる映画には佳作が多い。
中でも「マルホランド・ドライブ」は白眉だと思う。深い。ストーリーもトリックも。小説ではできないと思う。
そして、リンチならではの世界観というか、ちょっと不気味な雰囲気が美しい。
一方で、実際には描かれていることはピュアだと思う、と言うか、現実世界の暗さと対峙する人間を美しく描いたと思う。
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