冷たい風のような火

メモ書きですが、それにしても何で公開の場で書くんでしょうね。

鹿島槍ヶ岳 一足早い紅葉と北アルプスの絶景その2

2014-09-30 22:19:27 | 旅行
9月20日、21日の週末に行った鹿島槍ヶ岳の2日目です。
朝4時に目を覚ますとテントが霜でバリバリになっていて驚かされました。10分下の山荘でトイレを済ませ、4時40分ごろに寒い中を山頂に向けて出発です。

ご来光は、テント場と鹿島槍ヶ岳の間にある小ピークの布引岳で見ることを決めていました。そうすれば、朝焼けの鹿島槍も見ることができるからです。
冷池山荘のスタッフの話では5時20分くらいが日の出ということで、テント場からコースタイムで1時間程度のところですから、アタックザックで身を軽くしたら40~50分で着くだろうという算段です。
まだ暗い道をヘッデンの灯りを頼りに慎重に歩き、暫くするとハイマツ帯もほとんど抜けて岩と石の道になります。
東の空はこんな感じ。


麓の大町市の灯りが見えます。


そして、5時15分くらいに布引岳に到着。日の出を待ちます。


狙った通りの快晴状態。雲海も広がっており、最高のコンディションです。徐々に東の空がオレンジ色に色づきます。ちなみに、寒いです。


南の方角、爺ヶ岳から針ノ木岳、さらに遠くには槍ヶ岳が見えますが、徐々に赤くなっていきます。


そして、ついに太陽が出てきました。


爺ヶ岳がピンクに染まり始めます。


その奥には針ノ木、右奥には野口五郎岳や赤牛岳、水晶岳など。


そして鹿島槍。


太陽がどんどん大きくなります。


大絶景をGoogle+の「おまかせビジュアル」サービスでもらったパノラマ写真で。槍、穂高から水晶、野口五郎、赤牛、立山、剣まで、とにかく全部。それがピンクに染まっていく神々しさ。


立山と剣岳。剣岳はいちばん遅くに光が当たります。ちょうど鹿島槍の影になっているのです。つまり、剣には鹿島槍の影がくっきり写っていることになります。


拡大。


八ヶ岳、南ア方面。富士山も見えます。


拡大。


拡大針ノ木。針ノ木の左後の黒い山が水晶岳でしょう。別名黒岳と呼ばれるのがよく分かります。


拡大槍ヶ岳~穂高連峰。8月に縦走した前穂高岳から奥穂高岳の吊尾根もよく見えます。あの下は涸沢カール。そろそろ紅葉目当ての登山者でごった返す頃かも。


拡大剣岳。荒々しい。


オレンジ色に染まった鹿島槍。さて、そろそろ登頂を目指しますか。


鹿島槍までは、それほど急ではないものの地味に長い登りで体力を削られます。よく休んだ後の朝一番なので結構順調に行きましたが、昨日無理をしなくてよかったです。
そして、ついに山頂へ。八峰キレットを越えていくテント泊の人たちは全部抜かしたので、暫くは山頂を独り占めでした。風は弱かったですが、それでも寒いです。


ここからもまず目が行くのは立山と剣岳。


拡大剣岳。氷河が目立ちます。


拡大立山。やはり剣岳との比較感では女性的ということになるのでしょう。


登ってきた方角を振り返ります。先ほどまでピンクだった光景は快晴の太陽に照らされて本来の色に。左手前がさっきまでいた布引山。


そして、鹿島槍北峰(右)から奥に、五竜岳、唐松岳、白馬岳と連なる後立山連峰。今日はこっちには行きません。天気がよければ、今年の秋のうちに五竜から唐松に縦走する計画はあります。


山頂の絶景を楽しみ、他の登山者の方と写真を撮りあったりして暫く過ごしました。下山するのが名残惜しい感じでしたね。
それでも、夜明け後にテント場や小屋を出発したと思われる人たちが登ってくるのが見えたので、混雑する前に引き返します。
途中、登りの時には暗くて見落としていた高山植物も見ることができました。トウヤクリンドウとか。背景の真っ赤なウラシマツツジの中にあって白い姿が神秘的。


ミヤマリンドウやヤマハハコの群生も。




コメススキは背景に高山が来ると格好がつきます。


ライチョウさんに会えなかったことだけが残念でしたが、お天気に恵まれて最高の眺望を楽しみました。8時過ぎにはテント場に戻り、時間的に余裕があったので1時間ほどかけながら撤収です。霜で濡れたフライシートとか乾かしながら。
絶景のテント場も名残惜しかったですが、いずれ後立山縦走プランでもう一度来る機会もあるかもしれないし、針ノ木から種池山荘まで縦走する時にもこちらに足を延ばすことも考えられます。また来る可能性の高いところです。

さて、下山ですが、これが一筋縄にはいかない。まずは爺ヶ岳を300メートルくらい登り返すので。
当然、途中は現実逃避します。ナナカマドの紅葉とか、


鹿島槍を振り返ったりとか。すでにちょっと雲がかかってますね。早朝アタックがやはり正解でしょう。


霜に覆われたシャクナゲとか。


途中の冷乗越です。昨日よりも空の色が青いです。


ウラシマツツジの草紅葉は本当に美しい。ハイマツの緑とのコントラストが素晴らしい。


爺ヶ岳のピークには登らず、巻き道をトラバースしますが、巻き道と山頂の距離が近いのであまり楽にはならないです。逆に言えば、巻き道もそれなりの高度にあるので風景は素晴らしいです。


日蔭は霜が溶けずに残っていて、緑、赤、白の絶妙のコントラスト。


拡大。お菓子のようです。実はライチョウさんの好物らしいです。


種池山荘をこのアングルで収められるところまで戻ってきました。


鹿島槍を振り返ると、やはり東側から雲が湧いてきています。本当に、完全に晴れることの少ない山なのですね。登山道も立山方面もすべて快晴なのに。


爺ヶ岳をやっと下り、種池山荘近くまで来ました。ここは、ちょっとした紅葉の廊下になっています。


ここから見てもやはり鹿島槍は少し雲に隠れていました。紅葉とのコラボ写真を撮ろうと思ったんですけどね。


種池山荘に11時ごろ到着しました。とりあえずコーラを飲み、山荘の方とちょっと会話してから最後の食事としてフリーズドライの山菜おこわを食べました。
多くの登山客でにぎわっていました。今年は夏の書き入れ時に天候不順で山荘の収入も今一つだったと思うので、登山客がよいお天気で楽しむ中で山荘も稼いでくれればいいと思います。窯焼きピザが1,000円というのに惹かれましたが、山菜おこわを消費していたのでこれも次の機会に。
種池山荘から眺める針ノ木岳も、やはり青空が濃い方がいい感じですね。


さて、ここからは柏原新道を本格的に下山です。登りに3時間くらいだったので、下りは2時間ちょっとと踏んでいました。
実際にそのくらいで下山できましたが、途中に休憩ポイントがあまりないので、意識して休まないと結構疲れます。道がいいので膝の痛みとかはあまりないですが、高度を下げてくるとどうしても温度が高くなって水分と体力を消耗するので。

柏原新道の下山中にも、前日の登りよりも花に目が行きました。余裕があったのかも。
タテヤマアザミですかね。とにかくアザミであるのは間違いない。


タカネニガナ。


これはミヤマタンポポかなあ。葉の形がちょっと分からない。写真の撮り方失敗ですね。


そして、紅葉も青空が濃い方が映えます。






柏原新道、本当に歩きやすい道でした。極端な斜度もないし、大きな岩や滑りやすそうな木の根もないので足を運びやすく、とてもフレンドリーな形に整備されています。重ね重ね感謝します。


扇沢の登山口から振り返ると、真夏のような空でした。


鹿島槍ヶ岳、流石に後立山連峰の盟主の風格でしたね。お天気に恵まれてラッキーでした。爺ヶ岳もよかったです。最高の展望台だし、始まったばかりの紅葉も楽しめました。
ライチョウさんに会いに再訪したいと思います。
本格的なアルピニスト達は厳冬期の鹿島槍に登るみたいですが、私はそれはないので、次は夏の前半で高山植物の綺麗な時がいいです。

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鹿島槍ヶ岳 一足早い紅葉と北アルプスの絶景その1

2014-09-28 16:39:07 | 旅行
お彼岸の週末(9月20日、21日)に扇沢から鹿島槍ヶ岳へのピストンをしてきました。
テント泊装備で登ってみたかったので。山小屋泊装備の場合は、五竜岳の方から鹿島槍ヶ岳にかけての難所である八峰キレットを越えてみたいですが、それは別の機会に。基本的に花や紅葉、絶景を求めているのであって、危険個所を通ったという英雄譚を求めている訳ではないので。

さて、今回の行きの交通機関は19日金曜日夜に竹橋を出発する毎日アルペン号で、朝4時半頃に扇沢に着くといういつもの眠れないパターンです。
昨年はこの週末に八ヶ岳で快晴に恵まれました。それに気を良くして秋晴れの絶景の美しいと思われる山域、そしてテント泊が楽しそうなテント場を考えて後立山連峰の盟主と言われる鹿島槍ヶ岳に決めたのです。
しかし、天気予報は週の前半の時点では雨、あるいは良くても曇り。
ただし、いつもの素人天気図読解を駆使し、今回も気象庁の予報は過度にネガティブと判断。実際にその通りで、週の半ばごろから雨マークは消え、晴れ間も期待できるくらいに。
天気予報は東日本の南海上にある前線の影響を中心に考えられていたようだけど、私としては大陸性の高気圧が強まりそうに読んでいたので、多少東南方面から雲が来ても北西から押し返して晴れることを期待していました。
結果は、完全にはその通りではなかったものの、かなりの程度読みが当たって、特に日曜日は美しく晴れてくれました。
このとおり。


さて、バスは朝4時半に扇沢の爺ヶ岳登山口に降ろされますが、まだ周囲は真っ暗。そして寒い。この時期、北アルプスは霜はおろか初氷も観測されているので。
ヘッデンの灯りで早々に出発してもよかったのだけど、登山届を出したりおにぎりを食べたりして何となく時間をつぶし、暗いながらも夜明けが迫っていることが分かるくらいに空が変色し始めた5時少し前にテント泊装備を背負って出発しました。まずは、約1,000メートルの標高差を種池山荘まで登る4時間程度の柏原新道を行きます。
前週末に雲取山で経験済みなとはいえ、北アルプスの道の方が厳しいのではないかと最初は緊張して登り始めます。
しかし、この柏原新道、想像以上に登りやすかったです。多くのブログにもいい道だと紹介されていますが、傾斜に無理がなく、石もちゃんと埋まっていて安全だし、本当によく考えて作られていると感じました。


今回の山行で立ち寄る種池山荘と冷池山荘の歴代オーナーさんたちが自ら切り開き、メンテナンスされているようです。安全登山もこうした努力のお蔭ということで、大変ありがたいです。

花は時期的に少なかったですが、リンドウやアザミが見られました。


しばらく行くと、南西側に針ノ木岳が見えるようになります。3大雪渓の1つである針ノ木雪渓があり、シーズンにはコマクサも咲く山で、お天気が良ければ今年の夏に行きたいと思っていたところです。もう花のシーズンは終わってしまったので、挑戦は来年以降に持ち越しです。


針ノ木岳からの稜線は縦走コースになっており、種池山荘に突きます。柏原新道からは、その稜線がよく見えます。この時点では、まだ雲が薄くかかっている状態だったので快晴の青い空との対比はありませんが、始まっていた紅葉と北アルプスの山がいい感じです。


柏原新道は道中いくつかの標識が出ており、それが道の特徴を表しています。
「水平動」とあれば斜度のほとんどない道だし、「水平岬」はその水平な道の終わり辺り。「富士見坂」は晴れていれば富士山が見えるであろう見晴らしのある坂。「石畳」は大きな岩の連なる道などです。
危険個所はほとんどなく、雨が降っていて滑ったら危ないと思われる崖が1つあるだけでした。その近くに咲くオンタデ。


ナナカマドは赤い実をつけていました。葉の紅葉はこれから。


登りやすい道とは言っても、テント泊装備を担いで登るのはやはり楽ではありません。特に、最後の4分の1くらいはかなり急な登りがほとんど休みなく続くので、消耗します。
そんな中、針ノ木岳と紅葉に現実逃避しながら耐えて登り続けます。


すると、森林限界を越えて見晴らしがよくなり、種池山荘が近くに見えてきます。午前7時45分頃、登り始めてから約3時間で到着しました。予想外に早いペースでした。途中、小屋泊装備の人に何人か抜かれていたのでそれほど速いとは思っていなかったのですが、前週の雲取山の修行が効いていたのかも。


種池山荘はオレンジの屋根とクリーム色の壁がメルヘンで可愛らしく、ホームページ(冷池山荘、新越山荘と同じ経営)も情報豊富で親切な感じで、自分的に好感度が高くて好きな山小屋です。
今回はここには宿泊しませんが、来年の7月に針ノ木岳から縦走する機会があれば、テントではなくて小屋に泊まってみたいと思っています。

小屋前からの眺め。雲海の向こうに、八ヶ岳、富士山、南アルプスまで見えました。お天気は確実に良くなる方向。


ここから見る針ノ木岳の迫力。


時間にだいぶ余裕ができたので、30分くらい休んでゆっくり出発しました。ここから2時間少しでテントを張る予定の冷池山荘に着くはずなので、11時半から12時ごろにはテントを張り終えている計算になります。後は天気次第で、眺望がよさそうならこの日のうちに鹿島槍ヶ岳山頂に空身でピストンし、雲がかかっていたら翌朝の登頂を狙います。鹿島槍ヶ岳を含む後立山連峰は、日中は晴れていても東側から上がってくる雲に巻かれる可能性の高い山域なので、時間があっても雲が上がってきている場合は午後に登頂せずに早朝を狙うつもりでした。

種池山荘を鹿島槍ヶ岳方面に出発。まず、穂になったチングルマの花畑と遭遇。


そして、これが途中越えていく爺ヶ岳。南峰、中峰、北峰3つの頭を持つ山で、300名山指定を受けています。ライチョウが多いとのことですが、私は残念ながら会えませんでした。


爺ヶ岳への道は、ミネカエデなどの紅葉が始まっていました。見頃は私が言った週末から1週間後くらいだったようで、その意味では少し残念。


しかし、紅葉の始まりを楽しむことのできる道でした。


それほど急な道ではないものの、これまでにすでに1,000メートル以上登ってきているのでかなりきつく感じます。
そんな時は後を振り返ると、雄大な立山を背景に種池山荘がアルプスの山小屋としてのメルヘンシーンを見せてくれます。


紅葉と一緒に。


種池山荘をモチーフにした写真だけで20枚以上撮ったと思います。
そして、北を見れば目指す鹿島槍ヶ岳。後立山連峰の盟主と言われる大迫力。


既に2,500メートル以上の高地に上がってきているので、鹿島槍の山頂との標高差は400メートルありません。そのため、この山の大きさを凄く感じる訳ではありませんが、双耳峰ならではの威容は格好いいです。同じく双耳峰の谷川岳も贔屓の山です。ちなみに、帰りのバスからチラッと見えた鹿島槍の大きさは圧倒的で、麓の大町市から眺めるとまさに盟主の迫力なのでしょう。

そして、まずは爺ヶ岳南峰に到着です。


この南峰は、まさに天然の大展望台です。これほどの展望台は、これまで登頂した山頂からの絶景、例えば仙丈ケ岳、木曽駒ヶ岳、八ヶ岳の硫黄岳と並ぶかそれ以上のものです。
ケルンの向こうには、左から槍・穂高、右には針ノ木。


立山と剣岳。この立山連峰は正に大迫力。鹿島槍への道は、左側に常に立山と剣岳が見えています。岩々しく、紅葉シーズンといっても木がないイメージ。岩の殿堂。


そして鹿島槍ヶ岳。やはり格好いいです。


雲海が見事でした。やはり、東側からは雲が上がってきているようでした。


南峰を後にして少し下ってからまた登り返し、爺ヶ岳の最高峰である中峰に到着です。2,669メートルということで、種池山荘からの標高差は200メートルほどですが、途中のアップダウンがあるので思ったより疲れました。


ここから見る立山、剣岳と手前の種池山荘。


この後は気持ちのよい稜線を300メートル弱下ります。下りなので楽なのですが、このアップダウンは侮れません。二日目の下山の時も、結局この300メートルを登り返してから下ることになるので。
この日も、冷池山荘直前辺りではかなりばてた感じになっており、東側からの雲の上がりも顕著だったので、歩きながら「テント張ったら寝よう」と思っていました。
冷池山荘は、爺ヶ岳から見るとすぐ近くにみえるのですが、なかなか着きません。そして、その奥に鎮座する鹿島槍が雲に飲み込まれつつある。


登山道の天気はどんどん良くなっているんですけどね。この辺りが後立山連峰の難しいところですね。
登山道ではシラタマノキが咲いていました。こんな時期に。ツガザクラかと思いましたが、Google先生にお聞きしたところシロモノとも呼ばれるシラタマノキだと思います。


そして、赤岩尾根との分岐点で稜線のコルにあたる冷乗越を通過。立山、剣岳のお天気も最高のようです。向こうに登山してこちらを眺めたらどんな感じなのでしょうね。
剣岳は危険な上に登山者が多くて渋滞して登りにくいイメージがあり、眺めてよい対象ではあっても登る対象としてはあまり興味がないのですが、立山連峰から後立山連峰を眺めるというコンセプトは挑戦する価値があるかもしれません。


冷池山荘直前の登りでエネルギー切れを起こし、足が攣りそうになるのを我慢して何とか山荘到着。11時半ごろでした。テントの登録をすると、何とこの日一番の到着でした。テント場は山荘から10分ほど登ったところにあり、見晴らしの素晴らしいところです。このテント場に泊まってみたかったのです。立山、剣岳の見晴らしのいいところに設営しました。


設営記念にテント場からの立山、剣岳。


まずはエネルギー補給と水の購入(水場はないですが、沢から山荘にポンプで水が汲み上げられており、1リットル150円で分けてくれます)のために山荘に行きます。テント場の見晴らしがいいのはよいのですが、トイレを含めて何をするにも10分の登り下りがついて回るのは疲れますね。正直のところ。
冷池山荘では、ヤマレコなどで評価の高いラーメンをいただきました。これを食べてみたかったのもここに来た理由の一つ。ちなみに、種池山荘でも食べられます。シンプルな醤油ラーメンで、今は懐かしの東京ラーメンの良さがあると思いました。


テント場に戻ると、かなりガスが発生中。まだ12時半くらいだったので、鹿島槍の山頂にピストンするのは可能でしたが、疲れもあるし翌朝は快晴だと勝手に確信しているのもあって、この日はテントでまったりしました。私の後からテントを張った人の中には、3,4人くらいこの日のうちに鹿島槍に行ったようですが、山頂の眺望はどうだったんでしょう。


昼寝したり、太陽が出てきたら景色を楽しんだり、地図や本を読んで過ごします。


どんどんテントも増え、最終的にはほぼいっぱいになりました。4時過ぎには晴れ間も結構出てきました。西側の立山方面が晴れていて、東側の大町方面がガスっている状態です。
私は見逃してしまいましたが、ブロッケン現象も起きたようです。




南側に見える爺ヶ岳の3つの頭がなかなかよい。




気温は低めで、フリースの上にレインウェアを羽織っていました。夕ご飯はいつものようにカレーにソーセージ、今回はトマトと食後のブドウを持ってきていたので、少しは贅沢だったかも。
寒かったものの、日が落ちるとすぐに寝てしまいました。夜中に何度か目が覚めましたが、テントとしてはかなりよく眠れた方だと思います。

で、翌朝は4時に起きました。4時半ごろ出発のつもりで。トイレに行こうとテントを出ると、なんとテント全体が霜で覆われていてバリバリでした。


ちょっと長くなったのと書き疲れたので、いったんここでアップします。
朝焼けの山々を中心とした後編もできるだけ早くアップしたいと思います。

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20km以上の山道を歩いて一泊二日で三峯神社に参拝する

2014-09-23 20:49:06 | 旅行
埼玉県の秩父にある三峯神社、日本武尊の東国遠征の頃にまでさかのぼる歴史を持つという由緒ある神社で、山奥なのでなかなか行けないながらも人気のパワースポットです。
なお、三峯とは神社の奥宮のある妙法ヶ岳、東京・埼玉・山梨の3つの都県が山頂で交わる百名山の雲取山、そして雲取山への三峯登山口からのルート上にある白岩山の3つです。
三峯神社の本宮はもちろん、3つの山のすべてを踏破してこその参拝と考え、敬老の日の連休の土日にテント担いで20km以上の長い参道を歩いてきました。
まあ、要するに奥多摩から雲取山に登山して三峯ルートで下山して神社にも参拝したということですね。

快晴とはいかなかったものの、まあまあの晴れに恵まれた三連休の初日の土曜日、予想通り多くの人が奥多摩に来ていました。
雲取山登山口としてメジャーな鴨沢へ向かう人も多く、8時35分頃初の鴨沢方面行のバスは臨時増発が出ていたようです。
それでも、私の狙いとしてはこの日の奥多摩は南北アルプスや八ヶ岳よりは混雑しないだろうというものでした。
天候不順で7、8月の週末のほとんどが雨だったため、登山を趣味にしている人たちはやっと訪れた晴れの週末に高山に向かうと思われたからです。
こんな時に奥多摩に来るのはマイナーセグメントなはず。一方、9月に入って気温の低下が著しいので、標高2,000メートルに満たない山域が多いこの辺りでも結構涼しくなっているはず。登山しやすい環境だとう読みました。まあ、結果的には半分くらい当たってました。

で、鴨沢に9時過ぎに到着。登山前のトイレを済まそうとする人で渋滞です。


今回の雲取山登山は、テント泊装備を担いでの本格登山としては今年初めてのものです。7月後半に甲斐駒ヶ岳と仙丈ケ岳に登った時もテント泊でしたが、あの時は典型的なラクチンテント泊、つまりベースキャンプ方式だったので、北沢峠のテント場までバス停から15分くらいしか装備を担いでいません。14kgくらいの装備で標高差1,500メートルを登るのは今回が初めてなのです。
そして、これは次週のお彼岸の週末に予定している鹿島槍ヶ岳へのテント泊登山への予行演習でもあります。扇沢から鹿島槍のピストンコースは柏原新道という安全な道を通るので、北アルプスの高峰といっても滑落などの危険はないのですが、途中に爺ヶ岳を挟むのでアップダウンが激しく、累積標高差が2,000メートルを超えます。そこにテント泊装備で行く前に、雲取山で体を慣らしておきたかったのです。

さて、鴨沢からの登山コースは雲取山では最もメジャーなもので、危険個所なく基本的にはダラダラと長い坂がコースタイムで5時間以上続く樹林帯のコースです。
序盤は意外なほど体が軽く感じましたが、これは既に早朝ではなかったからかもしれません。
標高500メートルちょっとのところから登り始めるので気温も20度くらいと高く、樹林帯は風も通らないので直ぐに汗だくですが。
しかし、思ったよりも多くの花が咲いていてこれはうれしい誤算でした。

クサボタン。


ツリフネソウ。


シラヤマギクですかね。キクは似たのが多くて。


ヤマジノホトトギス。このホトトギスの類はホントに面白い形ですな。エイリアン。


ゲンノショウコでしょうか。個体数は少なかったですが、とても綺麗です。


これはGoogle先生にお聞きしても特定できなかった花。この手の形の花は特定しにくい傾向があります。


雲取山は東京都最高峰(2,017メートル)なだけでなく、日本百名山の一つでもあるのでブランド力があります。そのためか、登山道はかなり整備されていて歩きやすい印象でした。


まあ、これは初日の鴨沢コースの話で、翌日の下山に使った三峯ルートは奥秩父らしいワイルドさが残っていましたが。
黙々と登り、2時間以上が経過してそろそろシャリバテ状態になってきて休みたいと思っていると、ちょうど七ツ石小屋に到着しました。素泊まりと10張弱のテント場があります。豊富な水が汲み放題なのがありがたいです。


七ツ石小屋からの眺め。雲が出てきてしまって、眺望はいまいち。


ここでアルファ米とレトルトカレーという軽量化重視の昼食を取り、40分くらい休憩して12時過ぎに登山再開です。七ツ石山山頂付近は急登だと聞いているので、あえてピークハントはせずに巻き道を行きます。
ここからの尾根道は山火事への防火の意味もあって木が切られており、ク雲がなければ眺望がいいと思われる道です。鹿の食害にも負けないマルバダケブキの花畑のはずですが、流石に花は終わっていました。


そして有名なダンシングツリーが出現。カラマツでしょうか。


尾根道にはカラマツが多かったので、黄葉のシーズンは綺麗でしょうね。


途中、ヘリポートや奥多摩小屋を通過します。テントを張っている人が多くいました。いい加減単調な登りに飽きてきたところに、山頂前の小ピークである小雲取山への登りが意外ときつくて体力を失っていく。振り返ると結構歩いた感じですね。


アキノキンリソウ。高山だと珍しくないですが、この日はこれしか見ませんでした。きれいな花は単調な尾根道における現実逃避。


最後の30分くらいの登りを我慢すればやっと山頂が見えてきます。直下に避難小屋があるので、それが見えてきたら最終盤です。このころには日帰りの人が小さいザックで悠々と下りてくるのと多くすれ違い、テント泊装備で汗だくの自分が修行者に思えました。まあ、鹿島槍に向けた修行なので仕方ない。


そしてやっと登頂。と思ったら、本当のピークは避難小屋のからやや右方面に行った方にあります。そちらに向かう前にこれまで来た道を振り返る。雲がかかっていますが、ゆるやかな尾根道と緑の木々は独特の趣です。


山頂には、東京、埼玉、山梨それぞれの標識があって競っています。都民としては東京の標識で記念撮影。東京都最高峰の標高2,017を制覇。新緑の頃から何度か計画しては流れていた雲取山登山でしたが、やっと登ことができました。


曇っていて眺望は限られたのがやや残念。


山頂は12、3℃だったのではないでしょうか。風が吹くと寒いので、あまり長く滞在せずにテントを張る予定の雲取山荘に向かいます。三峯方面に150メートルくらい下ったところにあります。
で、この山荘に向かう山頂直下の道はかなり急。テント泊装備で体が安定しないと、下りはちょっと気を付けなければなりません。
そして、山頂を通過して直ぐに気が付くのは、東京の鴨沢ルートとは全然違う道の雰囲気。苔生した深い森で、樹林帯の香りも濃くなります。
雲取山は奥多摩の最高峰ですが、同時に金峰山や甲武信ヶ岳など奥秩父山塊の主脈の最東端にあたり、貴重な深い森として保護されている秩父多摩甲斐国立公園の一角です。


2時半ごろに雲取山荘に到着。立派で有名な山小屋です。この日はほぼ満室だったようで、家族連れや団体などで賑わっていました。


早速受付で登録してテントを設営。


テント場は小屋から至近で、50張設営可能とのことでしたが、実際には30くらいしか張れないように見えました。こちらもしばらくすると一杯になってしまい、遅く到着された方々は場所の確保に苦しんでいました。


テント場の周辺は林ですが、山梨方面に沈む夕日を拝むことができました。


ぼっち登山でテントだと時間を持て余すので、明日下山予定の秩父方面の情報を整理しました。「あの花」は「るるぶ」でも公式に使われています。


翌朝。ご来光はよく見えました。これはテント場から。


テント場からも見えたのですが、山荘のデッキからの方が見晴らしがいいので移動して鑑賞。


テントの撤収には時間がかかるものですが、この日は何故かテキパキしていて6時前には出発できる状態に。ところが、トイレを済まそうとしたところ20分もの渋滞に巻き込まれる。雲取山荘のトイレは山荘宿泊者もテント泊の人も屋外のものを使うので、山荘がいっぱいの時は注意ですな。
張れていたら山頂に戻って眺望を楽しむのもありだと思っていましたが、早朝は山荘から山頂にかけてガスがかかっていたので諦め、すなおに下山します。


三峯ルートは、山頂と登山口の単純な標高差は1,000メートルくらいなので鴨沢ルートよりだいぶ楽に聞こえますが、実は途中に200メートル以上のアップダウンを含む幾つかの小ピークを越えていくので、かなり厳しいコースです。実際には累積標高差は1,500メートルくらいになるでしょう。
しかも、奥秩父らしい森深い道。テント泊装備を背負っているとかなり膝に負担がかかります。やはり今回は修行の山行。
それでも、朝のひんやりした空気の中で原生林に日が射すと美しい。






花も多いです。一番多かったのはこのシロヨメナ。


トリカブトもかなり咲いていました。


レイジンソウも。


シラヒゲソウ。かなり特徴的な花ですね。


この手の集合花、いつもシシウドだと思ってしまうのですが、今回は何でしょう。特定しにくい花です。


途中、白岩山(標高1,921メートル)まで200メートル以上登り返すのでかなり厳しいです。しかも、山頂には標識がなく(台風による被害の跡地であることの標識があったが)、そこが山頂とは気づかずに進んでいました。
その後も前白岩(1,776メートル)、名前のきれいな霧藻ヶ峰(1,523メートル)などのピークの前は100メートルくらい登り返すので辛いです。雲取山荘が1,8000メートル代の位置にあったことを考えると、3時間くらい歩いても実質的には300メートルくらいしか下っていないという精神的に苦しい道です。

この道で気になったのは、コケ。奥秩父は北八ヶ岳と並んでコケの名所と聞いていたのですが、確かによく見るといろんなコケが生えています。水滴が光ったりして結構きれいです。










それはいいのですが、一点困ったことが。
途中でハチの巣に注意するようにという段ボールに書かれた注意書きがあるのですが、その周辺の登山道にはそれらしきものはありませんでした。
ところが、そこから10分以上下ったと思われるところで、いきなりクロスズメバチの大群に襲われました。
かなり急な下山道に当たるところで、土の道を下るか岩の道か分かれるところなのですが、土の道の下に巣があったようです。
速攻で逃げたので何とか事なきを得たと思った瞬間、なんとくるぶしの下の辺りに痛みが。登山靴の中に紛れ込んだのが一匹いたのです。
登山中は動植物をはじめとして自然にできるだけダメージを与えないように、木の根も可能な限り避けて歩く私ですが、流石にこの時は迷わず潰しました。
翌日少し腫れただけで、痛みよりも痒みが残るだけだったのは、クロスズメバチの毒がスズメバチの仲間の中では弱い方だったからでしょう。不幸中の幸い。
それにしても、注意書きはちゃんとした場所に出してくれないと逆に危険ですな。

閑話休題、雲取山は鴨沢ルートと三峯ルートで本当に感じが違います。一日目は曇っていて二日目は晴れていたせいかもしれませんが、森深い三峯ルートは気持ちがよかったですね。








そして、4時間ほどの時間を要してついに三峯神社方面に下山してきたところ、鳥居が出現して分かれ道が。鳥居には奥宮と書いてあり、どうやら三峯神社の奥宮に続く道のようです。


いい加減疲れてきているところに、標識では距離にして1.4kmの道。地図で確認したところコースタイム40分、急斜面で鎖場もある模様。
まあ、それでもどうやら山の神様を祀っているということで今後の登山の安全祈願にもなるし、奥宮があるのは三峯の一角である妙法ヶ岳(1,329メートル)なので、雲取山、白岩山と合わせて三峯制覇になるので、鳥居のところにザックをデポして行ってみました。

結果。満足感という意味では正解。しかし、道が意外なほど険しかったので疲労感は著しく増大。どうやら、妙法ヶ岳だけでも登山のターゲットになるようで、多くの登山者と出会いました。
最初の鳥居を超えて200メートルはなだらかな登りですが、その後はかなり急な道を500メートルくらい行きます。スニーカーで来ていた人たちは大体ここでばてていました。
そして、第二の鳥居に着きます。


この辺りは北の方の眺望が効きます。


ギザギザ山頂で有名な百名山、両神山が見えました。


さらに進むと3つ目の鳥居があります。


この前後から道は相当険しくなり、スニーカーでは滑落の危険が高くなります。鎖場も出現するし。私は今回はフル装備なので問題なかったですが。
で、疲れた体に鞭打って40分、コースタイム通りに山頂到着です。奥宮は建物はなく、祠があるだけでしたがお参りします。


なぜかお犬様がいっぱいいる奥宮だった。私は猫の方が好きなのでちょっと違和感。


山頂からは南側の眺望が効くのですが、どれが今下ってきた雲取山かよく分からず。


何だかんだで往復1時間以上かけてお参りした訳ですが、せっかく三峯ルートを取るなら行って損のないところだと思います。
そして、分岐地点に戻ってザックを回収して下山を再開。約15分でようやく下山完了です。
標識に従って三峯神社方面に向かいます。途中、お土産屋の店先で売っているイワナの塩焼きと芋田楽に惹かれましたが、ここはまず神社が優先(理由は直ぐ後に)。

三峯神社の鳥居は三ツ鳥居という珍しいものです。確かに3つの鳥居でできている。白くて格好いいですね。


三峯神社には観光目的で来たのですが、もう一つ実質的な目的がありました。それは日帰り温泉施設。興雲閣という神社併設の宿泊施設内にあるのです。入浴料は600円。
とにかく汗だくだし疲労感あったし、テント装備担いで下山してきて足も痛いので、早くお風呂に入りたかったです。そこで、神社の見学は後回しにしてまずは日帰り温泉に向かいます。
しかし、これが遠い。由緒ある神社なので結構敷地が広く、興雲閣はその奥まったところに建っているので。テント泊装備の大型ザックを担いでストックを使って歩行する様は、参道を行く観光客の多くから奇異なものとして見られていたように感じます(哀)。
興雲閣は宿泊施設ながら、神社の関係者(巫女さんの男性版)が受付をしており、汚れた登山者も差別せず歓迎してくれます。八ヶ岳の某登山口の宿泊温泉施設は、ホームページでは主人のおやじも登山が趣味だとか書いているくせに登山者に極めてぶしつけな態度を取るのが気に入らないですが、ここは真逆でよかったです。
温泉施設は屋内のみで小さいですが、塩味の濃いナトリウム系のお湯は気持ちよく、かなり満足度が高かったです。奥多摩方面に下山して芋洗い状態の温泉施設に行くよりいいんじゃないですかね。

で、湯上り後にちゃんと参拝した。
拝殿は大きく、極彩色で迫力あります。


細かい装飾が施されています。






ご神木は触るとご利益があるようです。


一番奥から入り口に向かって戻る形で参道を通っているので、拝殿前の鳥居を通過して階段を下ります。


白い石灯籠が趣あり。


山門まで戻ってきました。


西武線の秩父駅に向かう次のバスまで1時間もあったので、門前の土産物屋で芋田楽を食べたりして時間を潰しました。バスの到着する駐車場付近からは、この日下ってきた雲取山から白岩山のルートが眺められました。写真左手に写っている木の右奥の山が雲取山、左側手前が白岩山です。


帰りのバスからは、秩父の山として有名な武甲山も見えました。


遅い昼食になりましたが、西武秩父駅構内の仲見世通りで秩父名物のわらじカツ丼を食べました。味噌豚丼の店は3時に閉まってしまうということで、こっちになりました。通常カツ2枚のところを3枚にしてもらいました。


腹いっぱいになった後は地酒や鮎の甘露煮、漬物などのお土産を買って帰りました。


地元とも言える山の登山記録だった割には長いエントリになりました。なぜだろう。
まあ、山行としては、流石にこの翌週の鹿島槍ヶ岳へのテント泊の方が充実度高いです。
しかし、奥多摩らしくもあり奥秩父らしくもある雲取山は樹林帯の魅力にあふれていたし、麓の三峯神社のパワースポットぶりもなかなか。
流石は百名山の一角でした。

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登山してゴミ拾う

2014-09-01 22:46:50 | 社会
エベレストや富士山がゴミで溢れてるんで、ゴミ拾い登山とか行われてますね。大きなゴミ袋担いだ体力ある登山家とかボランティアがゴミ拾い。

私、そんなに体力に余裕ないし、自分の荷物だけでザックはいっぱいなので、山行中にゴミ拾いをボランティア的にやるのは無理です。正直言って。
しかし、今年に入ってからのあらゆる登山、つまり雪山も奥多摩ハイキングも、早池峰のような高山植物だらけの美しい山も、甲斐駒や穂高岳などの夏山高山も全てですが、何らかのゴミ拾いをするハメになっています。
登山道に堂々と落ちてるので。飴の袋とか、一口サラミの包み紙とか、何かよく分からないプラスチックとか、穂高の時なんか缶コーヒーの空き缶2本とか。目の前に出てきたら拾うしかないでしょ。こっちがゴミ拾いやる気満々で探して見つけるんじゃないですよ。バッチリ落ちてるわけです。
小さいゴミであれば自分のゴミを入れる袋に一緒に入れて持ち帰ります。缶コーヒーの空き缶は、岳沢小屋まで持って行って事情を話し、引き取ってもらいました。無駄な重量&スペースを取る空き缶を持って縦走するのは、自分のリスクを高めることにもなるので避けたかったから。

日本人のモラルは中国人のモラルとは別次元とネトウヨが言う。へえーそうかね。

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