2月12日の日曜日、お天気も良かったので久しぶりに奥多摩に行くことにしました。お天気がよかったのはあくまでも東京の話で、北関東や長野などのメジャーな山々は雪でした。典型的な冬型の天気ですね。奥多摩は東京在住の私にとってはホームグラウンドのはずですが、何故かこれまで冬には山歩きしていません。冬はメジャーな雪山という先入観があったとも思えませんので、理由は今一つ不明です。自分のことですが。それはともかく、冬場は当然寒いので夏場のように暑さにやられて汗だくになって苦しむことが、基本的にはありません。つまり、夏場には暑さでやられがちな急登の山に行くには丁度いいと言えます。ということで、これまでは急登とそれに伴う暑さを嫌気して避けていた奥多摩の名峰、鷹ノ巣山に初めて行ってきました。
冬場とは言え、ホリデー快速奥多摩号は登山者が多く乗り込んでいます。そのため、奥多摩駅から奥多摩湖方面に向かうバスはやはり混雑。まあ、それでも皆さん着席できるレベルではありました。鷹ノ巣山と言えば、奥多摩でも一番の急登ルートである稲村岩尾根が有名ですが、実は今年の2月は通行止め。そのため、奥多摩湖畔の倉戸山を経由する榧ノ木尾根のルートを取りました。まあ、このルートも倉戸山の山頂までの標高差600メートル強はかなりの急登です。
バスを倉戸口のバス停で下りたら、早速登り始めます。快晴で奥多摩湖も綺麗。
直ぐに温泉神社という神社が現れます。奥多摩は温泉が多く湧いていて、この辺りも地名で熱海とかいうところがあるくらい。温泉宿もあります。
さて、その後は落葉したブナの樹林帯を行きます。気持ちのいい青空と冷たい空気ですが、地図にあるように結構急な坂で、直ぐにベースレイヤーとその上のシャツだけでも汗が出るくらい。
そして、比較的直ぐに雪が現れます。気温が適度に低いのが幸いしてアイスバーンにはならずにグズグズに溶けてもいない、比較的歩きやすい雪質でした。そこで、無理にチェインスパイクはつけずにツボ足で登ります。結果的に、この日は一日ツボ足でした。
途中2,3人の方とすれ違ったり追い抜いたりしましたが、全体的に人は少なめでした。落ち着いた山歩きができます。かなりの急登でしたが、何とか1時間15分くらいで山頂まで来ました。
ここからは榧ノ木尾根を行きますが、雪はそれまでの道よりもずっと深いです。トレースがついているので問題ないですが。ちょっとした雪山気分も味わえるというお得感。
実際にはもっと雪深いゾーンもありましたが、この程度は積もっていました。
動物の足跡も幾つかありました。奥多摩の自然は残していきたいですね。
榧ノ木尾根は比較的緩めの道なので辛くはないのですが、それほど歩いている人もいないのか所々でトレースが不鮮明でした。尾根道なので迷いにくいですが、一応気を付けていきました。
目指す鷹ノ巣山も見えてきました。
石尾根に合流。帰りは石尾根から奥多摩駅を目指す予定。
石尾根の下り方面にもかなりの雪が残っています。
さて、鷹ノ巣山山頂を目指します。ここからは20分くらいの道なのですが、山頂直下は雪や凍った土(霜)が溶けてドロドロの状態でした。この泥が滑る滑る。雪よりよっぽど厄介で、転ばないように注意が必要でした。
ここまで来ると、南側は開けていて富士山の眺望が素晴らしい。それにしても、富士山は圧倒的に大きい。
奥多摩や丹沢の山並みも綺麗です。
そして、12時ちょうどくらいに鷹ノ巣山に登頂。約3時間、標高差1,200メートルくらいで適度に厳しい道でした。澄んだ空気が気持ちよかった。非常にいいルートだと思います。ブナ並木が多かったので、新緑の頃にも歩きたいところ。
一応自撮り。
山頂からの富士山も美しい。
これは雲取山方面だったかな。写真を見直しても今一思い出せず。
登ってきた榧ノ木尾根越しに、御前山など奥多摩の山々。
その向こうには東京の街も見えます。
山頂では30分くらい、昼食を取りながら数人の登山者の方々とルートの雪の状態などの情報交換をして過ごしました。そして、12時半ごろに石尾根を下り始めました。順調にいけば3時間強で奥多摩の町に着くはず。山頂直下のドロドロゾーンだけは注意ですが。
雪は膝下近くまで積もっているところも稀にありましたが、全体的にこんな感じ。
シュカブラのようなものも。
激下りゾーン。奥多摩の尾根は急な箇所が多いので、実は下手なアルプスや百名山より厳しいと思います。
御前山と大岳山がよく見える。
小鳥の声が道すがらほとんどずっと聞こえていて、冬の森歩きも悪くない。と言うか、かなり楽しい。
シジュウカラかな。野鳥の姿は見えつつも、写真に撮るのは至難の業。
落ち葉ゾーン。実は滑りやすいし、落ち葉の下に石が隠れていたりして結構危険。
杉の植林帯まで下りてきました。ここまで来れば町はもうすぐ。
結局、3時過ぎには下山完了することができ、3時半前にはいつものもえぎの湯の温泉で温まりました。かなりいいペースで歩けました。この分なら、天気を見て白毛門とか唐松岳にも挑戦できそうな感じ。
ゆっくりと1時間ほど温泉を楽しみ、地ビールや川海苔の佃煮を買って、帰りもホリデー快速で帰りました。
鷹ノ巣山、確かに奥多摩の山の中では楽な部類ではないと思いますが、少なくともこの時期なら暑さにやられない分だけ登りやすいと思います。そして、ルートの広葉樹林は見事。眺望も素晴らしい。自分の中では、一気に奥多摩の中では贔屓の山に躍り出た感があります。春、初夏、秋にも行ってみよう。
冬場とは言え、ホリデー快速奥多摩号は登山者が多く乗り込んでいます。そのため、奥多摩駅から奥多摩湖方面に向かうバスはやはり混雑。まあ、それでも皆さん着席できるレベルではありました。鷹ノ巣山と言えば、奥多摩でも一番の急登ルートである稲村岩尾根が有名ですが、実は今年の2月は通行止め。そのため、奥多摩湖畔の倉戸山を経由する榧ノ木尾根のルートを取りました。まあ、このルートも倉戸山の山頂までの標高差600メートル強はかなりの急登です。
バスを倉戸口のバス停で下りたら、早速登り始めます。快晴で奥多摩湖も綺麗。
直ぐに温泉神社という神社が現れます。奥多摩は温泉が多く湧いていて、この辺りも地名で熱海とかいうところがあるくらい。温泉宿もあります。
さて、その後は落葉したブナの樹林帯を行きます。気持ちのいい青空と冷たい空気ですが、地図にあるように結構急な坂で、直ぐにベースレイヤーとその上のシャツだけでも汗が出るくらい。
そして、比較的直ぐに雪が現れます。気温が適度に低いのが幸いしてアイスバーンにはならずにグズグズに溶けてもいない、比較的歩きやすい雪質でした。そこで、無理にチェインスパイクはつけずにツボ足で登ります。結果的に、この日は一日ツボ足でした。
途中2,3人の方とすれ違ったり追い抜いたりしましたが、全体的に人は少なめでした。落ち着いた山歩きができます。かなりの急登でしたが、何とか1時間15分くらいで山頂まで来ました。
ここからは榧ノ木尾根を行きますが、雪はそれまでの道よりもずっと深いです。トレースがついているので問題ないですが。ちょっとした雪山気分も味わえるというお得感。
実際にはもっと雪深いゾーンもありましたが、この程度は積もっていました。
動物の足跡も幾つかありました。奥多摩の自然は残していきたいですね。
榧ノ木尾根は比較的緩めの道なので辛くはないのですが、それほど歩いている人もいないのか所々でトレースが不鮮明でした。尾根道なので迷いにくいですが、一応気を付けていきました。
目指す鷹ノ巣山も見えてきました。
石尾根に合流。帰りは石尾根から奥多摩駅を目指す予定。
石尾根の下り方面にもかなりの雪が残っています。
さて、鷹ノ巣山山頂を目指します。ここからは20分くらいの道なのですが、山頂直下は雪や凍った土(霜)が溶けてドロドロの状態でした。この泥が滑る滑る。雪よりよっぽど厄介で、転ばないように注意が必要でした。
ここまで来ると、南側は開けていて富士山の眺望が素晴らしい。それにしても、富士山は圧倒的に大きい。
奥多摩や丹沢の山並みも綺麗です。
そして、12時ちょうどくらいに鷹ノ巣山に登頂。約3時間、標高差1,200メートルくらいで適度に厳しい道でした。澄んだ空気が気持ちよかった。非常にいいルートだと思います。ブナ並木が多かったので、新緑の頃にも歩きたいところ。
一応自撮り。
山頂からの富士山も美しい。
これは雲取山方面だったかな。写真を見直しても今一思い出せず。
登ってきた榧ノ木尾根越しに、御前山など奥多摩の山々。
その向こうには東京の街も見えます。
山頂では30分くらい、昼食を取りながら数人の登山者の方々とルートの雪の状態などの情報交換をして過ごしました。そして、12時半ごろに石尾根を下り始めました。順調にいけば3時間強で奥多摩の町に着くはず。山頂直下のドロドロゾーンだけは注意ですが。
雪は膝下近くまで積もっているところも稀にありましたが、全体的にこんな感じ。
シュカブラのようなものも。
激下りゾーン。奥多摩の尾根は急な箇所が多いので、実は下手なアルプスや百名山より厳しいと思います。
御前山と大岳山がよく見える。
小鳥の声が道すがらほとんどずっと聞こえていて、冬の森歩きも悪くない。と言うか、かなり楽しい。
シジュウカラかな。野鳥の姿は見えつつも、写真に撮るのは至難の業。
落ち葉ゾーン。実は滑りやすいし、落ち葉の下に石が隠れていたりして結構危険。
杉の植林帯まで下りてきました。ここまで来れば町はもうすぐ。
結局、3時過ぎには下山完了することができ、3時半前にはいつものもえぎの湯の温泉で温まりました。かなりいいペースで歩けました。この分なら、天気を見て白毛門とか唐松岳にも挑戦できそうな感じ。
ゆっくりと1時間ほど温泉を楽しみ、地ビールや川海苔の佃煮を買って、帰りもホリデー快速で帰りました。
鷹ノ巣山、確かに奥多摩の山の中では楽な部類ではないと思いますが、少なくともこの時期なら暑さにやられない分だけ登りやすいと思います。そして、ルートの広葉樹林は見事。眺望も素晴らしい。自分の中では、一気に奥多摩の中では贔屓の山に躍り出た感があります。春、初夏、秋にも行ってみよう。