冷たい風のような火

メモ書きですが、それにしても何で公開の場で書くんでしょうね。

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天気のよい日に雲竜瀑見に行く 林道は意外とキツかったけど

2015-02-11 14:01:27 | 旅行
雪山など冬の自然を昨年の冬から楽しんでいるけど、ポイントは山頂まで登るピークハントをしなくても楽しめることが結構あるということ。
昨年の2月には北八ヶ岳でスノーシューハイキングをしたが、北欧やカナダの森と言ってもばれないようなシーンも多くて楽しかった。動物そのものには会えなくても足跡も多かったし。
そして、今年は日光の女峰山の一角にある、雲竜渓谷に行きたいと思っていた。ここは凍結した滝が多くみられ、その奥にある本丸の雲竜瀑は3段にわたる全高160メートルの巨大な滝です。それが完全凍結するのだから、日本の冬の絶景として外せません。温暖化で昔より凍結した滝の規模は小さくなっているという話も聞き、早いうちに見ておきたいものの一つでした。

1月後半から2月の中旬くらいしか見られないということもあり、この季節でお天気のいい週末を待ちます。
また、1月中のヤマレコなどのレポートを見ると、今年は氷瀑の育ちが遅いという指摘もあり、雪が降った割には気温が下がらなかったようです。
そのため、2月に入ってからのタイミングを狙っていました。で、2月7日の土曜日に決行。

雲竜渓谷へは、日光の世界遺産地区の裏手まで車で入っていき、かなり奥の駐車場まで進めます。
しかし、公共交通機関り利用の私は東武日光に8時半ごろ到着したら、バスで5分ほどの世界遺産地区まで行ったら後はすべて歩きです。
結果としては、これが侮れなかった。
まずはバスを神橋で降り、世界遺産地区に入ります。


ここからはヤマレコで同じように公共交通機関を使われていた方のレポートを参考にして少し奥にある滝尾神社の辺りを目指すのですが、意外にも世界遺産地区にはほとんど標示や地図がありません。東照宮など超有名どころは直ぐわかるのですが、それ以外はわかりにくいです。登山用の地図で大体の目安をつけて歩き始めても、行きたい方向には世界遺産建造物の塀が長く続いていてブロックされていたり、ここで無駄に時間を消費しました。
結局、お掃除をしていた方に教えてもらって滝尾神社方面に行くことができましたが、これも実際には少し無駄がありました。東照宮の近くから滝尾神社に行く道は階段の上り下りが結構あって、地味に体力と時間を消費します。帰り道で学びましたが、本当は東照宮美術館の裏に回って車道に出て、そこから幾つかの駐車場を越えていくのが一番いいです。

まあ、想定外の観光になりました。




これは二荒山神社。男体山に登る時に登山料を収める、中禅寺湖畔の神社と同じです。建物もそっくり。折角なので安全を祈願。


滝尾神社への道は地味に疲れます。



9時20分を過ぎた頃だったでしょうか。滝尾神社の入り口まで来ました。想定以上に時間を使っているので、ここはパスして長い林道に入ります。近くには駐車場がありますが、この奥にも2つほど駐車場があるので、多くの人はそちらまで車で行くようです。いずれにしても、トイレはなし。標示もトイレもないとは。雲竜渓谷はかなり人手が多いので、もう少しインフラを整備してもいいのではないかと思いました。


この日はお天気もよく、氷瀑を見るには絶好のシーズンということで多くのハイカーがいました。ツアーも。まあ、でもストレスを感じるほどには混んでいません。
ただ、林道をひたすら行くのはつらいです。冬なので花も緑もありません。
次の駐車場を超え、雲竜渓谷に向かうゲート(ここにも駐車スペースあり)のところまでたどり着いたのは10時を優に回っていたと思います。


この後は、林道を登ります。地味な登りは意外にきつく、今回はピークハントではないから楽勝と思っていたのに汗が噴き出てたいへん。
まあ、晴れていたので女峰山方面の景色がよく見えたのが救いです。途中の展望台からもよく見えます。


11時過ぎにチェックポイントの洞門岩に到着。ここから左に登っていく林道と、右に下ってから登りなおす沢筋の道があります。ここまではツボ足で来ましたが、ここでチェインスパイクを装着しました。


事前のヤマレコレポートや各種登山ブログの調査では、沢筋は危険度が高いとされているものが散見されました。しかし、ツアー組を含めて皆が沢筋に行くので左側は間違った道なのかもしれないとちょっと焦りました。しかし、林道を降りてくる人がいたのできいてみると、やはり最終的には合流するので間違いないとのこと。安全優先で登りを続けます。
その前に、洞門岩から見ることのできた氷瀑。既に氷瀑地帯に入っています。


安全とされる林道歩き。しかし、これが辛かった。沢筋の道との合流地点である雲竜渓谷の入り口に12時ごろに着くまでの約1時間、これまでの林道よりも傾斜がきつくなり、人もいなくなり、景色も単調。
ある意味、2週間前の谷川岳よりも辛かった。神橋バス停で下車してからずっとなので、ここまで来るのに既に相当歩いています。いい加減疲れます。そして写真もなし。
と言うか、日光の世界遺産地区から雲竜瀑までは標高差800メートル以上ある訳で、アップダウンの多い山道ではないもののそれなりに歩きがいがあって当たり前。
林道は、一緒に歩いて会話できる相手がいる場合にお薦めします。

林道コースは、最後までまっすぐいくのではなく、最後に右側に曲がります。トレースがあるので分かりますが、入山者が多いためにまっすぐ行く足跡もついていて、注意が必要です。
コース終盤で見た、転がる雪の造形。単調なコースでは数少ない癒しの風景。


雲竜渓谷の入り口は結構混雑していました。早朝から車で来ていた人は帰りの時間だったようです。ちょうど12時くらいなので食事を取っていいる人もいたり。私は、ここで12本爪のアイゼンに履き替えました。
そして、いきなりある意味難所です。凍結した急階段を下るので、アイゼンが有効です。まあ、気温の上昇とアイゼンの蹴り込みのために氷がだいぶ砕けていたので、固くてツルツルしているわけではなかったです。チェインスパイクでもなんとかなったでしょう。


渓谷に入ると視界が大きく開けます。前方には氷瀑が多く見えます。しかし、本当の滝は雲竜瀑だけのようです。他の多くの氷瀑、あるいは巨大な氷柱は、地下水が染み出たものが凍結したらしいです。


何度か渡河します。アイゼンの爪と川の中の石は相性が悪いので、慎重に行きます。防水性能の高い靴は必須アイテムですね。私は着けなくても大丈夫でしたが、スパッツやゲイターもあった方が無難でしょう。


雲竜渓谷では、多くの氷瀑が迎えてくれます。皆写真を撮ったりしてはしゃいでいるので、なかなか前に進みません。


序盤の見どころで自画撮り。


こんな感じです。




よく見ると青いです。


巨大なツララがギザギザしていて、落ちてきたら悲劇でしょう。ヘルメットを持参しましたが、こんなのが落ちてきたらひとたまりもないし、暖かかったのでかぶらずにいました。推奨できる行動ではないですが。


実際に、崩れ落ちた氷柱は巨大。これをヘルメットでどう防げというのか。


中盤の見どころです。雲竜瀑まで行かない場合、ここがハイライトになるでしょう。巨大な氷柱の裏側に回り込むことのできるポイントです。


裏から見るとこんな感じ。




写真の技術が低くて伝わりませんが、裏から間近に氷柱を見るのはかなりの迫力で、面白かったです。他のハイカーと写真を撮り合う。


ここを越えて少し行くと、メインの雲竜瀑が見えてきます。


写真を撮り忘れてレポートとしてはなってないですが、ここから雲竜瀑に行くには、向かって右側の崖を巻いていくことになります。道幅が狭く、踏み外すとかなりの高さを落下することになる危険なところなので、アイゼンが必須です。ピッケル装備の人も多かったですが、滑落したとしても雪山と違って凍結した斜面にピッケルを刺して止まるのは難しいのではないでしょうか。基本、土や岩の崖で、そこに氷や雪が乗っている程度の感じなので。

その危険な道を終えると、100メートルの落差を誇る雲竜瀑が見えてきます。


左右には子分のような多くの氷柱が。


間近に来ると迫力十分。今年は小さめという話でしたが、初めて見る私にとっては十分。


下の方が盛り上がっています。察するに、一部が凍った滝に徐々に水がかかっていってこのようになるのではないかと。


右の方は氷がかなりせり出した感じです。


その先にはアイスクライミング部隊がいました。


とりあえず自画撮り。写真に写っている人たちと比べると、雲竜瀑の大きさが分かります。


食事を軽くとりつつ、左側の斜面を少し登って見た雲竜瀑。


左側はこのような氷柱が無数にあります。昼食中にも音を立てて数本崩れ落ちてました。


雲竜瀑中部をアップ。結構ギザギザ。複雑な形です。


ここで30分以上過ごして巨大な氷瀑を堪能しました。ハイカーは多いですが、十分な広さがあって気になりませんでした。
さて、下山です。あの長いコースを行くのはかなり気が滅入ります。そこで、敢えて安全のために避けてきた沢沿いを下ります。下りの方が危険度高いだろうに。ちなみに、アイゼンは雲竜渓谷の入り口で外し、チェインスパイクにしました。
結果、1箇所だけやや急で危険を感じるところがあったものの、それほど問題なく30分程度で洞門岩まで戻ることができました。沢の風景。




そして、ここからは例の林道が延々続きます。まあ、下りは楽ですけど。


ゲートを越えると、広葉樹林から杉林に風景が変わりますね。一般的に日光と言えば杉林のイメージ。町に近づくと杉なのでしょう。


帰りも滝尾神社の向かいの駐車場まで来ました。ここからは、朝の迷走を反省してそのまま車道を下ります。15分くらい行くと、東照宮美術館の裏に出るので、そこからもう一度世界遺産地区に入って二荒山神社で安全のお礼をしました。本当はお守りも買おうと思ったんだけど、交通安全とか縁結びなど目的別に商品化されていて、一般的なお守りがなかった。これってマーケティング的にどうよ。

そんなこんなで東武日光駅まで戻ってきました。実際には、JR日光駅前の日光ステーションホテルの日帰り温泉を利用します。公共交通機関を利用する登山者にとっては使い勝手のいい施設です。


日光駅前から見る男体山と女峰山。




この後、地ビールや漬物などのお土産を買って、意外に疲れたので東武の特急、スペーシア「きぬ」で帰りました。
特急を使えば日光は都心から2時間程度、私の自宅からも3時間かからずに行けるわけで、もっと頻繁に観光してもいいところですね。
この日は、ここにしかない風景を堪能し、想定以上にいい運動で充実でした。お天気がよいことがポイントなのは言うまでもないです。

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