私は基本的にはJazzを聞く人です。Jazz現代の名盤というシリーズで50本エントリを書いたくらいなので。
でも、少しだけクラシックも聞きます。
そんな素人が思うのは、それなりに有名どころをある程度無難な演奏で押さえたいということ。
ロックなどと違うのは、アーティストと作品が一体になっているのではなく、基本的に既に歴史になっている作曲家が残した作品を現代の演奏家(指揮者でもピアニストでもオーケストラでも)が演奏しているということ。
作品として押さえたいものが何となく分かるとしても、その中で結構名演とされているものはどれなのかという点が気になる。
特に、素人としては通好みのものよりは、クラシックを聞き慣れるように促してくれるような演奏がいいはず。
それでも、聞きやすいからといって軽いというかポピュラーなだけで評価の低い演奏も嫌なはず。
さらに、同じ曲でもCDによって3,500円だったり990円だったりする。両方CD屋ではお勧めになっている。
こんな感じなので、どれを買ったらいいのか分からんということになってしまう。
そんな中、自分としては比較的よいチョイスだったと思っているのは以下のCD。
ブラームス:交響曲全集[1995年~1997年ライヴ]
ギュンター・ヴァントという指揮者のもので、オーケストラは北ドイツ放送交響楽団というあまり聞かないところのものです。
マイナーなのかもしれないけれど、ベートーベンやブラームスはマーラーなんかより分かりやすいし、子供のころ聞いたメロディもあって懐かしくもあるので、タワーレコードのポップにつられて買ってみた。
これが大正解で、ドイツらしい重厚で完成度の高い忠実な演奏。
1番から4番までどれも曲も演奏もすばらしいので、何となくクラシックを聞きたくなった時にかなりの頻度でかける一枚です。
チャイコフスキー:交響曲第4-6番
ムラヴィンスキー指揮のレニングラード管弦楽団演奏のもの。買ってから知りましたが、チャイコフスキーの交響曲といったらこの指揮者・オーケストラがナンバーワンの評価を受けていると考えていいらしい。
ソ連らしいというか、冷たい緊張感のある音楽表現。しかし、ある種の完璧主義は美しい。
誇大妄想的とも言われるけれど迫力満点の5番、有名なメロディが多く心に迫ってくる「悲愴」(6番)。4番はこのCDで初めて聞いた。
すみません。Jazzに比べると経験少ないです。
しかし、そんな素人がとても感動できる硬質な演奏。チャイコフスキーもいいよね。
ベートーヴェン:ピアノソナタ第17番&第21番&第26番
交響曲が続いたのでピアノを1つ。
エミール・ギレリスが弾くベートーベンのピアノソナタはかなり評価が高いようですが、これもタワーレコードのポップにつられて買ったもの。
私はもともと「ワルトシュタイン」が好きで、このCDもワルトシュタイン目当てで買ったのですが、「テンペスト」も「告別」もよかった。
なにより、ギレリスのピアノがJazz的に見てもバカテクで、これほど硬質(透明感とか表現するらしいです)でパワーのあるピアノはなかなか聞かれないと思います。
そして、この人のテクニックは特にテンペストやワルトシュタインでは効果的だと思われます。曲調的に。
クラシック音楽ってあまり詳しくないけど興味はあるなって場合に参考にしていただければ幸いです。
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冷たい風のような火を燃やすものたち
でも、少しだけクラシックも聞きます。
そんな素人が思うのは、それなりに有名どころをある程度無難な演奏で押さえたいということ。
ロックなどと違うのは、アーティストと作品が一体になっているのではなく、基本的に既に歴史になっている作曲家が残した作品を現代の演奏家(指揮者でもピアニストでもオーケストラでも)が演奏しているということ。
作品として押さえたいものが何となく分かるとしても、その中で結構名演とされているものはどれなのかという点が気になる。
特に、素人としては通好みのものよりは、クラシックを聞き慣れるように促してくれるような演奏がいいはず。
それでも、聞きやすいからといって軽いというかポピュラーなだけで評価の低い演奏も嫌なはず。
さらに、同じ曲でもCDによって3,500円だったり990円だったりする。両方CD屋ではお勧めになっている。
こんな感じなので、どれを買ったらいいのか分からんということになってしまう。
そんな中、自分としては比較的よいチョイスだったと思っているのは以下のCD。
ブラームス:交響曲全集[1995年~1997年ライヴ]
ギュンター・ヴァントという指揮者のもので、オーケストラは北ドイツ放送交響楽団というあまり聞かないところのものです。
マイナーなのかもしれないけれど、ベートーベンやブラームスはマーラーなんかより分かりやすいし、子供のころ聞いたメロディもあって懐かしくもあるので、タワーレコードのポップにつられて買ってみた。
これが大正解で、ドイツらしい重厚で完成度の高い忠実な演奏。
1番から4番までどれも曲も演奏もすばらしいので、何となくクラシックを聞きたくなった時にかなりの頻度でかける一枚です。
チャイコフスキー:交響曲第4-6番
ムラヴィンスキー指揮のレニングラード管弦楽団演奏のもの。買ってから知りましたが、チャイコフスキーの交響曲といったらこの指揮者・オーケストラがナンバーワンの評価を受けていると考えていいらしい。
ソ連らしいというか、冷たい緊張感のある音楽表現。しかし、ある種の完璧主義は美しい。
誇大妄想的とも言われるけれど迫力満点の5番、有名なメロディが多く心に迫ってくる「悲愴」(6番)。4番はこのCDで初めて聞いた。
すみません。Jazzに比べると経験少ないです。
しかし、そんな素人がとても感動できる硬質な演奏。チャイコフスキーもいいよね。
ベートーヴェン:ピアノソナタ第17番&第21番&第26番
交響曲が続いたのでピアノを1つ。
エミール・ギレリスが弾くベートーベンのピアノソナタはかなり評価が高いようですが、これもタワーレコードのポップにつられて買ったもの。
私はもともと「ワルトシュタイン」が好きで、このCDもワルトシュタイン目当てで買ったのですが、「テンペスト」も「告別」もよかった。
なにより、ギレリスのピアノがJazz的に見てもバカテクで、これほど硬質(透明感とか表現するらしいです)でパワーのあるピアノはなかなか聞かれないと思います。
そして、この人のテクニックは特にテンペストやワルトシュタインでは効果的だと思われます。曲調的に。
クラシック音楽ってあまり詳しくないけど興味はあるなって場合に参考にしていただければ幸いです。
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冷たい風のような火を燃やすものたち