日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

星岡「夕去りの茶事」

2006-10-21 | 趣味・遊び
 今週はお楽しみ満載の週だった。
日曜日は「お茶亊」月曜「ゴスペル」火曜日「日光観光」
こんな日が3日も続く事は滅多にない。

土曜の今日から考えると日曜のお茶亊は遠い昔に思えてくる。 
年に2回の星岡の茶事は既に28回目
毎回違う趣向で催されるが夕去りは今度で2回目
移ろう夕闇の中の照明が素敵で人気が高い。

外はまだまだ明るいのに、古い日本家屋は薄やみに包まれている。
庇が長く、簾が下ろされ、木立で日の光が入りにくい。
始まりの3時前の待ち合いには既にロウソクの明かりが揺れている。
薄暗がりの中お軸や煙草本を見るが
うすらぼんやりしか見えない。
「電気をつけましょうか?」
「ロウソクがあるのでやめましょう」
暗黙のルールが根付いている。

外の腰掛けで亭主が蹲いに出るのを待ち席入り。
さらに薄暗いお床には斬新なお花
素敵さと大胆な生け様は感じるものの「何の花か???」

懐石のご飯はこれぞ新米・・のお味
向う付けには厚く切られた松茸
手燭をまわしてお酒を注ぎ合う
お菓子を頂き、中立ちの前に失礼してお床のお花を確認
「時計草と孔雀草」
中立ちのお庭には路地行灯が幻想的

後入のお床は「チヨチヨと千代に八千代に小雀が・・」
ご亭主が説明してくださるも真っ暗け
昔の人はきっと「夜目が利いたのね」
現代人の私たちは「明るいところでしっかり見たい」
無粋の事この上なし・・

ことさらに贅沢で優雅な一日でした。
星岡

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