日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

映画「イーダ」と映画館

2014-08-16 | 趣味・遊び
昨日渋谷まで映画を見に行ってきた。

青山通りを折れるとすぐにある、渋谷シアター イメージフォーラム

    

こじんまりした打ち放しの建物
入口兼ロビーは人で一杯(狭い!)
整理券が配られ、開演10分前に順繰りに地下への階段を下りる。

階段も打ち放し、劇場も打ち放し・・である訳なく
グレーの吸音板と黒の布団張り仕上げの天井
赤の椅子は座り心地満点
4割りがたの観客の半数はシルバー券のご同類

予告編が始まったが、どの予告もこわ~~いシーンばかり
並の娯楽映画管とは一線を画しているが
並の予告編は見たいものばかりだが、ここは引くものばかり

お目当てのポーランド映画「イーダ」
雪の修道院のシーンから始まる
硬い顔つきの少女は修道院で育てられた孤児
修道女の誓いをする前にたった一人の身寄りに会いに行く。


公式サイトからお借りしました。

少女は本当の名前を知らされ、ユダヤ人である事を告げられ
一風変わった叔母と両親の消息を尋ねる旅にでる。
時は1962年、世界大戦が終り、ナチスの虐殺の記憶が色濃く残る。

強気と享楽を併せ持つ叔母に修道院の外を見させられ
両親の最後を知り、叔母の最後を見届け(?)
外の世界に「それから?」を見いだせなく
晴れ晴れとした顔で修道院を目指す(たぶん)

少女に共感する事もなく、叔母に寄添う事もなく見終えた。
最初から最後まで硬質な画面
最後の協力会社の色文字を見て
モノクロ映画だった、と気付いた。

マイナーな(マニアックな)映画館のマイナーな映画

すぐには人ごみに入りたくなかった
広い青山通りは新宿渋谷の喧騒はなく
感慨に耽りながら歩くにはピッタリの場所でした。

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