日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

五日市のお蔵さん

2007-08-20 | 仕事・建物
休み明けの今日からNPO法人家づくりの会のブログ
「建築家と話そう」の担当になった。
一日に2つのブログ書きでは頭が混乱するので(言い訳)
転載+コメントにて失礼します。


私の出身の五日市(あきる野市)は古い町だ。
鎌倉時代より定期的に市が立ち名前の由来になった。
古くは薪や炭の交易が盛んで
明治時代は繭の仲買人が多くいた。
こんな話を中学時代に聞いた事がある。

そのせいか土蔵が多い気がする。
母屋はさほどの贅沢はされていなくても
裏庭にはしっかりとした蔵を見かける。



夏休みに散歩をしていると
山際の家が取り壊されて
すぐにでも工事が始まらんとしている奥に土蔵が出現していた。
表面の漆喰が剥がれ落ちたのか
修理のために剥ぎ落としたのか
まさに土蔵が土蔵のまま建っていた。



町の幹線道路際には
道路拡幅で現れた蔵
中には貴重なお宝が隠れているのだろうか?

新しい倉の利用法も現れている
大きな屋敷の奥にあった倉を移動して
イタリアンレストランにした。
その名も「kan kura」
秋川を目の前にした眺めと
倉の内部の梁を誇張したインテリア
美味しさと相まって繁盛している。



そういえば中学の同級生に「倉」の付く人が多い。
市倉・内倉・沖倉・保倉・田野倉さん
一度頭の中で反すうしてからでないと間違える。
立派な家の大きな倉と言うより
庶民の大事なものの仕舞い場所的なお蔵さんだ。
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