先週に読んだ本、雫井脩介著「犯罪小説家」双葉文庫刊
暗い幻想的なカバー
売れなかった作家が文学賞候補になり新橋のダイニングバーから始まるミステリー
編集担当者とぎこちない待ち時間を潰すパットしない性格(?)の作家
ダメか?と思い始めた頃に「おめでとうございます」電話が入る。
無事受賞を果たし、トントン拍子で映画化の話しが進む。
監督には話題のアーティストが主役と兼任し
気の乗らない作家に強引に取り付く。
小説とは離れた少し前の集団自殺を取り込みたい監督と
興味はあるものの引きずられて動く作家
更に監督に引きずり込まれるライター(可哀想な成り行き)
誰かが集団自殺の首謀者で生き残り
中盤以降はライターが真相を探りに動く
・・が、この本の主題は犯人探しではなく
集団自殺の内紛(?)の人間関係と
究極の事態に落ち入った時の「恐怖が振り切れた時の感覚」
恍惚に満ちた新鮮な感情の突出
多分、芸術家にしか見えない感覚だろう。
最後の最後で真相が分かった瞬間と
全てを解き放った終焉。
突出した出来の映画と順風万帆の作家とアーティスト
可哀想なのはライターです。
意味不明ばかりですが是非とも読んでみて下さいね。
何となく母が住んでいた多摩市の環境を思いつつ読んでいた。
暗い幻想的なカバー
売れなかった作家が文学賞候補になり新橋のダイニングバーから始まるミステリー
編集担当者とぎこちない待ち時間を潰すパットしない性格(?)の作家
ダメか?と思い始めた頃に「おめでとうございます」電話が入る。
無事受賞を果たし、トントン拍子で映画化の話しが進む。
監督には話題のアーティストが主役と兼任し
気の乗らない作家に強引に取り付く。
小説とは離れた少し前の集団自殺を取り込みたい監督と
興味はあるものの引きずられて動く作家
更に監督に引きずり込まれるライター(可哀想な成り行き)
誰かが集団自殺の首謀者で生き残り
中盤以降はライターが真相を探りに動く
・・が、この本の主題は犯人探しではなく
集団自殺の内紛(?)の人間関係と
究極の事態に落ち入った時の「恐怖が振り切れた時の感覚」
恍惚に満ちた新鮮な感情の突出
多分、芸術家にしか見えない感覚だろう。
最後の最後で真相が分かった瞬間と
全てを解き放った終焉。
突出した出来の映画と順風万帆の作家とアーティスト
可哀想なのはライターです。
意味不明ばかりですが是非とも読んでみて下さいね。
何となく母が住んでいた多摩市の環境を思いつつ読んでいた。