日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

映画「瞳の奥の秘密」

2010-09-13 | 趣味・遊び
土曜日に新宿武蔵野館で見た映画
アルゼンチン発、本年度アカデミー賞最優秀外国映画証受賞作品
「瞳の奥の秘密」



刑事裁判所の刑事が見た「美しくも残虐な女性の死体」から始まる事件

25年ぶりにブエノスアイレスに戻った退職元刑事
犯人を突き止め逮捕したにもかかわらず、上司に情報交換として釈放され
命を狙われ、身代わりに殺されたアル中の切れ者部下
ブエノスアイレスを離れていたが再び戻り
忘れられない未解決の事件を小説に書こうとする。

ここから小説なのか現実なのか判明せずに進むので惑わされる。

犯人逮捕を報告に行った主人公「死刑制度はないので、終身刑になります」
美しい妻を殺された銀行員は
「注射で一時の痛みだけで楽になる死刑より、
 刑務所で希望なく死ぬまで拘束される終身刑の方が良い」と答える。
日本では死刑存続を希望する圧倒的な声にかき消された「死刑廃止論」だが
こんな考えもあったと驚く(私は死刑反対ですが)

小説を書きつつ被害者の夫を捜し出し面会に行き
衝撃のその後を知る事になるが、果たして小説の中の事なのだろうか?
ハッキリしているのは「意気地なし」とそしられた高卒の主人公、
コーネル大卒のエリートの法学元検事に
25年振りの告白を受け入れられる事になるラブストーリーという事。

それにしても、刑事裁判所は巨大な柱だらけの建物
何階建てなのか?
不要な疑問に右往左往させられてしまった。

設備充実のシネマコンプレックス全盛の中、小さな劇場の新宿武蔵野館
8割程度の席が埋まり、一人で見る女性達がほとんどでした。
今月中は公開しています。

「瞳の奥の秘密」公式HP
コメント
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