桐野夏生は硬派の作家だ
文庫本化されたらすぐに読むうちの1人
しかしこの「ローズガーデン」は00年書き下ろし03年文庫本発行
見落としていたらしい。
昨年「ダーク」で主人公の探偵のミロにひどく衝撃を受けて
ミロの他のを読み返していたが、変化に納得がいかなかった。
が、この「ローズガーデンで」分かった。
もともと世間の常識、人間の常識をはずれたキャラクター
欲しいものは手に入れて、自分の欲望に突き進む
少しの間常識人になり、ちょっとした感情の爆発(?)ではずれる。
なんとはなしに作者の意図が見えてきた。
それはともかく、文体によってひどく違和感を覚える見本がここにあった。
「解説」は別物なのだが、余韻で最後まで読み進む。
トットと快調に進む物語を解説の「桃谷方子」は一遍させた。
「あるでしょう」「します」「ではないでしょうか」
「おい・おい・おいやめて!」叫びたくなる。
夏生氏は「であった」「だった」歯切れの良い文章が急にトーンダウン。
言っている事、モトイ書いている事は至極まともで内容に則している。
しかし・・・
夏生さんのお上品なお友達だったのだろうか?
「ですます」調を「である」調に変換出来なかったのだろうか?
原稿を書く時には大体が「です、ます」にしてくださいと言われる。
時に「である」調でと言われると書きたい事を書いていいような解放感が沸く。
読み進み方ととらえ方が最後の数文字で
とんでもなく違ってしまう事の見本としか思えない。
桐野夏生さん、いや出版社の責任か?
これからは最後まで調子よく読ませてね!
文庫本化されたらすぐに読むうちの1人
しかしこの「ローズガーデン」は00年書き下ろし03年文庫本発行
見落としていたらしい。
昨年「ダーク」で主人公の探偵のミロにひどく衝撃を受けて
ミロの他のを読み返していたが、変化に納得がいかなかった。
が、この「ローズガーデンで」分かった。
もともと世間の常識、人間の常識をはずれたキャラクター
欲しいものは手に入れて、自分の欲望に突き進む
少しの間常識人になり、ちょっとした感情の爆発(?)ではずれる。
なんとはなしに作者の意図が見えてきた。
それはともかく、文体によってひどく違和感を覚える見本がここにあった。
「解説」は別物なのだが、余韻で最後まで読み進む。
トットと快調に進む物語を解説の「桃谷方子」は一遍させた。
「あるでしょう」「します」「ではないでしょうか」
「おい・おい・おいやめて!」叫びたくなる。
夏生氏は「であった」「だった」歯切れの良い文章が急にトーンダウン。
言っている事、モトイ書いている事は至極まともで内容に則している。
しかし・・・
夏生さんのお上品なお友達だったのだろうか?
「ですます」調を「である」調に変換出来なかったのだろうか?
原稿を書く時には大体が「です、ます」にしてくださいと言われる。
時に「である」調でと言われると書きたい事を書いていいような解放感が沸く。
読み進み方ととらえ方が最後の数文字で
とんでもなく違ってしまう事の見本としか思えない。
桐野夏生さん、いや出版社の責任か?
これからは最後まで調子よく読ませてね!