彼岸ごろ、泉の森の湿地 2020-09-24 06:25:39 | 日記 泉の森の湿地で今一番多いチョウはイチモンジセセリだ。 ハッカの花はけっこう気に入っているようだ。 ミソハギやユウガギクなど花の蜜には困らないようだ。 休むときは、ちょっと前翅を立てて三角翼の戦闘機のような姿を見せる。 湿地の一部に広がる睡蓮。ヒツジグサらしい。 昼間は咲いていて、夜には閉じるそうだが、確かめていない。 水田雑草のイボクサ(ツユクサ科)が3つ4つ咲いていた。 ここでイボクサを見るのは初めてだが、ずっと前からあったにちがいない。 この葉の汁を塗るとイボが取れるというのは迷信らしい。
黄、紅、白 2020-09-23 06:04:51 | 日記 泉の森にはキツリフネがあちこちで見られる。 特に山野草園の雑木林のあたりに多い。 触ると弾ける実を探してみたが、ちょっと見つからなかった。 山野草園から湿地の方に向かう所にちょっとした水辺があって、 そこにはツリフネソウが咲いている。 キツリフネからツリフネソウに向かう途中の斜面に小さなハギの姿があった。 標識板が付いていて「神奈川県には少ないです」と書いてあった。 細い花柄の咲きにつく花の姿を蒔絵を描く筆の様子にたとえたとか・・
どんな香り? 2020-09-22 06:19:37 | 日記 泉の森の奥の湿地付近。 ジュズダマやミソハギやワレモコウなどの草むらの向こうに水車小屋が見える。 その反対側、ユウガギクやツリフネソウの草むらあたりをヒラヒラ飛ぶチョウがいた。 どこかへ飛んで行っても、何時の間にか戻っている。 黄色い翅だけれどキアゲハではない。ジャコウアゲハの雌だ。 なお、雄だったら真っ黒に紅い斑紋がある。雄は麝香の香りを出すそうだが、嗅いだことはない。 雌のチョウが草木の葉っぱのあたりをヒラヒラ飛ぶのは産卵のことが多い。 ジャコウアゲハの幼虫はウマノスズクサの葉を食べて育つ。 この場所はウマノスズクサが何株かあるので、毎年ジャコウアゲハの幼虫が見られる。 しかし枯れ葉も多く、産卵に適した葉を探すのに苦労しているようだ。 ようやく良さそうな葉を見つけて産卵した。 そのうち幼虫や蛹を見たいものだ。
そろそろ秋に・・・ 2020-09-21 05:53:43 | 日記 今ごろの上瀬谷。さほど目立った花もない。 それでも道路沿いなどの草むらにママコノシリヌグイの小さな花が見られる。 ヤマトシジミが蜜を求めてやって来た。 茎や葉にいっぱいのトゲに触らなければ痛くない? チョウには関係ないか。 少し歩いた造園の林あたりでは、長い葉の中から花茎が伸びて白い花が咲いていた。 タマスダレだ。花径は5cmぐらいある。 花被片の根元の緑を背景に6本の黄色い葯が映える。 さらに進むと、ちょっと見慣れない木があった。 今まで何度も通っているが、どういうわけか気に止めたことがなかった。 葉が細く深く切れ込んで全体に枝垂れている。 出来ている実のプロペラのような形から、カエデの仲間だ。 シダレモミジ(枝垂れ紅葉)という木のようだ。もう少ししたら紅くなるのだろう。 暑さ寒さもなんとやら、近所も秋の入口に差し掛かったかな。
花ばかりじゃない 2020-09-19 06:20:18 | 日記 近所の高校の傍を歩いていたらフェンスのあたりをヒラヒラしているチョウがいた。 一瞬、アカボシゴマダラかなと思った。付近で多いからだ。 動き回るのをアップにして何とか撮ってみた。 赤い斑紋がなく、ゴマダラチョウのようだ。 家の近所でも何年かに1回ぐらい見かける。 こちらがアカボシゴマダラ。最近は黒いアゲハの全種類より数多く見かける。 タテハチョウの仲間のうち近所で最も多いのはキタテハだ。 食草のカナムグラがたくさん生えているからなのだろう。 キタテハは、花はもちろん地面に降り立っていることも多い。 休憩とか吸水とか日向ぼっこの意味もあるのかも知れない。 しかし木陰のこの場所は少し薄暗いし、いつもとはちょっと様子が違う。 そこへアカボシゴマダラも降り立ってきた。 キタテハと争うわけではない。吸水する様子もない。 目的はこれだった。落ちた柿の果汁を熱心に吸い始めたのだ。 タテハチョウの仲間は花の蜜ばかりでなく、樹液だったり果汁だったりも好物らしい。