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礼文島の北側は東に金田岬、西にスコトン岬が突き出て、その間は大きく湾曲している。
クワガタの大顎(俗にいう ハサミ)のようだ。
江戸屋山道の近くにあるトド島展望台からはスコトン岬の先にあるトド島が見える。
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スコトン岬からはトド島がすぐそこだ。
昔はトドが群れを成していたらしいが、最近はまれに見る程度だそうだ。
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スコトン岬のトイレは、最北限のトイレとの看板がかかっていた。
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スコトン岬から船泊港方面に向かって走っているとき車窓に多数のアザラシが見えた。
遠くなので分かりにくいが、悠然としていて時に頭を上下に動かしたりしていた。
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利尻島南端の仙法師御崎公園は溶岩が海に流れ込んでできた岩が目立つところだが、
その一角が囲われてアザラシ2頭がいる。
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観光用に動物園か水族館から連れてこられたらしい。
近くの売店で餌を売っている。
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利尻島の西海岸には沓形岬がある。
ここも岩がゴロゴロしていて、それを覆うように草が生えている。
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キタノコギリソウやエゾカワラナデシコなどに加えてハマナスの花も咲いていた。
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しかし花よりは実の方がずっと多くなっていた。
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時雨音羽の「出船の港」の詩碑が立っていた。
時雨音羽は沓形に近い新湊の出身で日本大学卒業後大蔵省に勤めた。
1925年に講談社「キング」誌に「朝日をあびて」という詩を掲載し、
後に中山新平作曲で藤原義江が歌う「出船の港」としてヒットした。
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これがきっかけで時雨音羽はレコード会社に入り流行歌作詞家となった。
山は白銀(しろがね) 朝日を浴びて~ 「スキー」という歌も彼の作詞だ。
昭和初期の「君恋し」は昭和36年にフランク永井がカバーし大ヒットした。
夏の季節には近くの沓形港に「にっぽん丸」が頻繁にクルーズしてくるらしく、
今回も初日に車窓から姿が見えた。
出航時に「出船の港」の歌やメロディが流れることはあるのだろうか。
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