藤沢の新林公園。
12年前に一度来ているのだが、まったく記憶が蘇らない。
茅葺屋根が見えたので覗いてみる。
旧福原家長屋門だ。福原家は藤沢市渡内(旧 峰渡内村)で名主の旧家だったそうだ。
天保3年の建築で藤沢市の重要文化財に指定されている。
芝生広場を挟んだ先の垣根の向こうにも茅葺屋根の建物が見えた。
藤沢市柄沢(旧 柄沢村)の名主であった旧小池邸(天保12年建築)を移築したものだそうだ。
桁行18.7m、梁間10.9m、建築面積52坪の寄棟造、茅葺屋根は風格がある。
土間に入ってみる。 残念ながら上がることは出来ない。
囲炉裏の鯉がずいぶんと大きく見える。
旧小池邸とそう離れていない場所に湿地・小さな池があった。
時期がよければ草花がいろいろと見られそうだ。
さらに進むと川名大池があるが、立ち入りが出来なくて観察窓から覗くしかない。
秋、冬には水鳥などさまざまな野鳥が観察できるのだろう。
こういう湿地など新林公園の自然のことも記憶が蘇らない。困ったものだ。