
瀬谷市民の森のクヌギの根元に毎年忘れず咲いてくれるシュンランがある。

1週間ほど前に見にいったら花芽が出ていた。

そして昨日。花茎を伸ばしてしっかりと咲いていた。

葉の陰になったりして分かりにくいが8本ぐらいが固まっていた。

低いところで咲いているので唇弁の分かりやすい写真にはならなかった。

唇弁に入った赤い斑紋が少しだけ見える。
春蘭の名前の通り春に咲く日本古来の野生蘭だ。

シュンランのそばにシュンランより細くて長い葉がたくさん生えていて、その中に青い実が見えた。

葉をかき分けて中を見ると何個も実がついていた。ジャノヒゲだ。リュウノヒゲともいう。

青い実と書いたが本当は果実ではなくて種子だそうだ。
果皮が発達しないので種子がむきだしになっているという。
種子ができはじめの時に見たいものだ。そういえば夏に咲く花も昨年は見逃していた。
花芽が顔を出してから1週間ほどでの開花だったのですね。
蛇の鬚には綺麗な青い実が! いや、果実ではなくてむき出しの種
なんですか。びっくりです~ そうだったんですね。
うちの庭や、フェンス向こうの狭い空き地にも自然と生えてきていますが、
まだ花も青い実も見たことはありません。
鳥が食べて糞と一緒に落としていったのでしょうね。
でも果皮が無くて種むき出しでは、鳥にとっては食べ損?
ここは春蘭が毎年忘れずに咲くので、つい確かめに訪れます。
市民の森はそこそこ広いのに春蘭が咲くのはここだけなのです。
ジャノヒゲの青い実は葉っぱの中に隠れているので見過ごすことがあるかも知れません。
青い実が種子だというのはちょっと驚きですが、
中に果肉みたいなのもあって種子の核を包んでいるのでしょうか。
鳥の食欲を損ねる仕組みにはなっていないのでしょうね。