
上瀬谷あたりを歩いていると何かハチのような虫が葉の上でじっとしていた。
後翅が透明というかスカシバになっている。

調べたら、ヒメアトスカシバというスカシバガ科の蛾だった。
オオフタオビドロバチに擬態しているそうだ。

花期がほぼ終わった栗の木にはコミスジとかダイミョウセセリ等にも似た蝶が?

栗の花に来ているが、ウメエダシャクというシャクガ科の蛾だった。
幼虫は梅などバラ科の葉を食べる尺取り虫で、時には枝に擬態する。
仲間のトンボエダシャクも似たような白黒模様の翅を持っている。

泉の森しらかしの池の傍の草の葉にも白黒模様の蛾がいた。

こちらはヒトリガ科の蛾でカノコガという。
ウエメダシャクなどに比べて白斑が点に近い、この白黒模様は確かに「鹿の子模様」だ。

小野路の谷戸ではカノコガのカップルを見た。

そして、その谷戸ではホタルガ(マダラガ科)も何ヶ所かで見た。
翅にはスッキリとした白帯が入っている。
全体が黒っぽく頭のあたりが赤いので、ホタルの名前が入ったのだろう。

触角が櫛の歯状になっているので、こちらが雄のようだ。
蛾というと翅が暗色で地味なのが多く、夜に飛んだりして蝶より人気薄だが、
姿や動きなど、いろいろと興味を引くものも多い。