気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

床に「清座一味友」で

2018-05-29 17:28:50 | しつらえ
今日も曇り空で、憂鬱ですが、五時前のNHKラジオから流れた
誕生日の花はラン科の『セッコク・石斛』、
花言葉は、「あなたは私を元気づける
日本に自生し、薬用にされ少彦薬根(すくなひこなのくすね)と
いう古名は記紀神話の医療神「少彦名命」に因むとされる。

今年は四鉢に花を頂き、お稽古場から窓越しでみられ、
元気を頂いてください。

昨日も元気を頂いたことは、
代稽古は大先生、それも割り稽古、初心に還れました。
世阿弥さんが50歳半ばに書かれた「花鏡」からの言葉
初心忘るべからず』の大事さを思いおこされ、
その余韻に浸りながら帰宅し、午後二時からの自宅稽古は、
社中ではじめて、四ケ伝(唐物)をお稽古、
嬉しさいっぱいで、準備に取り掛かり、

掛けた軸は大きく横書き「清坐」と横に「一味友」

清坐一味友』せいざいちみのとも 出典不詳
”小さな茶室に数人の親しい仲間が集まり、一つの釜の茶を
 点じて、ともに味わう時の心も一つになった清々しさをいう”
          有馬頼底監修 茶席の禅語大辞典より

花はホタルブクロ、縞葦にヤマアジサイを
  

季節無しの禅語のもと、初めての四ケ伝は、
やはり時間がかかりましたが・・・、  
慌てず、地道に一緒に精進しましょう。