気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

青梅から薬師寺東塔立柱式に

2018-05-08 15:23:58 | 日記
曇り空で寒々とした朝、早くは日差しがあったのですが、
徐々に雲が厚くなり雨が降り始めそう、気持ちも塞ぎます。
自宅稽古日だったのですが、一週間予定が繰り下がり拍子抜け
スムージーのため残り少ない春菊の葉を採りに庭に出ると、
隣の家の梅の木の枝先に成った梅の実に目がとまりました。
昨夏に思い切って枝を切り落とされたのですが、枝がのび、
こんな房状に梅の実をつけており、枝が折れそうですね。
これを見て、菓子作りに・・・(後日)
 
鈴生りの青梅浅き夢を見し
          阿部娘子

青梅に詰まっているは西遊記
          中原幸子
この句の西遊記で思い出したことがあります。『西遊記』とは
”実在の僧侶玄奘が仏典を求めるため国禁を犯し16年の歳月を
 かけてインドとの間を往復した史実を踏まえてはいるが、
 各地に伝わった三蔵伝説や猿にまつわる逸話などを吸収し、
 南宋代の都市で語られた講談や元の雑劇で発展した。”
                   Wikipediaより
”日本には、入唐して玄奘の弟子となった道昭(行基の師)が
 伝えた法相宗が南都六宗に数えられ、玄奘が訳した仏典も
 珍重されたため、早くから玄奘に対する崇敬があった”と
                   Wikipediaより
先日の薬師寺、第37回「玄奘三蔵会大祭」でのご奉仕で頂いた
薬師寺さんのパンフレット、玄奘三蔵との関連性は”法相宗
では玄奘三蔵を始祖として位置づけ、格別に尊崇しています。
遺徳を伝えるべく、ご丁骨の分骨を受け、平成三年に玄奘三蔵
伽藍を落慶し、平山郁夫画伯に大唐西域壁画をご献納いただき
ご丁骨を真身舎利、壁画を絵身舎利としてお祀り・・・。”と
毎年五月にご遺徳の顕彰と仏法興隆を願い大祭を厳修致し、
その中で「三蔵法師求法の旅」と題した戯曲、伎楽奉納が・・。
   
伎楽衣装の製作は吉岡幸雄氏によるもので、デザインや色・形
材質は全てシルクロード交流の歴史の上に立って検討され、
天然染料による染めと織りの技法を奈良時代さながらに再現、
酔胡従 旧靴
呉女 旧足袋
迦楼羅 旧衣装(部分)
獅子児 旧面
さらに玄奘三蔵千三百五十年御遠忌を記念して新調されたと。
呉公 面
面:治道:衣装
金剛 衣装
かつてない豪華絢爛たる染織文化の花、
大変な出費でしょうね。薬師寺さんは檀家さんがいない寺、
薬師寺奉賛会、万灯供養会、

お写経と伎楽新衣装御寄進など、お願いされております。

昼のニュースを観ていますと、110年ぶりの修理中の薬師寺
東塔の立柱式が・・・

心柱がはめ込まれます。
 
はめ込められると、『散華』が舞い降りてまいりました。

先日の奉仕で頂いた中に入っていた『散華』です。
  
時代が変わってきたのですね。