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気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

お床も一刀彫の小槌ですが、喰摘とは

2016-01-04 13:40:50 | しつらえ
三が日が過ぎ、私たちの仕事始めは
『 ほつほつと 喰摘みあらす 夫婦かな 』 嵐雪

『 喰積に ときどき動く 老の箸 』  高浜虚子
大変ですが、分って頂けますか?

そして「鏡開き」を
鏡開きは1月11日だそうですが、
テレビでは、奈良の天理教でもされております。

餅つきから、六日経ち、堅くなる前にと、
御願いして、切り餅に。
やはり、表面は堅くて力を入れても、
 ”年は取りたくない”とこぼしております。

正月のお床のしつらえに、一刀彫の小槌を
松竹梅があしらわれ、縁起物ですね。
  
年の暮に、一茶は
『 餅の出る 槌がほしさよ 年の暮れ 』と

おかげさまで、餅つきも出来ましたので、
お餅は・・・
持って帰ってもらっても、まだまだ。
そのうち、カビが生えてきます。
いやですので、冷凍庫に、
でも全部は入りきりません。
さらに、鏡開きのお餅も加わりました。

平安末期の「宝物集」に打ち出の小槌の説話には
”打ち出した物はまたこれすべて鐘の音を聞くと
 失せ果せる物であり”とありますが・・・

”もったいないですもの”
鐘の音は今年の大晦日に聞かせてください。
有難く頂きます。
お餅は、神様へのお供え物ですし、
長寿を願う意味もありますしね。