気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

昨日の主菓子は粽(ちまき)

2015-05-05 07:33:00 | お稽古


七事式の且座(しゃざ)之式:と、無言4畳半花月を教えていただきました。
且座之式とは無学宗衍(むがくそうえん)の偈頌(げじゅ)「是法住法位(これほうほうほういにじゅうす)」
と付されているように、己に決められた役割を責任を以て全うせよという意味で、
自分の置かれた役職を天職心得て本分を全うするという示唆が含まれているそうです。

勉強あるのみです。

主菓子は樫屋(かしや)の粽(ちまき)をいただきました。
葛で作られたやさしい甘さと相まって、笹の香りがほのかに漂い、真心もこもった主菓子でした。
ササを初めて使われた道喜粽(京都)の、川端道喜さんありがとうございます。



端午の節句にこのように粽と柏餅を供物として用いますが、東北・北陸・山陰地方などではちまきを用いる地域が多いそうです。
なお柏餅はカシワの葉は新芽が育つまでは古い葉が落ちないことから、「子孫繁栄(家系が途切れない)」という縁起をかついだものとされ、柏餅を食べるという文化は、元々は江戸の武家社会で育まれ、、参勤交代で日本全国に行き渡ったとされております。