上記の会が5月11日発足し、16日記者会見を行いました。今後、この大切な問題を市民に広く知ってもらい、署名などの活動を行う予定です。
活動の主体は、「平和と生活を守る市民の会」「民主市政の会」(日本共産党高知市議団も加盟団体です)「城下町革新懇」の各構成団体と呼びかけ人を中心にすすめます。
現段階の呼びかけ人のみなさんは以下の通り。
◎呼びかけ人(第1次分)
追手前小学校卒業生・同校元PTA(小野知)
元NPO法人環境の杜理事長(石川妙子)
視覚障害者の権利を守る会(正岡光雄)
歌人(梶田順子)
新婦人高知支部(井上美穂)
港南革新懇(胡麻埼ゆう子)
城下町革新懇(国松勝)
*呼びかけ人になってくださる方を募集しています。ぜひご協力ください。
◎結成趣旨
高知市は2018年夏に完成予定の県・市合築の新図書館の西側に生まれる敷地約2500㎡について、民間業者に50年間も占有させ、容積率、建ぺい率いっぱいにビルを建設しようとする「高度利用」計画を進めようとしています。
現在開かれている高知市中心市街地活性化計画推進事業・新図書館西敷地利活用検討委員会では、今年の夏までにわずか4回の会議で、その高度利用計画をまとめようとしていますが、市民にはそのような高知市の方針はまったく知らされていません。
この土地は、歴史ある追手前小学校の跡地に生まれた、高知市の中心部にある市民の大切な財産です。大学や高校、新図書館、高知城歴史博物館などが集中する文教地区と中心商店街、日曜市などが集積するこの場所を市街地のにぎわい創出などにどう活用するかについては、市民の声をしっかり聴き、利活用方針を考えることこそが市民協働のまちづくりだと私たちは考えます。
新図書館西敷地は、仮設市民図書館の撤去後、一定期間広場として残し、その空間を市民が体感したあとに、時間をかけて土地の利活用および将来像を市民合意のもと決定することを求め、会を結成しました。
会の結成はマスコミでも報道され、この問題が少しずつ県民に認知されるようになりました。18日に行われた定例の岡崎市長の記者会見でも「会」の意見を聞きたい旨の発言がありましたし、20日に行われた第2回新図書館西敷地利活用委員会では委員から、市民意識調査での中心市街地にどのような機能が重要か(結果は1位商業施設 2位芸術・文化 3位働く場)という設問は西敷地を念頭に置いていないことを指摘する意見や、検討委員会の着地点が不明と会のあり方に疑問を呈する意見、夏までにコンセプトや方向性を決めることは無理があるとの意見が続出しました。これらの意見を受け、市の担当者は検討委員会の回数を増やし当初のスケジュールを延長することを提案しました。
「勝手に決めんとってね!の会」の結成がまったをかけた成果が早くも生まれています。
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