8月28日、「どうする?新図書館西敷地 市民パネルディスカッション」(「勝手に決めんとってね」新図書館西敷地活用を考える会主催)が高知城ホールで開催され、50名を超える市民が参加、さまざまな立場からこの場所に対する思いや利活用について提案が行われました。
岡﨑高知市長は、わずか4回の西敷地利活用検討委員会で方向性を決め、民間に50年間公有地を貸し出し、高層ビル建設をすすめようとしていましたが、24日行われた第3回の検討委員会でもほとんどの委員からビル建設には否定的な意見が相次ぎ、「避難場所として」「遊び、余裕のある空間」「回遊性機能」「ハコモノは古い考え」など“広場”機能を支持する意見が出され、今後のスケジュールも当初想定から半年以上もずれこむ事態となっています。
この日パネラーとして参加いただいた方からは、「追手前小学校を廃校にする時、市長は『この土地は切り売りしない、文教地区として活用する』と約束していたのに、こんな計画が進められているとは夢にも思わなかった。森のような緑豊かで自由に使える場所に。」(元追手前小PTA役員)、「活用しやすいゆとりのある図書館空間を。城を塞ぐような計画ではなく、風格のあるまちづくりを。」(視力障害者団体役員)、「心の豊かさへと時代は変わっており、歴史や文化を活かして地域の魅力を引き出すことが大事。安易な商業ビルは地域発展の足かせになる。」(元埋蔵文化財センター職員)などの発言が行われました。フロアからの発言も多く、「こんな会こそ高知市が主催して行うべきだ。」との意見も出されました。
この問題についてまだまだ市民には知らされていませんが、市民が声を上げれば計画を中止させることは可能です。多くの方に知っていただき、市民参加のまちづくりをすすめていきましょう。署名(現在1500筆集約)も引き続き行っています。ぜひご協力をお願いいたします。