高知市では、公立中学校2年生時に実施される職場体験の体験先として自衛隊を選択する中学校が増加しています。
実施校は2015年度2校(城西、一宮)、2016年度4校(愛宕、一宮、朝倉、鏡)、今年度予定は8校(介良、青柳、愛宕、一宮、朝倉、潮江、南海、西部)と年々倍増しています。
少子化や安保法=戦争法施行を受け、自衛隊への応募が減少しており、陸上幕僚監部が作成した自衛官募集に関する全国方針を定めた内部文書では「あらゆる手立てをもって学校との連携強化を図り、募集基盤の拡大を図る」とし、ノルマが課せられ、「職場体験学習」は将来の種まき活動と明記、重要視されています。
3月議会では、この問題について浜口かず子議員が質問を行い、高知駐屯地での体験内容について、施設見学、団体行動、災害時の避難想定歩行訓練、ロープの結び方、喫食体験などが行われているそうです(参加は生徒本人のみで教員は参加していない)。教育長は「生徒本人が希望し、保護者が了承していることが前提であるが、職場体験の意義に沿ったものである」と答弁。しかし、ジュネーブ条約や子どもの権利条約の規定に抵触する武器等に触れることや勧誘の動きについては「報告はない」と答弁しています。
災害救助活動での自衛隊のみなさんの活躍を見て、人の役に立ちたいと関心を示すこともあると思いますが、自衛隊の主任務は災害救助ではありません。南スーダンのような危険な地域に情報隠蔽までして派遣される自衛隊の職場体験は、地域で身近な商店などでの職場と同列に扱って良いのでしょうか。
実施校は2015年度2校(城西、一宮)、2016年度4校(愛宕、一宮、朝倉、鏡)、今年度予定は8校(介良、青柳、愛宕、一宮、朝倉、潮江、南海、西部)と年々倍増しています。
少子化や安保法=戦争法施行を受け、自衛隊への応募が減少しており、陸上幕僚監部が作成した自衛官募集に関する全国方針を定めた内部文書では「あらゆる手立てをもって学校との連携強化を図り、募集基盤の拡大を図る」とし、ノルマが課せられ、「職場体験学習」は将来の種まき活動と明記、重要視されています。
3月議会では、この問題について浜口かず子議員が質問を行い、高知駐屯地での体験内容について、施設見学、団体行動、災害時の避難想定歩行訓練、ロープの結び方、喫食体験などが行われているそうです(参加は生徒本人のみで教員は参加していない)。教育長は「生徒本人が希望し、保護者が了承していることが前提であるが、職場体験の意義に沿ったものである」と答弁。しかし、ジュネーブ条約や子どもの権利条約の規定に抵触する武器等に触れることや勧誘の動きについては「報告はない」と答弁しています。
災害救助活動での自衛隊のみなさんの活躍を見て、人の役に立ちたいと関心を示すこともあると思いますが、自衛隊の主任務は災害救助ではありません。南スーダンのような危険な地域に情報隠蔽までして派遣される自衛隊の職場体験は、地域で身近な商店などでの職場と同列に扱って良いのでしょうか。