よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

Aiマイクロニッコール200mmF4(IF)

2014-10-04 00:11:20 | ニコン交換レンズでワンダフル

 Aiマイクロニッコール200mmF4(IF)


 カメラ趣味というものは楽しいもので、モノとしての所有欲・機械の操作感・できた写真の鑑賞など
一枚写真を撮るだけで、楽しみがいっぱいいっぱい広がります(^^)。

特に撮影していて嬉しいのは、まったりとピントを合わせているときですね。
そしておもむろにシャッターを切る瞬間とぐいっとフィルムを巻き上げる瞬間なわけですが・・・

ファインダーの中の美しい風景や笑顔などに集中しているときに、ヒトコマずつ巻き上げると
テンションがリセットされて「また最初から」感が出たりしませんか?。
ファインダーを覗いたままで次々に撮影できるというのは実は素晴らしいことなんですね。

特にマニュアルレンズのトルク感のあるピントリングの感触と自動巻き上げというのが快感でして
そうなりますと最強なのがマニュアルのニッコールレンズとF4の組み合わせです。

今回はまたまたジャンクで出ていたAiマイクロニッコール200mmF4にマニュアルフォーカス用
スプリット・マイクロのKスクリーンをF4Sに装備して撮影です。


 ニコンF4S Aiマイクロニッコール200mmF4(IF)1/125 開放 ベルビア50

 この200mmもニッコールジャンクの常でピントリングのグリスがぬけて、スカスカでしたので
ニコンサービスに持って行きました。
「すいませ~ん。ピントが例によってスカスカなのでグリスアップお願いします!」
「あ、ホントですね。旧製品になりますので・・・限定修理ということになりますけどよろしいですか?」
「もちのロンですう。」
「あと、部品交換が必要な場合は修理不能ということになりますがよろしいでしょうか?」
「ノープロブレムでございます」

これまで私はマニュアルニッコールを整備に出すたびに同じ説明をうけていますので
すっかり慣れたものです。そして今まで5本ほど整備してもらってますが幸いにして
「修理不能です」と言われたことはありません。マニュアルニッコールの素性の良さ・耐久性の高さには
いつも感心しております。まあ、現在のレンズと比較すれば「壊れるところはない」わけですが(^^)ゞ。

というわけでお預けしました。幸いにして、全く問題なくグリス交換が行われ、レンズもピカピカに掃除して
いただけました。ピントリングだけでなく、絞りリングも適度なカチカチ感にチューンされています。
マニュアルレンズですから、分解清掃してグリスアップ≒オーバーホールみたいなものですからね(^^)。


 ニコンF4S Aiマイクロニッコール200mmF4(IF)1/250 開放 ベルビア50   

 KスクリーンはノーマルのBタイプよりも一段暗いような気もするのですが・・・
おかげでピントの切れは抜群です。F4のがっしりホールドできるグリップ感とあいまって
しゃきりとした裁ちばさみのような感覚で楽しめます。

マイクロニッコールらしく、開放からクッキリハッキリのシャープさです。とくにカエルやチョウのような
近寄ると逃げてしまうような被写体には絶大なる威力を発揮します。  


 ニコンF4S Aiマイクロニッコール200mmF4(IF)1/250 F5.6 ベルビア50

 このレンズのよかよかなところは接写はもちろん無限大もばっちりなところです。
いつもの明石海峡ですが、ズームと違って単焦点ニッコールのシャープさが目にささるほどですね(^^)。

遠景がこれだけきっちり撮れてしまうと普通の200mmを使う機会がなくなってしまいそうです。
ますます寄れる「望遠レンズ」を増やしてしまいそうで危険ですねえ(^^;)。

  
コメント (4)
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