よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

ローライフレックスSL2000F プラナー50mmF1.8

2017-12-01 17:10:20 | マイ カメラ ローライ

 ローライフレックスSL2000F プラナー50mmF1.8


 久しぶりのローライネタです。ローライが「日本のナンパな一眼レフにゲルマン魂で対抗!」と考えたのかどうだか
わかりませんが、「普通でない一眼レフ」がコンセプトとしか思えないスタイルと操作性です(^^)。

別に普通でもカメラそのものが良ければ一定のマーケットは確保できると思うのですが、営業サイドからは
「カメラは見かけが100パーセント」とでも吹き込まれていたのでしょうか。

雰囲気はまったく35mm判のハッセルブラッドです。ハッセルと違うところはアイレベルファインダーも
標準装備で、素早い動きの被写体にも対応!といったところですが・・シャッターボタンの位置がボディの
両横に二つという配置です。ウエストレベルなら良いのですが、アイレベルですと押しにくいったら
ありゃしません(^^;)。ちなみに後継機の3003ではボディ上面にもシャッターボタンがついています。

 1982年に発売された当時は「故障するカメラ」として有名になってしまい、全くの不人気だったようです。
なんでも修理については、はろばろとドイツまでおくりかえされていたとか。

私の手に入れた個体も「ドイツからの再出征」の証としてシリアルナンバーのところに
アスタリスクのポンチが穿ってあるのでした。いったい修理代がいくらだったのか
気になりますね(^^)ゞ。


 ローライフレックスSL2000F プラナー50mmF1.8 1/125 F5.6 ベルビア50

 標準装備のレンズはもちろんHFTコーティングのほどこされたローライ製プラナーです。
わざわざイケズをして逆光で尖塔を撮影です。影になっているところのレンガの模様も
潰れずに描写されております。さすがはプラナーさまですね(^^)。


 ローライフレックスSL2000F プラナー50mmF1.8 1/125 F5.6 ベルビア50

 公園で野ざらしで保存のC56蒸気機関車です。現役時代はお召し列車をけん引したこともある名機だそうですが・・・
露天なので痛みが末期的ですね。昨今はSLの復活走行も盛んですからなんとかしてやってほしいですね。


 ローライフレックスSL2000F プラナー50mmF1.8 1/125 F5.6 ベルビア50
      
 加古川の名勝の闘竜灘です。何といって大きな岩と水流だけなのですが、台風の後ということもあり、轟轟と流れる
水音だけでもなかなかの迫力です。訪れたのが平日だったこともあり、人っ子ひとりいらっしゃいませんでした。
この手の岩場は2時間サスペンスドラマの舞台のイメージが強いです。ロケ地にも最適と思われますが(^^)。


 ローライフレックスSL2000F プラナー50mmF1.8 1/125 F5.6 ベルビア50

 今年は雨が多かったせいもあって紅葉が素晴らしかったですね。
数年前までは「最近紅葉がきたなくなった。地球温暖化のせいだ!」
と妖怪ウォッチなら「妖怪オンダン」にとりつかれていたような解説が多かったような(^^)。

原因はともあれ、カメラジジイとしては紅葉がきれいなことは素晴らしいです。


 ローライフレックスSL2000F プラナー50mmF1.8 1/15 F11 ベルビア50

 奥の葉っぱまでピントが欲しくてF11まで絞り込んでみました。紅葉が重なりまくって
ごしょごしょです(^^;)。色目はプラナー&ベルビア50の鉄板コンビですから申し分ありません。
紅葉はベルビア50に限りますね。ツァイスのプラナーより強調さは少ないような気がしますが。

 音に聞こえたヘンテコカメラ「ローライフレックスSL2000F」でした。いつもなら
「ヘンテコやけど楽しいですよ~」と言うところですが、今回ばかりは降参です。
正直撮影はむっちゃ疲れました(TT)。手持ちだと基本的にウエストレベルで
撮影するカメラなんですね。

それならウエストレベルで撮影すればいいじゃん!となるのですが、35mm判でウエストレベルだと
どうしても違和感が先にきてしまうのです(^^;)。
もしこれから挑戦されようと思われる方にはいろいろと改良されている3003のほうを
おすすめします。

 
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2 コメント

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Unknown (lensmania)
2017-12-02 21:38:00
時々ローライ病が出てくるのですね(笑

この話,したことありましたか...私の友人がSL2000F出た時モニタに選ばれたのですが,即故障.その時モニタに供された50台すべて故障し本国送りになったらしいという逸話を打ち明けてくれました.
私のSL2000Fは,友人に貸していたとき死亡したのですが,友人の心臓も道連れにしそうだったそうです(笑
その後,オーストリアで直して貰い,アスタリスク付きで帰ってきました.
実は修理前,AE最高速が1/6000くらいあったんです.
上限1/1000のはずなのに,どう見ても3.5段オーバー露光なのにポジ露出あってるんです.でも,1/2000相当より上はスリット幅が不定で露光ムラが酷いんですけどね.
流石に修理後は1/1000より高速は出なくなってしまいました.

その機体が先日動作途中で急停止,うわーついに御陀仏か!と観念.ニッカド電圧を測定したら5本で6.5Vはある.一本1.3Vくらいだから定格ですね.
一番トラブルが多い接点接触も問題なさそう.手持ちのアルカリ1.5Vで7Vくらいでも動かない...もうダメかな.
ダメもとで新品アルカリ入れて7.5V.途中停止状態から復活!
なんだよこれは....
まあ途中停止なら絶対メカ部は外さない,妙に噛み合わせが変わったら死ぬというSL66と同じ注意を守ってよかった...

3003は側面バンドと上レリーズボタンがついて単体で撮影しやすくなりましたが,SL2000Fは仰る通り保持しにくいのでバーチカルグリップを付けっぱなしにしています.
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Unknown (ひらやん)
2017-12-10 23:30:33
lensmaniaさま
コメントありがとうございます。確実な技術で再生産してほしいカメラナンバー1といったカメラですね(^^)。
残念ながら3003の改良が素晴らしいのにはやらなかったのが本当に残念です。実はこの個体もシャッターボタンが効いたり効かなかったりで、えいえい!とレリーズしないと撮影できないという代物です(^^;)。
ただ、唯一無二のスタイルと操作性は手放しがたく・・まさに病膏肓に入るとはこのことですね(^^)ゞ。

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