よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

トワイライトエクスプレス

2014-07-22 23:13:11 | 今日の一枚
 ついに・・・というべきか、JRの寝台列車トワイライトエクスプレスの廃止が発表されました。
私は小学生のころより「小さくて分厚くてカッコ良いケイブンシャの大百科シリーズ」をバイブルとし
さらに「ブルートレインカード」を収集したりもしていたので、時代の流れとはいえ大いに残念です。

そこで自分の「ブルートレインの写真」を探してみましたら・・なんと全くといってよいほど
ありません。ほぼ唯一の写真がこの「なは・あかつき」の 写真でした(^^;)。

 αスイートデジタル AF50mmF1.7 ISO1600 1/200 F2.2

当時所有していたコニカミノルタのαスイートで強引に感度を上げての撮影です。昔デジカメなので
ノイズがばりばりですが、かえって夜汽車ぽく撮ることができたような・・・。

なぜこんな写真を撮影したかというと、当時の下宿がまったく山陽本線に近かったからです。
どのくらい近いかといいますと・・・

 αスイートデジタル AF50mmF1.7 ISO100 1/160 F5.6

この雪景色は下宿の窓からの撮影です。どうです近いでしょ?奥のカーブの手前からなは・あかつきを
撮影しました。これだけ近いと機関車が通過するたびに建物が揺れて夜な夜なグラグラギシギシでした。
思わず阪神淡路大震災を思いだして飛び起き、慣れるまでに半年近くかかりました。

αスイートは600万画素時代のカメラでしたが、光の丸め感が素晴らしくてキラキラの雪がぐうでした。
いまどきの解像度バカのデジカメとは全く絵造りがちがいますね。
何でも新しいからといって飛びつくのは良くないという見本です。売らなければ良かったなあ(^^;)。


 GF670プロフェッショナル EBCフジノン80mmF3.5 1/30 開放 プロビア100F

 まあ、昔を懐かしんでいても仕方がないのでまだ余裕のあるうちに大阪駅にトワイライトエクスプレスを
撮影にGOです。予想外にホームは暗くて手持ち限界の1/30秒で撮影です。
昔のケイブンシャの大百科に「上野駅のホームは暗いのだ。高感度フィルムを使おう」と
かいてあったのを思い出して「ベルビア50やとしんどそうやからプロビア100Fもっていこう」
とプロビア100Fにしたのですが・・焼石に水ですね。
当時ならせいぜいSSSかトライXですからたいしたことないと思っていましたが・・(^^;)。

ものの本には「車両撮影には80mmが最適」とかいてあったのでGF670を持っていったのですが
けっこうパースがついてしまっています。よくよく考えれば35mmカメラでのアドバイスだったのですね。
6X7なら35mm判換算で44mmくらいなわけで・・・いやはや。


 GF670プロフェッショナル EBCフジノン80mmF3.5 1/30 開放 プロビア100F

 廃止が発表されたせいでしょう、平日の昼間にもかかわらず普段にもましてすごい人気です。
私みたいなビジター撮影者はもちろんのこと、でっかい業務用ムービーで動画を撮っている人もいます。
フィルムで撮影していたのは私だけでしたが(^^)ゞ。

ただ、撮影していて思ったのが「やっぱり機関車も客車もふっるいわ~」でした。
なにしろ製造は昭和50年代ですから30年以上前の代物です。
写真を見てもわかりますが、グリーンの塗装の下のボディはおそらくぶわぶわになっているのでは
ないでしょうか?

2年間以上を線路際の下宿で寝ていて、しみじみ感じたのは「電車はうるさい。客車列車は静か」
ということです。もしもトワイライトエクスプレスのかわりに新しく豪華寝台列車を走らせてくれるなら
ぜひとも電車ではなく客車列車でお願いしたいですね。
ぜったいに、客車列車のほうがお客さんも沿線住民の方も良く眠れますからね(^^)。