よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

ニッコールSCオート 55mmF1.2

2013-04-05 09:00:53 | ニコン交換レンズでワンダフル

 ニッコールSCオート 55mmF1.2 


 改造する・・男子にとっては実に魅力的なコトバです。モデルチェンジではなく既製品を手直しすることに
より性能をアップさせる。あるいは現行品に劣らぬ性能を持たせて第一線に帰り咲く。
「改」という漢字がなんとなく戦闘的で強そうに見えます。戦闘機紫電改は紫電よりも強かったし
「本郷猛は改造人間である」と聞いただけで自分も強くなってしまったような気がしますしね。

最近のボケ味ブームのせいか昔レンズをアダプターで使うムック本まで出ているご時世です。
この55mmF1.2は大口径にもかかわらず素直なボケで評判とか。
「ボケた写真がほしけりゃ中望遠を使わんかい」て声も聞こえますが・・・
「Ai改」でいまだに現役バリバリオールドニッコールパワーを見てみなくちゃです(^^)。

「Ai改造」をほどこしてあるレンズは前のオーナーの方がそれだけ信頼を置いていた証ですから
モノとしてのパワーが宿っている気がしてついつい手にしてしまいます。さらに生まれも同世代だったりします。
最新デジカメにも使えて嬉しいだけではなく、質草といえば「カメラ・時計・貴金属」だったころの
心情的高級品をプロのように大胆に、ガチャガチャと使用できるのもある意味サディスティックな快感だったり(^^)ゞ。

ニッコールはどいうわけかヘリコイドのグリスがぬけてスカスカになっている個体が多いのですが、
ニコンサービスセンターではグリスの入れ替えとレンズ清掃はいまだに受け付けてくれるので心強いことこのうえないです。
今回の55mmも購入後さっそくグリスの入れ替えをお願いしたのですが、ピントリングのフィーリングはもちろんのこと
絞りリングも節度ある感じに調整してくれて昔の金物の人肌感がより一層楽しめるようになりました。


 ニコンFE10 ニッコールSCオート 55mmF1.2 F2 AE ベルビア50

お天気が良すぎて開放というわけにはいきませんでしたがおよそニコンらしくない
ふわぼけの写真が撮れました。サジタルコマフレアというものがあるのだそうですが
むかしの1.2の大口径玉は周辺がぐりぐりになったりどよどよになったりというのも
多いのですがこれだけふんわりなぼけだとかえって立体的な雰囲気がでて嬉しいですね(^^)。

晴天時の撮影にはF1.2という大口径で遊ぶのはなかなかつらいところもあるのですが
最近のカメラは1/4000シャッターまで装備のものも多いですからがんばって
開放で撮影てのもどんどん楽しめてまた評価されていくのではないでしょうか。

ただ「ぼけのきれいな写真」を撮ろう!というときはロッコールを持ち出していたのですが
ニコンでも良くなってしまいました。ロッコールのぼけファンの私としては
またまた持ち出しに迷う時間が長くなってしまいそうです(^^)ゞ。






 



コメント (2)
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