よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

プリモフレックス オートマットL

2010-06-11 18:29:54 | マイ カメラ トプコン
 プリモフレックス オートマットL


 トーコーのエンブレムも誇らしげなトプコンの二眼レフ プリモフレックスです。
コレクションとしては比較的早くにゲトした機体です。この手のブローニーカメラは
宿命的にカットの隙間がなくなったり重なってしまう「コマかぶり」が発生するもの
があるそうですが、わがオートマットもどうしてもひとコマだけ重なる症状が
出て稼働率が悪くなっていました。

一度修理屋さんに持参したことがあるのですが、「あ~、トプコンでしょ?だめだめ。
古いカメラやからしかたないよ。」とけんもほろろで触ってももらえませんでした。
(そのお店には以前ミノルタオートコードの修理を依頼したことがあり、そのときは
ニコニコで受付してもらったうえにスクリーンやシャッターまわりまで喜んで
修理していただいたのですが・・・(TT)。)

結局有名な修理屋さんのYCSさんにお願いして整備してもらいました。
いつも丁寧な作業をしていただいてほんと助かっています(^^)。

ブローニーフィルムはパフォレーションがないので巻き取りの厚みと移動量の検知が
大変なんですよね。ゆっくり確実に巻き上げるよう心がけてます。

 このカメラは二眼レフのわりには接写ができて2.2フィート(65cmぐらい)
まで寄れます。焦点板も明るくてファインダースクリーンの視野内に
「TOKOBRITE」と彫ってあります。気になるような大きい文字では
ないんですが露出表示でもないただの文字をわざわざほりこむとは・・(^^;)
やっぱりトプコンて変わってますね~。


 トプコール7.5cmF3.5 開放 1/25 ベルビア50

鮮鋭で評判の高いトプコールなのであえて開放絞りでのボケ味を検証です。
被写体は兵庫県朝来市に保存されている「一円電車」の機関車の後ろライトのアップです。
なかなか趣きのあるかわいいトロッコ鉄道だったようですので興味のある方は
ぜひ一度訪れてみてくださいね。

さてトプコールの開放での描写もなかなかです♪。
当時の定番3群4枚のテッサータイプだそうですが、開放からばっちしです。
テッサータイプは線が太めの玉が多いですがこのトプコールは非常に繊細で好印象です。
ボケも大口径ガウスみたいな柔らかい感じで良いですね。

最近デジタル一眼で「背景をぼかして・・・」て宣伝している会社がありますけど
あの小さい撮像素子と20mmやそこらのレンズで背景をぼかすのは
真冬に冷やし中華を出されるような強引さを感じます。
せっかくデジタル一眼レフでフルサイズ機も大口径レンズもラインナップ
しているのになんでわざわざ無理するんでしょう?。

おじさんみたいに中判カメラを使えば背景をぼかすのなんかかんたんですよ~(^^)。


コメント (4)
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