よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

ヘクトール125mm F2.5

2012-03-22 20:16:15 | ライカ交換レンズでワンダフル
 ヘクトール125mm F2.5


 以前ライカのビゾフレックス用テリート200mmF4をゲトして以来、
「ライカの望遠レンズっていいよな~コントラストはむちゃくちゃ出るし
情報量は多いし、ライカレンズにしちゃ安いし・・・」

などと考えて量販店の中古コーナーを見ているとビゾフレックスアダプターとライカR用アダプターが
かなり割安ででていました。量販店の中古担当の人の心理として、
「なんかライカのアクセサリーやけどつけるレンズがなにかもわからんしとっととなくしちゃお」
という心境だったのでしょうか(^^)?

こういうときは本体よりもレアなアクセサリーを先にゲトしておくのが中古コレクターの常道というものです。
「すいません、このアダプターください!」
「はい、ありがとうございます」
「なかなかお買い得ですねっ!」
「え、そうですか?あ、ありがとうございます」

なんでこんなわけのわからんもんを喜んでかうのだろう?という店員さんの視線を感じながら
こちらは「これでいつビゾフレックス玉が出ていても大丈夫だぞ!」で気分はるんるんです。

それからしばらくして久しぶりにのぞいた神戸の中古屋さんに
極上のヘクトール125が二本も出ていました\(^0^)/!
想い続けると出会いはあるもので、これは「引き寄せ効果」といい、宇宙の真理なのだそうです。

コレクターの人が出品したのでしょうか、ドイツ製とカナダ製の二本のレンズがどちらも極上で
しかもかなり割安です。このヘクトール125mmはドイツとカナダ両方で製造されており、カナダ製のほうが
評判が良いらしいのですがドイツ製のほうが安かったので迷わずドイツ製にしました(^^)ゞ。


 ライカR6.2 ヘクトール125mmF2.5 1/125 開放 ベルビア50

 当時の「大口径ポートレイト用中望遠レンズ」という位置付けなので、がんばって開放で撮ってみました。
ていうか、プリセット絞りにもなっていない実絞りレンズで絞りこむのがめんどくさいのでした(^^;)。

どしりと重たいレンズで660gもあり、高価なガラス感でいっぱいですが、ビゾレンズ特有の動きの多い
ピントリングとあいまってなかなかにシビアな操作性です。

発売開始は1954年だそうでライカM3が一番ブイブイゆわしてた時ですから、こんなマニアックなレンズも
造ってしまったのでしょうが、やはりビゾフレックス用ということであんまり人気がなかったようです。

嬉しくて開放で撮りまくったのですが、やはり当時のレンズなだけに開放より二段ぐらい絞ったF4あたりが
合焦部の浮き立つような立体感とボケ部のコントラストが楽しめるみたいです。
しかも昔レンズなので残念ながら逆光にむちゃくちゃ弱いのでした(TT)。

「大口径レンズはちょっと絞ってぜいたくに使おう!」の法則にのっとって
今度からF4あたりで使うことにしましょう(^^)ゞ。







 
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テリート200mmF4

2011-07-14 22:19:43 | ライカ交換レンズでワンダフル
 テリート200mmF4

 
 最近望遠レンズがマイブームです。デジカメの世界ではすっかり「背景のボケた主題の浮き立つ写真」
というのがセールスポイントになっています。セールスポイントになるということは逆にいえばそれだけ
背景をボカした写真をデジカメで撮影するのは難しい・・・ということですね。

私のようにピント合わせに苦労した世代なら「すみずみまでピントの合った写真」のほうが貴重な感じが強いのですが
カメラの流行というのもまた時代とともに移りゆくものだとしみじみしてしまいます。

そこで「値段は安くて写りが良くてしかもタマ数豊富でよりどりみどり」という昔の135mm~300mmの単焦点レンズ
というのがターゲットになってきました(^^)。このあたりの焦点距離のレンズはズームレンズでも同じような明るさのレンズが
多いうえにそのズームできるレンズ構成から最短撮影距離が短いものが多くて単焦点はすごく分が悪いような気もします。

が、単焦点望遠レンズのガラス枚数の少なさによるヌケの良さは風景写真などでは劇的にちがいます。
ちょっと強引な言い方をすれば手振れさえふせげば標準レンズにも負けない描写やコントラストを持つものばかり
なのでではないでしょうか?

となると「ライカの望遠レンズってどんな写りやろう?」と考えてしまうのは私だけでしょうか?
値段がライカレンズのわりにすごく安いから私だけかな(^^;)?



 ライカR6.2 テリート200mmF4 マウントアダプター 1/250 F8 プロビア100F

 ライカがM型用に提供していたビゾフレックス用のテリート200mmF4です。M型のレンジファインダーが
135mmまでしか対応できないということと、Rのレンズでは180mmを主力にしていたせいもあり
「ライカの200mm単焦点」というのは実はけっこう貴重なんですよね。
しかも製造されていたのはM3と同じころでライカが一番元気で気合いが入っていたころです。

まずレンズにビゾ用アダプターを付け、さらにRマウントアダプターをつけてようやく使用できるという
めんどくささですがつけっぱなしにしておけば良いかとわりきりました。実絞りなのでそこは慣れなくてはいけません。

さすがM3時代のレンズというべきかすばらしい描写力です。白い日本丸の船舷からマストのロープから写真をみたときに
よく感ずるコントラストの省略感というものがまったくありません 。
おまけに撮影のときはぜんぜん見えてなかった六甲の山並みもばっちり表現しています。

ライカ的には「ビゾ用レンズを一眼レフで使うなんて邪道です」てとこかもしれませんがRボディですから
許されるでしょう。(実はF5につけたくてニコンマウントアダプターも用意しています(^^)ゞ)

気がつけば「背景のボケた写真」などといいながらレンズの構成か絞りの位置のせいかF8までしか絞ってないのに
よくよくみるとパンフォーカスな作例になってしまいました(^^;)。
次に撮影するときは開放にして背景をボカさなくちゃですね。









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アポマクロエルマリートR 100mmF2.8

2010-12-10 20:33:36 | ライカ交換レンズでワンダフル
アポマクロエルマリートR 100mmF2.8

 まるで神様扱いのレンジファインダーM型と比べるとライカのRシリーズはほとんどおたんこなすに
思われていて悲しいですね(TT)。
が実際使ってみるとそのレンズ描写は非常に情報量が多くて国産とは明らかに違う
設計思想を感じることができます(^^)。

ヘリコイドのしっとり感・絞りリングの節度あるクリック・レンズ交換のたびに嬉しい
マウントのがっちりしたフィーリングなどなど。
そして肝心かなめの描写力は・・


ライカR-E アポマクロエルマリートR100mmF2.8 F5.6 1/60 ベルビア50

 ライカレンズのパワーである独特の黒の締りの良さとレンズの表現できるラチチュードのふところの
深さが感じられるすばらしいタマです。マクロレンズなので大きくて重たいのですがそのぶん
上等なガラスがたっぷりつまっている感じで撮影が楽しいのです。

ボディもレンズガラスもミノルタやシグマから供給をうけている製品もあって「ライカ」の純潔度が
低いのが不人気の理由なんでしょうけど実際ほんときれいにうつります(^^)♪。
現役時代に王さんにつぐ打撃成績を残しているのにほとんど無視されている野村さんみたいですね~。

ボディは今ほんとお手軽価格で売られていますしRカムや3カムのレンズはROMタイプのレンズよりも
安価に販売されていますので仲間が増えることを祈ってやみません。



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