***
週末コラム 17
***
今週も鳥の話題で「世界の鳥文化」
世界的に文化的ポテンシャルの高い一神教で
最初に登場するのはカラスのようです
旧約聖書の世界では、大洪水の折、ノアの方舟の上で
最初に放たれた鳥は、カラスでした
しかし、カラスは方舟には戻らず、次いで放たれたハトが
オリーブの若葉をくわえて戻り、ノアの期待にこたえました
航海の際に、鳥を放して陸地を探索するのは
古代バビロンの航海術で、ウト・ナピシュテムという賢人が
ノアの方舟とまったく同じやり方で、大洪水から動物たちを救護しています
カラスは、旧約聖書では「悪い鳥」の筆頭に挙げられていますが
環太平洋モンゴル文化では
(シベリアから北アメリカのインディアン、南米アステカ文化)
太陽の中に3本足のカラスがいるという神話があります
インドからインドネシアにかけては、鳥面人身のガルータというワシが
神格を備え、国営ガルータ・インドネシア航空のマークでおなじみですね
古代エジプトの文化では、ハヤブサが神格を備え
隼面人身の図柄が有名ですね
鳥を神格化する文化は、ほかにもまだ沢山あります
聖書に登場する鳥は30種類、万葉集に詠まれる鳥は57種
人間の文化と深いかかわりがある動物なんですね
下の別ブログ名前をクリックすれば移動します
ぱふぱふの別館入口 「my Favorites photo」