その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

春隣(はるとなり)

2013年02月01日 | Weblog

 

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春隣

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もうすぐそこまで春が来ているという意味で冬の季語となっています

さむさがこたえる真冬の時期にも、微かな春の予兆に

目を向けて暖かな季節に思いをはせます

冬至を過ぎ、たとえ寒さが厳しい日でも

太陽の光は強さをまして、日差しは畳の目ひとつ分ほど

伸びてゆきます

この時期の旬な魚は、わかさぎ

氷の下で勢いよく泳ぐ小さな魚を釣るワカサギ

氷に穴をあけて釣り糸を垂らしぴちぴち跳ねる魚を

その場でてんぷらにして食べます

カルシウムがとても豊富で丸ごと食べる醍醐味があります

又旬な野菜は、みずな・・・

京都では水と土だけで育てたことから水菜と書きます

京菜とほかの地方では呼ばれ

ピリリときいた辛みで関西では冬の料理の素材の定番

そして、この時期の鳥は・ジョウビタキ

オスの胸の鮮やかな橙色

「ヒッヒッ」「カッカッ」と鳴き、火打石の音のようだから

「火焚(ひたき)」と名付けられたとか

この時期一番目につく鳥です

そして花は・・フクジュソウですが

昨年は2月13日ころに花が見られましたので

あと2週間余りですが、今年は少し遅れそうです

太陽が明るさを増して・・陽が当たると開き

暮れると閉じる太陽とともに行動しているような花

鮮やかな金杯のような花が咲くのが待たれます

(花の写真は昨年のものです) 

「ひと口を残すおかはり春隣」 麻里伊

「叱られて目をつぶる猫春隣」 久保田万太郎 

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