その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

週末コラム 15

2013年02月02日 | Weblog

 

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週末コラム 15

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陽気がよくなって、小鳥たちの鳴き声がよく聞かれます

そこで今日の話題は「聞き做し」について

さえずりの「聞き做し」には

想像力が生み出したといってもよいものがたくさんあります

皆様は鳥のさえずりはどんなふうに聞こえますか?

さえずりと呼ばれる長く美しい鳥の鳴き方は

とりわけ鳴禽(めいきん)と呼ばれる小鳥の雄が

繁殖期に縄張りを宣言し、雌をいざなうときの鳴き方です

我々はその鳴き声を楽しみますが、その複雑なさえずりは

人に伝えるにはとても苦労します

昔の人たちは、さえずりのリズムを人の日常言語にあてはめて

そのニュアンスを伝える工夫をしてきました

代表的なのが「ウグイス」です・・

「法華経」であり「特許許可局」はよくご存じだと思います

この表現のことを「聞き做し」といいます

又鶏の「コケッコッコー」とかからすの「カアカ」は擬声語といいます

ここで少し鳥にまつわるものを・・・・

つばめ・・「土食って虫食って渋ーい」

メジロ・・「長兵衛、忠兵衛、長忠兵衛(ちょうべえ、ちゅうべえ、ちょうちゅうべえ)」

キジバト・・「先生バカー」は「親に孝行」にも聞こえ

コジュケイは・・「ちょっとこい」と聞こえますが

「母ちゃん怖い」「母ちゃん可愛い」などとも聞こえます

ホオジロには昔から沢山あって・・

「一筆啓上仕り候」「源平ツツジ白ツツジ」「京浜急行三崎口」など・・

ホオジロがさえずるとき

最初に「一筆」次に「一筆啓上」更に「一筆啓上仕る」

そして最後に「一筆啓上仕り候」と完成させてゆきます

鳥の声もただ漠然と聞くのではなくて、少し自分流に

アレンジした方法で聞いてみると楽しいかも

 

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