御伽噺(おとぎばなし)
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久しぶりのお休みが続きます
今日はきみのために
夜も本を読みましょうね
きみが本に興味を持ったのは
創作童話
最近は
むかしむかし~で始まる
御伽噺が大好き~
むかしむかしを~
省略すると
どうして読まないのと
叱られてしまいます
最近は・・新作童話まで
昔々とつけて喜んでいます
きみの頭の中には
昔虫が住んでいるようだ
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夢に入る前の語らい
御伽とは
身分の高い人の寝床に入って
お相手をすることでした
お相手といっても いろいろありますが・・・
やがて
重要視されていったのは
お話の相手でした
戦国時代以降になると
御伽衆といわれる職ができます
これはほとんど男性です
彼らは 諸国の情報を伝えたり
雑談の相手をしたりするのが仕事でした
テレビも新聞もないころ
情報や知識が如何に重視されたかということです
子ども相手の話を意味するようになったのは
明治時代以降のことだそうです
大切な人の枕元で 交わされた
さまざまな御伽噺の始まり
子どもに読んで聞かせる絵本や
お話の内容だけが 御伽噺ではなく
お母さん お父さんの
一言一言が御伽噺なのでしょう