偶さか(たまさか)
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仕事帰りの満員電車・・
外をぼうっと見ていたら
反対側のホームに
昔のあなたを見つけた
あなたもわたしに気がついた
小さく手を振ってくれた
なんだか少し
元気が出た
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偶さか(たまさか)
偶然 たまたま 稀に たまにという意味です
偶さかの「たま」は
滅多にないこととか たまにという意味に由来します
偶の字は形声文字で
音符は禺(ぐ)で
禺(ぐ)はじっと座っている様子を示します
また うずくまる獣の形から来てるそうです
そのような形をした「ひとかた」人形を偶ともいいます
その昔は
人を呪にかけるときに木偶人をつくり
呪儀の対象としたそうです
偶人は又副葬品でもありました
その場合にはふたつ並べられることが多かったので
偶は「ならぶ」などから偶数の文字も出来たそうです
さらに時代と共に
意味も広がりを見せてきました
いまはむしろ装飾語の意味合いで使われることが多いですね