その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

偶さか(たまさか)

2007年11月08日 | Weblog

偶さか(たまさか)

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仕事帰りの満員電車・・

 

外をぼうっと見ていたら

 

反対側のホームに

 

昔のあなたを見つけた

 

あなたもわたしに気がついた

 

小さく手を振ってくれた

 

なんだか少し

 

元気が出た

 

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***

 

偶さか(たまさか)

偶然 たまたま 稀に たまにという意味です

偶さかの「たま」は

滅多にないこととか たまにという意味に由来します

偶の字は形声文字で

音符は禺(ぐ)で

禺(ぐ)はじっと座っている様子を示します

また うずくまる獣の形から来てるそうです

そのような形をした「ひとかた」人形を偶ともいいます

その昔は

人を呪にかけるときに木偶人をつくり

呪儀の対象としたそうです

偶人は又副葬品でもありました

その場合にはふたつ並べられることが多かったので

偶は「ならぶ」などから偶数の文字も出来たそうです

さらに時代と共に

意味も広がりを見せてきました

いまはむしろ装飾語の意味合いで使われることが多いですね