その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

浮世

2007年11月25日 | Weblog

 

浮世

 

***

 

生きている間は

 

この世の人の

 

初恋の話を聞いて楽しみ

 

死んでしまったら

 

あの世の

 

最終恋の話を

 

聞いて楽しもう

 

最終恋の話は

 

初恋の話よりも

 

長い時間かかるだろうな~

 

~~~

 

***

 

この世はどんな世

中世ごろまでは

「憂世」と書きました

憂き(うき)

つまり 辛く苦しいのが

この世だったのですね

戦乱に明け暮れる毎日

天災、飢饉・・・・

そんな中 人々は

今生きているこの世よりも

死んでからのあの世に

憧れるようになっていきました

江戸時代になって

暮らしが豊かになるにつれて

「憂世」も「浮世」と書くようになりました

漢字を一文字変えただけで

まったく

生き方が変わってしまうこともあるのですね

ただ この「浮」は

「定めのない・空しい」「浮ついた」という

意味に解釈するようです

でも

「うきうきする」の「浮」だと思いたいですよね