捨て色(すていろ)
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きみが絵を描くと
いつも一色なくなっている
本当にこの色が好きなんだね
でもその色が
ほかの人から見れば
いつも残ってしまう色だから
いつも
誰かがくれる
きみは今から
経済通だ・・・(笑)
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なくてはならない色
「捨て色」とは色彩学の用語で
ある色をひときわ鮮やかに見せたり
より効果的に印象付けたりするために使います
目立たない色のことです
ベーシックカラーと言ったほうが
わかりやすいでしょうか
すべての色が
自己主張していては
お互いのよさを消してしまいます
どんな世界でも
それぞれの性格や特徴に合った
役割分担があるのですね
目立つ色に比べて
その存在に 気づきにくいということはあります
最近は
何色か セットになった化粧品の中で
どうしても余って捨ててしまう色のことを
捨て色と呼んでいるようです
言葉の使い方としては
少し残念な気がします
本来の捨て色は
捨てたようにさりげなく施していて
実はとっても必要な色
なくてはならない色のことなのですから